青年海外協力隊 算数・数学ブログ

協力隊員が任地・任国の算数・数学~生活・旅行事情まで、幅広く紹介するブログです

タンザニア北部 そろそろ振り返り

金曜日担当のタツです。

 

 


気づけばタンザニアに居れるのも後4か月。

 

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学校に出向くことができるのはもっと短い。

 

赴任した初日の写真。

 

これを見るのもあと何回か...

 

 

 

 

ちょっとずつですが、帰国に向けて準備を進め始めました。

 

 

具体的には、

 

①業務の引継ぎ。

 

実はこれが一番の悩みどころでしたが、

 

なんとあっさり解決。

 

 

教員の一人が自ら自分用に新しいパソコン買って

 

タツがそろそろいなくなるからね、今のうちに教わっておかないと

 

 


マジかーーー(ノД`)・゜・。

 

めっちゃいい同僚!

 

恵まれた環境だー( ;∀;)

 

 

 


②思い出作り

 

取り合えず、写真かな。

 

短期4月の休暇明けにちょこちょこ撮らせてもらおうか

 

 

後、何か学校全体でできたらなー、と。

 

具体案は考えてないヤツ←(;^ω^)

 

 

 


③後任

 

実はこの記事のつい先週、事務所へ赴いたときに得た情報で

 

自分が配属されているこの学校に後任(女性)が来ることが決まったらしいです。

 

 

ただ、かなり先の話。

 

予定では2021年5月ごろ。

 

因みにその時期だと、

 

今現在自分の任地サンヤジュウで活動しているボランティア6人は全員帰国。

 

うーん、交流があったらおもしろかったかもですが

 

そこだけ残念(>_<)

 


とは言っても、1年以上先はどうなるかわかりません。

 

もしかしたら諸事情で着任できなかったり遅れたりすることはあります。

 

 

なので、とりあえずうちの学校には校長と教頭と教務にのみ伝達。

 

他にはシークレットで。

 

とても嬉しそうでした。

 

「未確定だけどね」を何度言ったか(;^ω^)

 

 

と同時に、後任の方が来られても障害なく活動できるように

 

教員たちと少しずつ話し合い。

(あくまで、「障害なく」。

「簡単に」とはまた別)

 

「この成績管理とかは自分が好きだからやったことだからね。他の人に仕事を押し付けることはなしで( `・∀・´)ノヨロシク」

 

等々。

 

 


④ラスト授業

 

自分が受け持っている生徒は、赴任当初からずっと同じ子たちです。

 

思えば1年生だったのが、今では一つ国家試験を乗り越えて3年生に。

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1年生だったころ めっちゃ元気いっぱい

どちらかと言えば、自分がお世話になったかもしれません。

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補講やり終えてやったぜ( ・´ー・`)のポーズ

そんな子たちに、何か与えることができるものはないか。

 

多分、大それたことはできないですが、5月末の最後の授業までに考えておきたいです。

 

 

 


うん、現状何も思いつかない(・_・;)

 

早めに決めて準備したいなー。

 

 

 


と、今回は実績ではなく、思っていることを書いてみました。

 

 


一個おまけ

 

今年始まっての記事で

 

kyouryokutaimath.hatenablog.com

 

天井が壊れた(そして泥棒がinした)箇所ですが

 

 

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こんな感じで修復開始。

 

..

 

..

 

..


え、これまだ工事続くよね(。´・ω・)

 

じゃないとまた侵入されるよ( 一一)

 


ここはタンザニア

 

 

Pole pole(ゆっくり)工事しています。

 

 

ではまた次回。

南アフリカ共和国 ~子どもを1人ずつ紹介していくよ♪ Part2~

どうも~ 月曜日担当のカオルです。

 

今回は、企画第2弾! ということで、またまた生徒を紹介させていただきます(笑)

 

 

第1弾をまだ読んでない方はこちらから

 

↓↓↓

 

kyouryokutaimath.hatenablog.com

 

 

というのも、もう私がブログを書く日数も少なくなってきたので、私が見返した時に「こんな子どもがいたな~」と懐かしくなるよう、記録に留めておこうかと(笑)

 

 

それでは行ってみよう♪♪

 

 

~5年生の部~

 

 

①Ualwela(ウアルウェラ)

 

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Ualwela (ウアルウェラ)

 

1人目はこの子。

 

彼は5年生の中では非常に優秀で、とりわけ算数が良くできます。

 

全体的に見てもクラスでTop5には顔を出してくるので、万遍なく全教科出来ていますね。

 

また、授業中の指示への理解や、新しいルールや遊びのやり方に慣れることも早く、地頭が良いのだなという事を感じさせてくれます。

 

授業中も集中力があり、60分間座っていることも問題ありません。

 

また、先生が居なくなったから歩き回るという事もなく、座りながら机の上で絵を描いたり、手作りの紙で作ったサッカーゴールとかを使って誰かと遊んでいるようなタイプ。

 

あまり手を焼かせないので、悪い点がそれほど見つかりませんね。

 

良い点はたくさん持っている子なので、このまま成長して、大学に行ってほしいなと現実的に思える子の1人です。

 

 

 

②Takhalani(タカラーニ)

 

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Takhalani (タカラーニ)

 

タカラーニは、ベンダ語で「Be Happy」という意味です。

 

彼がGrade5でトップを争う問題児。

 

始めてきた先生でも、彼を教え始めて1週間で明らかな多動症であることに気が付くでしょう。まあ多動だけではないように感じますが・・

 

まだ5年生ですが、年齢は14歳。中学2年生にいなければならない歳です(多留年)。

 

彼は3人兄弟なのですが、全員彼と似た状況。

 

すが、彼が問題なのは多動であるだけであって、先生の言う事にも素直に従ってくれますし、スポーツも良くできます(そりゃ、中2が小5に混ざったらそうなりますが・・)

 

うちの学校では彼を特別支援に入れようという事で事務処理が進んでいますが、彼の家庭の場合お金の面からも少し厳しくて、現実的に話しは進んでいません。

 

こちらでの特別支援が必要な子は、「ある程度その子が成長してから入れよう」という考えが一般的。

 

日本でも言われますが、特別支援も「早期療法」が鉄則です。

 

時間が経てばたつほど手遅れになってきます。

 

でも「特別支援に入れる」ことは、親からしても大きな決断ですからね・・。学校側からも強制はできないので。

 

ですが、2年おきに留年するこの子のことを考えると、現状が可哀そうだなと思います・・

 

 

~6年生の部~

 

 

①Ndivhuwo(ンディブーウォ)

 

 

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ンディブーウォ

 

6年生クラス三ちびの一人。身長は現時点で128cmです。

 

とても小さく感じるのですが、日本でもやっぱりこれぐらいの子はいるのかな?

 

前まで髪を伸ばしていたのですが、2019年の終わりからはずっとショートヘアにしています。

 

彼女はいわゆる大人しくて、先生の話をしっかりと聞けて、お手伝いも出来るし責任感もある。そんな子ども。

 

6年生でもずっとトップのルサーニに続いて、クラストップ3には常に入ってきます。

 

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帽子をかぶっているのがルサーニ(バースデーパーティーの時の写真)

 

ちなみに左から2人目はザウーディ。

 

kyouryokutaimath.hatenablog.com

 

サムネの女の子。

 

 

ンディブーウォは学業優秀なのですが、英語は中でもとりわけ出来が良く、次勝てば全国大会に出場できる! という所まで行きました。

 

彼女のお父さんはベンダ族出身なのですが、ツォンガ族出身のお母さんと結婚。お父さんは英語やベンダ語はもちろん、南アでメジャーなズール語も含め、6言語ほど話せます。

 

言語能力がとても高いな~ と思うお父さんです。

 

彼女は本当に穴を見つけるのが難しい子ども。

 

地頭も悪くなく、コツコツと努力が出来る。わからない事もわかろうとする。

 

素直に先生の言う事も聞くし、かといって主張する時は主張できるし、誰かれも嫌われていませんし。こういう「出来る子は」仕事押しつけられて南アだと損(笑)

 

大学に行ける潜在能力が、現時点であるな~ と思う子の1人です。

 

 

②Wanga(ワンガ)

 

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彼の名前はワンガ。とても元気いっぱいの男の子。

 

彼は5年生時にヨハネスブルグからGogogoへ引っ越してきて、自分のおばさんやおばあちゃんと一緒に住んでいます。

 

ちなみに今回5年生の部で紹介したタカラーニとは従弟。

 

彼はタカラーニのようなADHD系の症状は見られず、普通に元気な男の子といった感じ。

 

算数は出来ないのですが、それは彼が元からできないというよりも、南アの算数の教授レベルが低すぎて、基礎計算が疎かになっているからであり、彼自身の能力は多くの面で高く感じます。

 

先ず話していて賢く感じますし、物覚えも良い。相手の言っていることを理解し、それを具体的な行動に落とし込むこともできる。

 

もっとはやくGogogoへ来てくれていたらな・・ と思います。

 

クラス内では男子内においてリーダーシップもあり、人からも好かれています。

 

全く勉強しないのに英語の出来が良いのは、元から頭が良く、言語能力も高いことが良くわかります。

 

ンディブーウォは努力型、ワンガは地頭型。

 

ですがコツコツ努力が出来ないというのはGogogoにおいて致命的な欠陥になり得てしまうので、彼が大学レベルに行けることは難しいかも・・

 

「もしあの子が〇〇だったら、上手く行くのに・・」と言われるのは、今だけですからね。

 

なるべく早く自分の将来に向き合い、自分がやりたいことを見つけ、それに向かって頑張る。または、とりあえずの勉強の大切さに気付けたら、元が良いだけにうまく行くのにな~ と思っています。

 

 

~7年生の部~

 

 

①Mulamuleli(ムラムレーリ)

 

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Mulamuleli(ムラムレーリ)

 

ムラムレーリ。愛称はムラム。

 

見てわかる通り、身長がほとんど僕と変わりません。

 

僕はぎりぎり170cm無いぐらいなので、中1で彼が身長が高いことがわかります。

 

でも実際にムラムは2・3回留年していると思うので、日本でいうと中3~高1ぐらいの年齢です。

 

この子ははっきり言って、勉強はできない。頭も良くない。

 

でも、めっちゃ良いやつ。

 

もう一度言います、めっちゃ良いやつ。

 

普通はこのぐらい身長が高くて、留年経験があり、勉強も出来ないとなると力を持っているだけに非行に走る子が多いです。

 

実際に去年いた多留の子は、今年は小学校に来ず、別の州で働いています。(当時その子は、7年生で16歳でした)

 

ムラムは初めて僕が来た年(2018年)の第1印象は良くなかった。背が高いし、礼儀もなってないし、受け答えも相手に不快感を抱かせる。

 

でも今思えば、大人しくて口下手だから、どうしても初対面の人にそういう印象を抱かせてしまうのかもしれません。

 

ムラムは先生のいう事も素直に効くし、授業中ほとんど理解してないけど問題に取り組もうとします。弟の面倒も良く見ていて、いつも幼稚園に行って送り迎えもしています。

 

地頭が良くないのと、勉強が壊滅的に出来ないのが本当に残念・・

 

彼の場合、普通に試験を採点していたら単位を落としてしまうので、なんとか彼をパス(進級)させようと、試験中に答えを暗に教えてしまう事もありますし、他の先生にも彼のテストの状況を聞いて、留年しないよう常に気を配っています。

 

何事に対しても容量が悪いですが、何か幸せに暮らして行ってほしいなと思わせてくれる子どもです。

 

この子が人のモノを盗るようになったなんてもし聞いたら、ものすごくショック。勉強はできないけど、「そういう事はしてほしくなかった」と思ってしまいます・・

 

幸せになって欲しい。そして俺がここにいる間は絶対に進級させる(チートしてでも笑)。めっちゃ良い子です。

 

 

 

②Dembe(デンべ)

 

 

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Dembe(デンべ)

 

クラスのトップ3に入るぎりぎりのラインにいる子です。

 

彼女の強みは英語。

 

言語能力がものすごく高いのか、めちゃくちゃ話せる。

 

クラスに1人だけいる、ぶっちぎりで英語を話せるような女の子。

 

彼女の家は立派で、液晶テレビもある。なのでおそらく小さいころからアニメ系のテレビを見ていて覚えたのでしょう。

 

学校にある英語の本も、一生懸命読んで、少しでも吸収しようとしています。

 

算数は普通。7年生の中でも真ん中くらい。

 

7年生は算数が出来る子が多いので、少しできるぐらいだと埋もれてしまいます。

 

教えていても、「理解が早いな~」とは思いません。

 

でも彼女がすごいのは、「先生、〇〇がわからないから教えてください」と言えること。

 

そして勉強に対する意欲が高いこと。ああ、こんな子どもに自分がなりたかった(手遅れ笑

 

今では生徒指導をする際に言語で「まったくわからない」状態になることはなくなりましたが、昔は良く彼女を呼んで、通訳をしてもらっていました。

 

その後も順調に英語を伸ばして行って、なによりなにより。

 

正直、大人になればあっという間に僕なんて抜いていくでしょう(笑)

 

逆に彼女に「生きた英語(ネイティブの)」をあげられていない自分が、少し申し訳ないです。やっぱり表現とかは、圧倒的にネイティブスピーカーの方が豊富ですから。

 

英語への自信と理解が、他の教科にも良い影響を及ぼし、成績にも良い反応が出ています。彼女は95%ぐらいの確率で、大学へ行けると思います。

 

というより、絶対中学から私立に行った方が良い。

 

進級を目標にするのではなく、もっと上の次元で闘える子になって欲しいです。

 

落ち着き、指示への適応力、仕事への責任感。とても信頼できる子供です。

 

彼女なら自費でも日本に連れて行きたいです(笑)

 

 

 

~今週の一考~

 

時に救われる子どもの無邪気さ

 

 

今回紹介したムラムレーリとの思い出で、僕が一番覚えているのは彼が発した何気ない言葉でした。

 

 

一時期(2019年2月頃)、僕は学校が嫌いで嫌いで、子どもの顔が見たくもない という時期がありました。

 

1週間ほどの期間だったのですが、その時は子どもと会話をしない、授業をただ淡々とやり、授業が終わったら職員室にこもり、宿題も出さない、放課後教室もしない、そんな状況でした。

 

きっかけは、「6年生のクラスが騒がしかった」という、ただいつもの1コマだったのですが、溜りにたまった不満が爆発し、子ども相手に怒鳴り散らし、「もう君たちを教えたくない!」と言って、教室を出ていきました。

 

その際にいろいろひどい事も彼らに言いました。先生失格です。

 

その次の日から本当に授業にはいかず、代わりに校長先生が6年生を教えてくれました。

 

僕は4・5年生だけ担当し、6年生の子どもは実質無視していました。

 

そんな中、ムラムが僕に近寄ってきました。

 

僕は「誰も近寄って来るな」オーラを出していたので、それで近づいてきた彼に対して「空気が読めなさすぎるんじゃない?」と思ったのですが、彼が言ったのが、

 

「先生、明日は6年生の教室に来るんですか?」

 

の一言。

 

しかも彼、英語が苦手なのに。間違い、躓きながらも話しかけてくれました。

 

その時に、

 

「いやお前、勉強出来なくて、授業中も集中していないのに、よくそんなことが言えるな・・」

 

と思いましたが、

 

「これだけ話しかけてきてほしくない時に、話しかけてくる天然の子って面白いな」とも思いました。

 

なんか常に下に向いてた気持ちのベクトルが、少し上に向いた瞬間でした。

 

それがその後気持ちが回復した直接の理由ではないのですが、その時に少し気持ちを上向かせてくれたのは、間違えなく彼の1言でした。

 

別に彼は今さら覚えていないとは思いますが、教師が言った何気ない1言も、子どもは覚えていたりしますし、子どもが言った一言も、教師は覚えていたりします。

 

そしてそれに救われたり、傷ついたりします。

 

なるべく傷つく言葉を言わず、救う言葉を言えるような先生でありたいなと、思いますね・・

 

帰国前ですが、改めてそんなことを思い出させてくれた、ムラムレーリでした。

 

 

ー今週(2/23~3/1)の簿記勉強時間ー

 

5時間。隊員報告会がありましたが、それにしても少ない(笑)

 

ですが、最低限終わらせなきゃいけないことは出来たので、しゃあない。また来週から頑張ろう。

 

 

 

それではまた来週♪

ボツワナ〜もうすぐ帰任!活動のまとめ〜

こんにちは〜!日曜担当のマユミです。ご無沙汰しております!

 

 

今回はワタシのラスト!記事!!になります。

というのも、もうすぐ任期の終わりを迎える時期になってきたからです。

 

 

来週からは新しい方にバトンタッチ!をします。フレーーーッシュ!!

 

 

ということで、今回は自分の活動期間1年半のまとめをしようと思います。

以下の点について徒然なるままに書いていこうと思います。

 

 

・任期を振り返って良かったこと

・日本の子供たちにどう還元してきたいか

・協力隊員を考えている人へのメッセージ

 

それでは、スターート!!

 

 

 

 

任期を振り返って良かったこと

 

 

関わった現地の人たちにとって。

 

私の要請は算数の学力向上だったので、とりあえず試験の成績を伸ばすような授業をしていました。

 

いまになって先生や子供たちと話していると、算数の楽しさとか学力向上にほんの少しは貢献できたかな〜とゆる〜く思います。

 

1年半なんてほんの一瞬でしかないんですけどね☆

 

でもそのなかで、ひとりでもいいから、日本人の先生がいたな〜、とか算数の授業してくれたな〜とかいつの日か思い出してくれればいいな、と思います。

 

教育は短期的スパンで効果は見えづらいので、子供達が大きくなった時にどうなっているか、少しでも何かしらのインパクトを与えることができていたら嬉しいです。

 

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この子達が10年後にどうなっているか…

 

また、私は初代派遣だったので日本人が村にやってくるということが、村人にとってこんなに大きな影響を与えるのかと驚きました。

 

日本人である自分がそこにいるだけで知らず知らずのうちに、日本のPRをしてしまっているんです。

 

村人が今まで知らなかった日本という国を知る機会。こう、シャキッとなりますね。

 

 

自分にとって。

 

新しい環境や人々に接するなかでいろんな発見があり、自分を客観的に見ることができました。

 

ボツワナに来る前と比べると、

「こんな考えになるんだ〜」とか、「こんな気持ちになるんだ〜」とか、「自分はこういう人間だったんだ〜」とか、周りや自分への見方に広がりができたように思います。

自分のことって案外知らないものですね。

 

また、いい意味でこんなに時間にゆとりのある生活って今後日本では、なかなかできない経験です。

ボツワナ人の大好きなところ、まーどうにかなるだろ精神で邁進〜〜!

 

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この笑顔が大好きです

 

 

日本の子供たちにどう還元してきたいか

 

ワタシは教員に戻るので、必然的に子供たちに国際協力を教えたり、世界の国々について教えたりすることになります。

 

しかし授業の中では自分の協力隊経験を前面に押し出そうとは思ってなく、聞かれたら答える程度にしようと思ってます。

 

こう、日陰でのほほんと暮らしていきたいものですね☆

 

何かの機会があったら、子供達にはただただ自分の普通が普通じゃないことを知ってほしーなーと思いますね〜。

 

 

 

協力隊員を考えている方へのメッセージ

 

ワタシは現職教員参加制度を使って派遣されました。

はたから見ても実感としても、先生達にとってかなり恵まれた機会だと思っています。

日本にいたら、絶対にできない経験をさせてもらえるんです。

 

日々新しい発見の連続!可愛い子供達!!自分のパワーアップ!!!

 

振り返ってみると楽しかった思い出の方が断然多いですが、もちろん最初はワタシも辛かったです。

 

水がない生活、電気もない生活。こんなに大変なんだなーと。

 

ただ、時間が解決してくれることってとても大きくて、いつの間にかなんとかなりました。

自分の生活リズムをゲットしたら、あとはもうこっちのもんです。

 

自分に甘くても大丈夫!無理をしない!なんとかなる!うぇい!

 

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愛着のある我が家

 

 

 やー。この1年半、本当にあっという間でした。

協力隊を経験できて、ボツワナに来れて。

 

 

 

それでは最後に。

 

このブログを読んでくださった方、今まで本当にありがとうございました。

 

発起人であり、ブログを盛り上げてくれた南アフリカ共和国のカオル。

 

このブログを一緒に書いてくれた同期。

 

みんな、本当にありがとう!!

 

 

 

ではでは、

 

Sala sentle!! (サラ・センテ!=ツワナ語で「またね!」)

~タンザニア北部~ 協力隊の1日のスケジュール

金曜日担当のタツです。
 
 
今回は、どうやら共同企画らしい
 
 
自分のスケジュールについて。
 
 
平日
 
 
大体04:00起床、朝シャンするためお湯を沸かします。その間夜中に来ているメールやニュースのチェック
 
04:30 10~20分ほど先日の衣類洗濯。
 
05:00 英語の勉強or授業準備(夜中ふと思いついたやつを言語化)
 
07:00 家を出る
 
07:15 学校着、8時まで作業
 
08:00~12:20 毎日80分(火曜日だけ80分×2)、どこかで授業。授業外はノートチェックや事務作業(最近は、2年生と4年生の国家試験の願書?作りの手伝い)
 
~14:30まで 何かしら作業があるときは継続、なければ英語ニュースサイト閲覧
 
14:30 昼食(去年は13:00~だったのに(・_・;).....)
 
16:00 雑談終わったら帰路に
 
16:15 帰宅
 
~20:00 パソコンをいじっていることが多いです。
資料作り・授業準備・英語記事閲覧・Excel使って諸々...
 
その後寝ます。
日本にいるとかなり早い方。
 
 
 

休日
 
 
07:00起床、自分としては結構遅いタイミング。二度寝あり(*'ω'*)
 
08:00家を出る、歩いて30分の市場へ
 
08:30 行きつけのお店で朝ご飯(毎回同じもの食べるので、もう何も注文しなくても座った瞬間お目当ての朝食が出てきます笑)
 
~10:00 市場で買い物済ませて帰宅
 
10:00~12:00 洗濯掃除
 
12:00~14:00 日に寄りますが、昼寝と授業準備
 
14:00~18:00 SNSもしくは電子書籍(最近になって始めました)、時々散歩
 
~20:00 数学の論文検索
 
そして寝る
 
 
 
と、かなりおおざっぱに書き下しました。
 
というのも、思い返してみると、
 
毎回これといって固定されているスケジュールではありませんでした。
 
なので、各時間ごと、確率的に一番やっているであろう内容でした。
 
 
最後に、今週の一枚(写真は先週の)

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生徒たちに先に実践させて

 

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小学生に教えます
日本にいた頃にとある方から見せてもらった遊びを
 
アレンジさせてもらいました。
 
 
小学生中学生両者から好印象。
 
こういうのを自力で考えられるようになりたい...(>_<)

さて、次はどんな活動をしようか。
 

ではまた次回。

ボツワナ〜活動のまとめ(1年8ヶ月を振り返って)〜

みなさんこんにちは、木曜担当エリーです。

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私のお気に入りの景色



早いもので、後2週間で任地を引き払う時期まで来てしまいました!

 

私の場合、ボツワナに来て最初の1ヶ月は研修、次の1ヶ月を任地への移動待ち。

 

ということで、実際に任地で過ごしたのは1年6か月!

 

しかも、その間に、小学校は長期休みが入るため、

 

子どもたちと実際に接することができたのは…

 

と考えると、活動できる期間て、と〜っても短いんです。

 

 

これから、現職参加を考えている方!

 

本当にあっという間です!

 

えっ?「そんなこと最初からわかってるよ〜」という声が聞こえてきそうですが、

 

私のように「超スロー・スターター」の方がいらっしゃったとしたら、

 

本当に気をつけてください!

 

おっいい感じになってきた!と感じた時には終わります(笑)

 

ただ、「いい感じになってきた」と感じられただけでも、

 

私はとても幸せを感じています。

 

 

 

振り返れば、いろんなことがあったと思います。

 

村には、たった一人の日本人

 

アジア人もほぼいない

 

明らかに違う見た目の私。

 

歩いているだけで、やたらと声をかけられ。

 

どこからともなく聞こえてくる「チャイナ!」

 

現地語で挨拶しただけで笑われ

 

英語も馬鹿にされ。(こちらの方、Rの音を異常に舌を巻いて発音します)

 

授業に行くと、担任は消え、学級崩壊し。

 

会議は、英語で始まり、5分後には全て現地語になり。

 

スーパーに行けば、店員から「ジュース買ってくれ。友達だろ?」

 

あーーーーー

 

ダメダメっ!いい思い出を書こうと思っていたのに…

 

ネタが、止まらない(笑)

 

今となっては、全て笑い話です。ホントですよ!

 

 

私の任地は首都にとても近く、比較的日本人とも会いやすい場所でした。

 

それでも、最初は、上に書いたようなことがあると、

 

あれ?目から何か流れている…

 

という日もありました。

 

でも、いつからかなぁ。

 

そんな任地や自分の家の居心地が良くなってきた時期があって、

 

学校である職場の居心地も良くて、子どもたちも可愛くて。

 

振り返ると、1年が経った頃かな。。。

 

学校で、活動計画を考えるのも、活動するのも、とても気を使っていたけれど、

 

校長先生も話を聞いてくれたり、担任の先生の方から声かかけてくれたり。

 

これは、私の場合ですが、何かが特別に起こって、このような変化があったわけでは

 

なかったと思います。

 

初めてのJOCV派遣で、向こうもどう扱ったらいいかわからない。

 

ちょっと人見知り(ボツワナ人)なところもあったり。

 

お互いの様子見が続き。

 

過ごす時間が長くなり。

 

私の授業も見てもらい。

 

私も授業を見せてもらい。

 

算数・理科以外にも手伝えることをしたり。

 

日本との交流の機会を設けたり。

 

このようなことをしながら、私は「計算練習」を始め。

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最初は1クラス、(1年半前)

 

それが2クラスになり、1学年になり、2学年持てるようになり…

 

というような流れから、今では2年生〜7年生までのすべてのクラスで

 

「計算練習」ができるようになりました!

 

基本的には、各クラス30分もらいます。

 

こちらで、クラスを訪れる時間割を組んで提示します。

 

その時間に行くと、担任の先生が今までやっていたことをやめさせてくれます。

 

1年前では、考えられなかった対応!!

 

以前だと、「今は◯◯してるから」「また来週でいい?」

 

って断られることもしばしば。

 

お互いに変われたかな…と。

 

今の方が、みんながHAPPY!

 

 

 

 

この1年8か月を振り返って、

 

こんな経験は、やっぱり日本ではできなかったかなぁと。

 

さて…日本に帰って、学校や子どもたちにどんな風に還元できるかな…

 

まずは、ボツワナって国を知ってほしい。

 

そして、海外に興味を持ってくれるような話しをしたい。

 

もちろん、ここでやっていた教授方法や工夫した教材も役に立ちそう。

 

日本を離れてから、ボツワナで発見したことがあったように、

 

日本に帰ってから、日本での発見も話したい。

 

 

 

 

今までも色々経験してきたかなぁって思っていたけれど、

 

人っていくつになっても新しい発見があって、

 

その場所に行ったり、その立場にならないと分からないことがあって、

 

本当に人生って面白い!

 

そして世界は広いよ!

 

 

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道でゾウにバッタリ!  塩湖でキャンプ!

ここボツワナは、世界でも有数のゾウの生息地帯となっていて、

 

サファリは、今まで経験した事のないものでした。

 

これは、日本では、絶対体験できないことの一つ!

 

その他にも、アフリカ大陸の旅行!

 

私が訪れた国は、

 

マラウイ」「南アフリカ」「ザンビア」「タンザニア」「エチオピア

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どの旅行も最高だった!

 

最も記憶に残っているのは、「キリマンジャロ登頂」

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2020年初日の出

5895m(アフリカ大陸最高峰)

 

過酷だった…

 

最終日の登頂アタックが、本当に過酷だった…

 

本当に、意識が遠くなって、足が動かなくなって…

 

こんな風に本当になるんだと実感。

 

と同時に、みんなに支えられることの大切さを改めて実感。

 

自分のちっぽけさを思い知らされ。

 

人の優しさ、思いやりに気づき、感じ。

 

山って本当に素晴らしい場所。

 

もし機会があれば、もう一度挑戦してみたい山。

 

 

 

 

 

さて、長々と書いてきましたが、

 

私は、「ここにこれて良かった」と思っています。

 

今でも、納得できない事、悔しい事、悲しい事、

 

人のせいにしたい事は正直あるけれど、

 

そんな事にも気づかせてくれた場所でもある。

 

人間いくつになっても、日々勉強ですね。

 

 

 

 

そして、最後に、この企画を考えてくれた「カオル」

 

このブログを支えてくれた、みんなにお礼を言いたいです。

 

みんな本当にありがとう!

 

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この家ともお別れです!

 

3月からは、ボツワナの後輩隊員に引き継ぎま〜す!

お楽しみに!!!

ナミビア~活動のまとめ~

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はいさい!火曜日担当れーねです。最近の任地は雨季全開で,昼間はこんな青空でも,夕方にはびっくりするぐらいの雨が降ることが多いです。f:id:kyouryokutaimath:20200221190158j:plain

任地にこんな池ができるくらい!信じられません。f:id:kyouryokutaimath:20200227182126j:plain

 

さて,今回は活動のまとめということで,最後の更新になります。

内容は,1)どんな活動をしてきたか。 2)2年間を振り返って良かったこと。 3)これから協力隊員を考えている人へメッセージ に分けて書いてみようと思います。

 

それでは,1)どんな活動をしてきたか。

現職参加組は,7月に任国に着き,8月から任地へ派遣されます。ターム休みを除くと,その年度は9月から11月まで活動,次の年度は1年間活動し,2年目は3月末に帰国なので,今年度は1月中旬から3月中旬までの中途半端な活動期間になります。去年までは5・6年生の算数と4~7年生の体育を教えていましたが,今年度はターム途中で学校を去らないといけないことと,低学年の教育が大切だという事務所の意向から,担当学年は持たずに低学年(1年~3年)の主に算数の授業のサポートということで,授業を見学して,その単元に合う教材を作って紹介したり,書いたり考えたりに時間がかかる子どもの横に付いてサポートしたりしています。

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低学年の授業は基本現地語(アフリカーンス語)で全て行われます。また,あくまでサポート役なので,先生がサボりがちだったり,なかなか授業をしない先生だとなかなか難しい役回りだな,と実感しています。幸い,3年生の先生はベテランでやる気もすごいあり,授業の中で教材だけでなく,わたしも巻き込んで使ってくれるので,とても楽しいです。導入では子どもを使って興味を引かせたり,子どもを全員前に出して説明したり。工夫がされています。

 

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先生が休みのでクラスを任されたときは,Grade3で習字をしてみました。f:id:kyouryokutaimath:20200220091021j:plain

自分の名前を上手に書いてました。

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去年使っていた教室に併設されている小さな準備室みたいなところに,教材ルームを作って,そこに今まで作ってきた教材を単元ごとに整理したり。教員全員が使えるパソコンのデスクトップにフォルダを作って,今まで作ってきたテストやワークシート,教材などを入れてみたり。

 

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あとは,わたしの計算力向上の結果を見て8・9年の数学を教えている先生が,授業の始めにこの子たちにもかけ算の取り組みをやってほしいと言ってくれて,20マス計算をしてみたりしています。中2レベルでも20マス計算をスラスラ解ける子は3,4人しかいません💦f:id:kyouryokutaimath:20200227185255j:plain

 

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次は,2)2年間を振り返って良かったこと。

振り返って良かったことはいろいろあります。すぐに会える距離に日本人がいない環境の中で活動できた経験,分かった瞬間の子どもの顔やだんだん自信を持つようになって授業態度が変わった変化を見たとき,だんだん打ち解けて冗談も言い合えるようになった同僚たち,うーん,いっぱいあります。でもその中でも,いろいろな立場の人の気持ちを経験できたことが良かったことかな,と思います。

 

自分の任地は村なので,少し時間が経てば,みんなあの人は日本人のボランティアだと認識してくれます。しかし,隣町まで買い物に行けばそこは初めましての人ばっかり。肌の色や顔立ちの違いからジロジロ見られたり,コソコソ何かを話している様子も見られました。そっかー日本に来た外国人はこんな思いをしているのかー悪気はないのは分かるけど,気持ちの良いものではないな。これから態度を考えよう。とか。

 

現地語ばっかりで話をされるとちょいちょい分かる単語はあっても,何を話しているのか全然分からないことが多いです。私が日本で勤務していた小学校には,外国籍の児童が結構いて,放課後に日本語教室というクラスで日本語を勉強していました。全く言葉が分からない場所で生活する窮屈さ,疎外感,そして時間が経てば日本語を上手に話すようになっている柔軟さ,努力に改めて尊敬しました。

 

いろいろな立場の気持ちを経験して,これをされたら自分は嫌だな,と思うと,今まで自分が取ってきた行動を考え直したり,これからの行動を考えようと思ういい機会になりました。日本の職場に帰って子どもたちに伝える時にも,自分の経験から話ができると,ただただこうしなさいって言うだけより良いのかな,と思います。また,自分の許容範囲や視野も広がったのではないかと思います。これから日本で出会う子どもたちに活かしていきたいと思います。

 

 

最後は,3)これから協力隊員を考えている人へメッセージ 

とりあえず,行ってみたらどうでしょう!!

私の身近にはラッキーなことに,協力隊に参加したことがある人が何人かいたので,話を聞いたりその人のブログ読んだりして,イメージはある程度持てていましたが,自分が行くとなると話は別!2年間家族とか友達に会えないなんて,え?ええ?!どうなんの?!とかなんとも言えない不安に何度駆られたことでしょう(笑)いやー行ってみたら何とかなります。きっと,協力隊に参加してみたいなぁなんて思う人は,行っちゃったら大丈夫な人です。「案ずるより産むが易し」「住めば都」この2つの言葉を考えた人に本当ありがとうを言いたい。間違いなくなんとかなります。もちろん,しんどいこともあーもう無理ってときもありますけど,結果,なんとかなります。勇気を出すのは応募をするときだけ!とりあえず,応募だけしてみましょ?

 

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こんな感じでもうすぐ帰国だなんて,全然考えられませんが,どうやら現実みたいです。日本は大変なことになっていますが,4月から学校が始まるのか,てか職場がどこになるのかも分かりませんが,とりあえず,ナミビアに来れて良かった!!!!!後半サボりまくったこのブログですが,読んでくださった方々,ありがとうございました。

この後は同じナミビア隊員が引き継いでくれます。それでは,また☀^_^☀

 

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南アフリカ共和国 ~ライフスキル育成中~

 

どうも~ 月曜日担当のカオルです。

 

週が雨のおかげで楽だったので、がっつり5日間あった今週は少し疲れました(笑)

 

 

今週は、本来第9回ブログ内共同企画ということで、

 

「協力隊員の一日のスケジュール紹介」 または、 来月に帰国する隊員(現職参加)には、「協力隊活動の振り返り」をお願いしました。

 

 

特に、「活動の振り返り」は、その隊員の1年9か月の思い出が詰まっていると思うので、ぜひ見てくださればと思います!! 僕自身も楽しみにしております^^

 

 

僕の場合は、以前「協力隊員の1日のスケジュール」を公開してしまったので、別の話題にさせていただきます。

 

 

kyouryokutaimath.hatenablog.com

 

 

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て、話を日常生活にあてますと、ぼくのおばあちゃん(南アの)は腕輪(ブレスレット)を作るのがとても上手で、首都に行く際には他の人から作ったのを持って来てほしいと良く頼まれます。

 

来週首都に上がるため、それに合わせて今回もおばあちゃんに頼んで作ってもらいました。

 

 

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おばあちゃんの孫娘とおばあちゃん

 

現地の白人の人にも人気で、ゲストハウスのオーナーからも作成を頼まれることがしばしばです^^ 

 

 

次は授業中の一コマ。

 

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2乗の数のテスト中

 

最近子どもたちに、「11×11~19×19を言えたら、日本のお菓子をあげる」と言って、2乗の数の暗記をさせています。

 

僕は小学六年生のころに暗記したのですが、あまり使った記憶はない(笑)

 

でもルートの計算が7年生(日本でいう中一)で始まるので、まあ「11×11~19×19」ぐらいであれば覚えておいて損はないだろうとなんとなく。ランダム形式で子どもには答えさせます。

 

別に覚えていなくても良いと思ってるので、あくまで覚えた子には報酬を上げるという形を取っています。

 

 

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ご褒美のこんにゃくゼリー

 

もちろんすぐにクリアしてしまう子も出てきます。言うて、9パターン覚えるだけですからね。また子ども達をチェックしている僕は、おぼろげな記憶がしっかりと定着してきました(笑)

 

 

そしたらなんと「20×20~29×29もやりたい」という子どもが・・

 

え~~~~~ 俺も出来ないんだけど・・

 

でもやる気があるのはいいことなのかなと思い、その場で電卓で計算して、子どもにノートに書かせました。また自分自身も出来ないと恥ずかしいので、教えた日に家で練習して覚えました。

 

次の日「先生、私をチェックして!!」というので、チェックしたら見事に合格。

 

まじか~~い。ほんとに家できちんと練習するとは思わなかった^^

 

みんなが遊んでいる時に覚えるっていうのは、自分をコントロールしないと出来ないですし、「20×20~29×29」だと数字も大きくなりますからね。

 

そしたらなんと、「30×30~39×39がやりたい」とのこと。

 

 

(また家で自分自身も時間を使って勉強しなきゃいけないよ・・)

 

 

でもやる気があるのはいいことなので教えたら、次の日に合格。

 

結局その子は今週で~49×49まで終わりました。

 

どんだけ熱意とやる気があるねん・・

 

ちなみにその子というのが、以前記事でも紹介したルサーニ。

 

 

kyouryokutaimath.hatenablog.com

 

 

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Lusani(ルサーニ)

 

僕自身は、別に2乗の数を覚えること自体に必要性はないと思います・・(49×49とかいつ使うねん。筆算するわ!)

 

でも子どもが、「出来ないこと」⇒「出来ること」になるようにするための努力する過程にはとても大きな意味があると思います。

 

今回の場合の過程では、「どうやって暗記したらいいか」「家で努力して学習しなければいけないこと」「友達と共に学び合う」等々を子どもは学習を通して行っています。

 

なので出来るだけ鉄が熱いうちに打たせておくかと(笑)

 

でも僕にとっては2乗の数を覚えるのは意味がなく、自分の負担になるからやめてほしい(本音)

 

かといって子供が出来るのに、先生が出来ないと、盛り上がりに欠けますしね・・

 

ちらほら見返して、長期記憶として定着させようとしているところです(朝15分、夜寝る前15分やるだけで、ゆっくりと定着して来ますしね! 30分も使ってるやん 泣)

 

 

 

ーーー閑話休題ーーー

 

 

 

は今年度から、ライフスキルという授業を持っています。

 

日本でいうならば、生活科・家庭科・図工・音楽・体育 全部を混ぜました~という科目。

 

テキストはこんな感じ。。

 

何が言いたいのかというと、座学でやる場合に とっても退屈・・

 

そして試験はかなり簡単で、LS(ライフスキル)を落とす子はいないです(断言)

 

なぜなら、自分の意見を書きなさい、あなたの良いところを3つ書きなさい  という問題が多いので何を書いてても点数を上げやすいですし、 平常点も多くあげられます。

 

かといって、外(グラウンド)に行って遊ぶのは週1時間だけ(PEの授業は外で遊ぶ時間と解釈されています)と、校長からお達しが。理由は、中での授業に慣れるため。

 

まあね~。外に行って、ただ遊んでても時間が無駄だよね。

 

というわけで、この時間を僕的には、「いろんな遊びをやってみる時間」 と位置付けて、いろいろ試行錯誤しています。

 

 

 

絵を描いて、以心伝心ゲーム!!

 

 

日本語でなんて言うんだろ??

 

子どもたちには、「Message Game」 と言っています。

 

 

最初絵を描く時間を1分でやったのですが、時間が足らなそうだったので1分半に。

 

 

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お絵かき中~~

 

 

子ども自身にも描きやすいものと、そうでないものがあるようで、ライオン・車とかは比較的皆が上手に描いていました。

 

皆さんもご存じだとは思うのですが、このゲーム、1番最初の人が1番重要。お題を正確に描かないといけないですからね。

 

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この集中力が普段欲しい><

 

 

でも最後まで行く間に、絵がどんどんと変わっていくのが、出題者からすると一番の楽しみです^^

 

 

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(本人いわくライオン)



 

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これは何・・(お題はシマウマ)

 

 



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wwwwwww

 

 

このゲームは、子ども同士にも、友達の描いた絵を見ても良い時間を挙げると、すごく盛り上がります。

 

難しすぎて子どもが描けなくても面白くないので、15分くらいを使って2ゲームぐらいをやろうかなと思っています。

 

 

 

 

じゃんけん列車

 

 

 

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これまた日本でも有名なじゃんけん列車。

 

うちのクラスの子どもたちはじゃんけんを教えたので、こういうじゃんけんを使ったり、グループ分けが必要な遊びがやりやすくなりました。

 

うちの学校の問題は、男子は男子で、女子は女子でやりたがること。

 

どうしてそんなに別々で遊びたがるのかが、僕にはいまだによくわかりません・・

 

理由を聞くと、お互いの良くないところを並べ立てるし(笑)

 

子どもの頃、女の子と遊べる、男の子と遊べる というのは、ちょっとどきどきする&より楽しくなった 記憶なんだけどな~~

 

彼らも家に帰ったら、どうせ同性の友達と遊ぶのに・・

 

う~~ん。わからない・・

 

 

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じゃんけん列車の欠点は、一瞬で終わってしまう事。

 

大人数でやるにはいいかもしれませんが、1クラス分ぐらいだとすぐですね。

 

あと、スピーカーが壊れてしまったのが、地味にキツイ・・

 

スピーカーがあると、小学校隊員としては活動の幅が広がるので本当に便利でした。

 

新しいの買ってもいいけど、どうしようかな~~

 

 

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5年生のじゃんけん列車中

 

 

 

 ③BINGO!!

 

 

日本でも人気があるゲームBINGO!

 

誰しも一度はやったことがあるでしょう。

 

いまだにパーティーとかで使われることもあるぐらいですからね・・

 

キッカケは日本に帰った際に、家にあった出玉をガラガラするやつを見つけたため。

 

何かに使えるかもな~ と思って持ってきたものの、存在をほぼほぼ忘れていました(笑)

 

先日ふとした拍子に気が付き、使ってみようかと

 

 

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番号発表前の謎の緊張感・・

 

ビンゴはルールも覚えやすいみたいで、子どもたちもすぐに覚えてくれました><

 

これのいいところは、たっぷりと時間を使えるところ。後、自分の労力も少なめ^^

 

マス目を書かせて、数字を書かせて、そっから球を1つずつ発表していく となると結構な時間を使います。

 

 

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カラコロカラコロ・・・

 

右端の彼、以前紹介したスポーツ大会で優秀な成績を収めた子です

 

 

kyouryokutaimath.hatenablog.com

 

 

 

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見てる分には面白い子です。。

 

 

 

学校ではこんな感じ。何べん、ペンを口にはさむなと言ったことか・・(泣)

 

何かを口にはさんでないと、落ち着かないのだろうか・・

 

 

ンゴの良い点として、複数のクラスを合同でやるときに、人数の多さに対する体力の消費が少なくて済む&子どもも楽しめる

 

というのが、本当に助かるポイント。

 

2週間ほど前に、うちの学校ではワークショップ日和(他の場所に、教員が研修に行く)で完全に人手不足。

 

それでも生徒をコントロールしなければいけない際に、非常にお世話になっています^^ 

 

景品は、8円のスナック菓子1袋。これでも子どもはドキドキわくわくやっています。

 

どうか飽きませんように・・><

 

 

 

Head, Shoulders, Knees and toes, knees and toes・・・

 

みなさん、この歌は知っているでしょうか・・

 

もしかしたら、子ども時代にやったよ~ なんて方もいるかもしれません。

 

 


Head Shoulders Knees & Toes (Sing It)

 

 

ここにも、Super Simple Learning と書かれていますね(笑)

 

おそらく本場では、幼稚園用の歌のようです。

 

うちの学校では小学5年生が楽しそうにやっています^^

 

 

こういう音楽系のいいところは、一緒に歌いながらできて、体の部位も覚えられて、体を動かすこともできること。

 

また飽きてきたらスピードアップ(1.25倍とか、1.5倍とか)することもできますね~~

 

 

BINGO!

 

 


BINGO | Super Simple Songs

 

 

これは僕が子どもの頃にやった記憶があります。

 

同じように歌ったり、体を動かしたりするための歌。

 

僕の記憶にあるという事は、おそらく小学生のころに、学校でやったのだと思います。

 

歌詞もリズミカルで、子どもたちもとっても楽しくやれます。

 

 昔は歌えなかったけど、今は歌詞を見て意味が分かるようになりました(笑)

 

 

 

ーーー今週の一考--- 

 

 

ーーライフスキルより、算数を教えて欲しい??--

 

 

ライフスキルの授業の話に戻りますが、

 

普段の算数の授業や、生活指導では「めっちゃ厳しい先生」なので、ライフスキルの時間は楽しむためのクラスだし、自分もテンションを上げて楽しもう♪ と思ってやっています。(現在6、7年生の算数。5年生のライフスキルを担当しています。)

 

ですが、この前、非常に考えさられる言葉を子どもから貰いました。

 

 

 現在ライフスキルを教えている5年生のうち数人の子が、

 

「先生、去年みたいにまた算数を教えてください。」

 

と言ってきたことです。

 

これには正直面喰いました・・

 

え?? 俺授業中、あれだけ厳しく指導していたのにどうした?? 聞き間違えたかな。

 

と思いましたもん(笑)

 

だってこちらとしても、準備等負担になる算数がなくなって、プレッシャーが少ないライフスキルの授業を持つことは嬉しかったですし、子どもにとってもライフスキルの方が圧倒的に楽しい と思っていましたから。

 

でも数人の子どもは、「 I can't do math now.. Teacher, please teach us」と言ってくれました。

 

今は私に変わって校長先生が算数の授業を持っています。この前校長先生の補習で入った際には、「以前出来ていた子たちも四則計算があやふやになっている」ことを肌で感じました。

 

この提案にはかなり心を動かされましたが、もう残り半年。私が居なくなれば、彼らも校長先生の授業を聞いて出来るようにならなければいけない頃です。

 

それに算数&ライフスキルの授業を持つことになると、かなり負担が大きくなるのでそれはしたくありません。持つならどっちか。また現在は自分自身の勉強の負担もあると、負担が少ないライフスキルの授業を持つ方が、理には適っています。

 

もし校長先生の授業で出来るようにならなければ、そもそもそういう(チャンスをつかめる)星の下で生まれてこなかったのだ とも思います(可哀そうですが・・)

 

ここの小学校では、限られた才能を持ったごく数人の子どもが、未来に繋がる基礎を築くことが出来ます。

 

教師の質、学校の予算・施設。子どもへのサポート。

 

機会からして平等ではない。それが南アフリカ共和国という国です。

 

教育の重要性を理解し(多くの親は理解していますが)、お金がある家の親は子供を私立に入れます。これは本当に当たり前の概念で、公教育でも「ある程度の質」が確保されている日本とは全然違います。

 

正直ここでも何人もの保護者と会いましたが、ピンからキリまで様々です・・

 

親も子を選べませんし、もっと悲惨な事に、子は親を選べません。

 

教師という立場になると、「こんなにいい子で、きちんとした環境を整えてあげればすごく伸びるのに。」

 

というパターンを見かけることはよくあります。

 

でも誰も他人のことをコントロールして、自分の思い通りの道へ進ませることはできません。

 

先生としてただできるのは、見守ってあげること。そしてなるべく良いと思える環境を整えてあげること。

 

良い方向に誘導するのは難しいですが、悪い方向に行くことはある程度防ぐことが出来ます。

 

 

僕が数年後この場所に戻って来た際、「刑務所に入っている教え子がいる」なんてことになっても驚きません。全然あり得る土地柄です。

 

でも反対に、「とても輝くような才能を持っているような子が、限られた資源の中で、本人の能力を上手く伸ばしてくれたらな。」

 

という事も切に感じます。

 

彼らには、「自分を頼るしかない」という事を、より早くから意識してほしいです。

 

 

己こそ己の寄るべ己を置きて誰に寄るべぞ。
よく整えし己こそまこと得難き寄るべなり。
自ら悪をなさば自ら汚れ自ら悪をなさざれば
自らが清し。
清きも清からざるも自らのことなり。
他のものに寄りて清むることを得ず。

 

https://ameblo.jp/tenjin1226/entry-11977064311.htmlから引用。

 

お釈迦様の言葉だそう。

 

誰か、何かのせいにすることは簡単です。でもそれは自分の弱さから逃げていることでもあります。

 

自分の未来は自分の責任。それは僕自身に対しても同じことです・・

 

ー今週(2/16~2/22)の簿記勉強時間ー 

 

20時間。辛い日もあったので、頑張れたほうかな。

 

来週プレトリアに隊員報告会で上がるので、来週は勉強時間が激減することでしょう・・

 

 

 

それではまた来週♪