青年海外協力隊 算数・数学ブログ

協力隊員が任地・任国の算数・数学~生活・旅行事情まで、幅広く紹介するブログです

ボツワナ〜活動のまとめ(1年8ヶ月を振り返って)〜

みなさんこんにちは、木曜担当エリーです。

f:id:kyouryokutaimath:20200227034153j:plain

私のお気に入りの景色



早いもので、後2週間で任地を引き払う時期まで来てしまいました!

 

私の場合、ボツワナに来て最初の1ヶ月は研修、次の1ヶ月を任地への移動待ち。

 

ということで、実際に任地で過ごしたのは1年6か月!

 

しかも、その間に、小学校は長期休みが入るため、

 

子どもたちと実際に接することができたのは…

 

と考えると、活動できる期間て、と〜っても短いんです。

 

 

これから、現職参加を考えている方!

 

本当にあっという間です!

 

えっ?「そんなこと最初からわかってるよ〜」という声が聞こえてきそうですが、

 

私のように「超スロー・スターター」の方がいらっしゃったとしたら、

 

本当に気をつけてください!

 

おっいい感じになってきた!と感じた時には終わります(笑)

 

ただ、「いい感じになってきた」と感じられただけでも、

 

私はとても幸せを感じています。

 

 

 

振り返れば、いろんなことがあったと思います。

 

村には、たった一人の日本人

 

アジア人もほぼいない

 

明らかに違う見た目の私。

 

歩いているだけで、やたらと声をかけられ。

 

どこからともなく聞こえてくる「チャイナ!」

 

現地語で挨拶しただけで笑われ

 

英語も馬鹿にされ。(こちらの方、Rの音を異常に舌を巻いて発音します)

 

授業に行くと、担任は消え、学級崩壊し。

 

会議は、英語で始まり、5分後には全て現地語になり。

 

スーパーに行けば、店員から「ジュース買ってくれ。友達だろ?」

 

あーーーーー

 

ダメダメっ!いい思い出を書こうと思っていたのに…

 

ネタが、止まらない(笑)

 

今となっては、全て笑い話です。ホントですよ!

 

 

私の任地は首都にとても近く、比較的日本人とも会いやすい場所でした。

 

それでも、最初は、上に書いたようなことがあると、

 

あれ?目から何か流れている…

 

という日もありました。

 

でも、いつからかなぁ。

 

そんな任地や自分の家の居心地が良くなってきた時期があって、

 

学校である職場の居心地も良くて、子どもたちも可愛くて。

 

振り返ると、1年が経った頃かな。。。

 

学校で、活動計画を考えるのも、活動するのも、とても気を使っていたけれど、

 

校長先生も話を聞いてくれたり、担任の先生の方から声かかけてくれたり。

 

これは、私の場合ですが、何かが特別に起こって、このような変化があったわけでは

 

なかったと思います。

 

初めてのJOCV派遣で、向こうもどう扱ったらいいかわからない。

 

ちょっと人見知り(ボツワナ人)なところもあったり。

 

お互いの様子見が続き。

 

過ごす時間が長くなり。

 

私の授業も見てもらい。

 

私も授業を見せてもらい。

 

算数・理科以外にも手伝えることをしたり。

 

日本との交流の機会を設けたり。

 

このようなことをしながら、私は「計算練習」を始め。

f:id:kyouryokutaimath:20200227060002j:plain

最初は1クラス、(1年半前)

 

それが2クラスになり、1学年になり、2学年持てるようになり…

 

というような流れから、今では2年生〜7年生までのすべてのクラスで

 

「計算練習」ができるようになりました!

 

基本的には、各クラス30分もらいます。

 

こちらで、クラスを訪れる時間割を組んで提示します。

 

その時間に行くと、担任の先生が今までやっていたことをやめさせてくれます。

 

1年前では、考えられなかった対応!!

 

以前だと、「今は◯◯してるから」「また来週でいい?」

 

って断られることもしばしば。

 

お互いに変われたかな…と。

 

今の方が、みんながHAPPY!

 

 

 

 

この1年8か月を振り返って、

 

こんな経験は、やっぱり日本ではできなかったかなぁと。

 

さて…日本に帰って、学校や子どもたちにどんな風に還元できるかな…

 

まずは、ボツワナって国を知ってほしい。

 

そして、海外に興味を持ってくれるような話しをしたい。

 

もちろん、ここでやっていた教授方法や工夫した教材も役に立ちそう。

 

日本を離れてから、ボツワナで発見したことがあったように、

 

日本に帰ってから、日本での発見も話したい。

 

 

 

 

今までも色々経験してきたかなぁって思っていたけれど、

 

人っていくつになっても新しい発見があって、

 

その場所に行ったり、その立場にならないと分からないことがあって、

 

本当に人生って面白い!

 

そして世界は広いよ!

 

 

f:id:kyouryokutaimath:20200227054108j:plain
f:id:kyouryokutaimath:20200227054109j:plain
道でゾウにバッタリ!  塩湖でキャンプ!

ここボツワナは、世界でも有数のゾウの生息地帯となっていて、

 

サファリは、今まで経験した事のないものでした。

 

これは、日本では、絶対体験できないことの一つ!

 

その他にも、アフリカ大陸の旅行!

 

私が訪れた国は、

 

マラウイ」「南アフリカ」「ザンビア」「タンザニア」「エチオピア

f:id:kyouryokutaimath:20200227053639j:plain
f:id:kyouryokutaimath:20200227054500j:plain

どの旅行も最高だった!

 

最も記憶に残っているのは、「キリマンジャロ登頂」

f:id:kyouryokutaimath:20200227053519j:plain

2020年初日の出

5895m(アフリカ大陸最高峰)

 

過酷だった…

 

最終日の登頂アタックが、本当に過酷だった…

 

本当に、意識が遠くなって、足が動かなくなって…

 

こんな風に本当になるんだと実感。

 

と同時に、みんなに支えられることの大切さを改めて実感。

 

自分のちっぽけさを思い知らされ。

 

人の優しさ、思いやりに気づき、感じ。

 

山って本当に素晴らしい場所。

 

もし機会があれば、もう一度挑戦してみたい山。

 

 

 

 

 

さて、長々と書いてきましたが、

 

私は、「ここにこれて良かった」と思っています。

 

今でも、納得できない事、悔しい事、悲しい事、

 

人のせいにしたい事は正直あるけれど、

 

そんな事にも気づかせてくれた場所でもある。

 

人間いくつになっても、日々勉強ですね。

 

 

 

 

そして、最後に、この企画を考えてくれた「カオル」

 

このブログを支えてくれた、みんなにお礼を言いたいです。

 

みんな本当にありがとう!

 

f:id:kyouryokutaimath:20200227055123j:plain

この家ともお別れです!

 

3月からは、ボツワナの後輩隊員に引き継ぎま〜す!

お楽しみに!!!