青年海外協力隊 算数・数学ブログ

協力隊員が任地・任国の算数・数学~生活・旅行事情まで、幅広く紹介するブログです

ナミビア~全国統一学力テスト+休みの話~

今日は火曜日,ナミビアからお届けします。

 

最初に少しターム休みについての話を。

ナミビアは3学期制で,現在1学期が終わり,先生たちは4月17日から

5月9日までのターム休みに入っています。

同期隊員の話を聞いていると,若干時期は違うものの,

4月~5月,7月~8月,12月の間にターム休みがあるみたいです。

 

日本の先生たちは,学校が夏休みでも冬休みでも,

いつも通り出勤して,プール開放や課外学習,部活,事務作業,次の学期の準備

などをします。もちろん休みも取れますが,学校閉鎖日は1週間ほどです。

しかし,ナミビアでは,生徒が休みに入ると,その2,3日後には先生たちも休みに入り(政府のカレンダーで決められている),休み中は誰も学校に来ません。年間で約2ヶ月ちょっとは休みになる計算です。こんだけ休んでいて帰国後が心配…(笑)

 

ちなみに,青年海外協力隊は年間で20日間の任国外旅行が許されています。

任国外旅行とは,決められた近隣国を20日内であれば,自由に旅行して良い

という制度で,学校隊員は主にこのターム休みを使って任国外旅行をしています。

わたしもこの制度を利用して,マラウイザンビアに行きました。

 

同じ学校にいるアメリカのボランティア,ピースコーの話によると,

ピースコーの制度はもっと厳しいらしく,年間で休みの申請ができるのは24日だそうです。一見,協力隊よりも多そうに見えますが,これは国内旅行・国外旅行合わせて24日だそうです。つまり,休暇として学校を離れていいのは年間24日だけで,あとはターム休みだろうがなんだろうが,任地で活動を,ということだそうです。

うちの学校は村にあり,結構な子どもたちが寮生活をしているので,ターム休みに入ると,寮の子たちはみんな実家に帰っていきます。もちろん先生たちもみんな自分の家に帰ります。学校の門には鍵が掛けられてしまうので,学校内の職員寮にただ一人残るピースコーは,学校の塀を乗り越えて出入りするみたい…。ターム休み後,ピースコーと話すのが楽しみです。

以上,お休みについての話でした。

 


さて,今回の本題!!

今月のブログ内共同企画は【全国統一学力テスト】です。

どれぐらい計算ができるのか,このブログを書いている隊員の学校で

同じ計算問題を解き,学力を確かめてみよう!という企画です。

 

問題はこんな感じ☟

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列ごとにAとBの2種類を配り,カンニングできないようになっています。

 

うちの学校では,Grade6で実施しました。

最高点は満点の20点,最低点は2点でした。

この学力差を同じ教室で埋めるのはおそらく無理なのでは,と思ってしまう…。

 

さて,このテストの結果を見て思うこと。

子どもたちの伸びから見ると,九九は1月に比べてマシになったような気がする。

けど・・・

繰り下がりのある引き算

2桁×2桁

そして

わり算!!!

これらが苦手であることが顕著に分かった。

知ってたけど・・・

顕著に数字で表れた(笑)


特に(14)2桁×2桁と(20)3桁÷1桁は正答率20%という結果になりました。


(11)の2×8と3×5の掛け算は正答率96%でしたが、(12)の9×□=63と8×□=72の正答率は48%という結果に。これはきっと8と9の段を覚えられている子が半数しかいないことを表していると思います。

 (13)の2桁×1桁が80%だったので、それを(14)の正答率アップへと繋げていきたいと思います。


内容が難しくなっていくのに,必要な学力が積み上がっていない子たちが

多すぎる。この底上げをどうしていくか,残りの活動の課題につなげていきたいと思います。

 

南アフリカ共和国 ~ブログ内共同企画 共通算数テスト~

どうもー 月曜日担当のカオルです

 

今日は

 

第2弾ブログ内共同企画

 

「各国共通算数テスト」 

 

を行い、それに対しての感想等々を述べていきたいと思います

 

 今回は、自分の学校内での5年生と6年生の出来を比較した感想を、書いて、次回全体的な他の国と比べてみた感想を述べたいなと思います

 

 

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用意したのは2種類のテスト(問題ごとの難易度はほぼ同じ)

 

 

なぜ2種類用意したかというと、1種類のみでは隣同士でのカンニングが起こるため、カンニングを防ぐ目的で2種類用意しました

 

 

うちの学校では、5・6年生(1学年1クラス)で実施したのですが、5年生は30分、6年生は20分ぐらいでほとんどの子が解き終わってました

 

 

え?? 時間かかり過ぎだって・・

 

 

しょうがないんです><

 

 

テスト内容としては、簡単な四則計算+ちょっと頭を使わなければならない虫食い問題

 

 

まあ、8割は最低取れて欲しいなー

 

 

と思ってましたよ

 

 

全体としての結果は、

 

 

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縦軸が人数。横軸が得点

 

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となりました

 

 

①、⑪、⑫、⑯番の、基礎の足し算と、簡単な九九で取れる問題が、80%以上と高正答率ですね^^

 

 

 

 

それでは

 

 

 

①クラス平均の差

②男女の点数の差

③8割以上とれている子ども

④4割未満(授業についていけてない)の子どもの割合

 

の4項目から見ていきたいと思います

 

 

 

①クラス平均の差

 

5年生が平均10.88、6年生が14.12と、両者の間に3.24点の差があります

 

3.24点と言っても、20点満点のテストですから、その差は大きいと言ってよいと思います

 

 

実際教えていても、6年生はクラスの70%は授業について来られているなと感じるのに対し、5年生は50%理解していたら嬉しいな・・

 

ぐらいの感覚です・・

 

その出来の差がもろに、数字に出ましたね

 

5年生の子どもは、足し算・引き算の単純計算でも計算ミスをしてしまう子の割合が高かったのに対し、6年生は堅実に簡単な問題を取っていったと思います

 

5・6年共に虫食い計算は苦手ですが、6年生の方が難しい問題においても出来は良いですね

 

 

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5・6年生の正答率分布表

 

赤で囲ってあるのが、頭を使う事を必要としない、単純な足し算・引き算の計算問題です

 

 

1問目の33+6は同じ正答率(88%)なのに対し(なぜ100%じゃないのかという突込みは置いておいて)、

 

4・5・6・8・10 番はそれぞれ正答率に大きな差があることが見て取れると思います

 

3番の正答率がなぜ肉薄しているのかは謎ですが、全体的に見て、簡単な計算問題(足し算・引き算のひっ算)をしっかり取っていってる6年生の傾向が見られます

 

反対に5年生は、取れるような問題でも、落としてしまう

 

繰り上がり・繰り下がりがこんがらがってしまって、10を次の位に上げるのか、それとも隣の位から取るのかわからなくなってしまったり、

 

単純に繰り上がり・繰り下がり計算の不十分さが考えられます

 

だからあれほど、フラッシュカードをまじめに覚えろと言っているのに・・

 

ちなみに期末テストとは違って部分点はありません♡

 

 

 

いて、穴埋め問題を比べてみたところ・・

 

 

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赤丸がついてる部分が穴埋め問題

 

2番と7番の穴埋め問題(それぞれ足し算・引き算)の差は5年生と6年生でかなりありますが、12番と17番(掛け算・わり算)の穴埋めの差はそれほどありません

 

これは足し算引き算の穴埋めがいかに難しいか・練習を必要とするかがわかります(当然ですね笑)

 

逆に、九九で解けるような掛け算・わり算の穴埋めは、九九さえマスターしてればいいということですね

 

これが例えば、13×◇=169 とかになると、途端に難易度が上がるんでしょうけど

 

 

 

は、正答率にほぼ学年間の差がない問題 

 

 

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正答率にほぼ差がない問題

 

 

正答率にほぼ差がない問題は、特に・掛け算・わり算に関しては九九の範囲内で解ける問題が多かったことが分かります

 

つまり同じぐらいの割合の子どもが、九九が苦手で出来ず、九九が出来る子はほぼ点数を取れているという事になります

 

 

 

②続いて男女の学力格差について

 

5・6年それぞれの男女&クラスの平均点

 

 

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これを見ると、女の子の方が出来の良いのが目に見えてわかります

 

(Femaleが女性、Maleが男性です)

 

表が少し見にくいですね。すみません。

 

に6年生では、男子と女子の平均の差は4点近く4.3点)になっています

 

5年生でも2.7ポイント差と差がありますね・・

 

また、8割以上(16点以上)取ってる子の男女の割合を比べてみると

 

 

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オレンジが女子。青が男子

 

6年生は、男対女で 1人対13人、 5年生は、3人対4人 となっています

 

5年生は全体平均で見ても僅差ですが、6年生では男女の格差が顕著です

 

もともとG6は女の子の方が多い学年(34人中10人が男子、24人が女子)ではあるのですが、人数割合比でもこの差はひどい・・

 

 

く小学校のころは女の子の方が良くできると、巷でささやかれていますが、私の小学校に限ってはそれを強く感じます

 

というのも頭の良さ云々の話ではなく、女の子のほうが落ち着いていて、先生の話を一応聞ける子が多いからだと思います

 

男の子も女の子も、日本の子どもと比べるとありえないくらい落ち着きがない子が多いのですが、

 

女の子の方がまだ落ち着きがあったり、先生の指導をまじめに聞いたり、素直な場合が多い気がします(あくまで僕の任地の話です)

 

反対に男の子でも賢い子はいるのですが、どうしても遊んでばっかりで、居残りで勉強させられるとなると逃げちゃったり、自分の学力がないのを認めたがらなかったりして、指導に手間がかかります

 

こちらは先生が学習を強制するという事がほぼないので、遊んでる子どもは遊びっぱなしです。そして留年します

 

また、親も子どもの教育に興味がない? のか 放置? な 親・祖父母がある程度の割合でいます

 

まあ自分が勉強したことがないのに、子どもに勉強を教えることはできませんよね・・

 

事実として、九九が出来る保護者はほとんどいないと私は思っています

 

に、それなりの仕事を得ている保護者は、子どもが学校でやっている内容の事も理解していると私的に思いました(家庭訪問をかなりの回数やりました)

 

 

 

えば最近学校を休んだ子(兄弟で5・6年生。どちらも成績が取り返しがつかないレベルで悪い)がいたのですが、

 

休んだ理由を聞いたところ

 

トウモロコシの実を剥がすのを手伝っていた(コーンの部分だけ取って、それをすりつぶして、主食となるパップの原料となる)

 

と言っていました

 

ちなみにこの時期はどこの家庭でも、この作業に追われます

 

しかし大概時間はたくさんあるので、家に帰ってから子どもに手伝わせたり、夜に行ったりします

 

うちの校長は、その話を聞いて

 

They're displaying how to fail to others!!! (彼らはどうやったら留年するかの見本を見せているだぜ!!)

 

と言っていました・・

 

その作業が大事なのはわかるけど、勉強はもっと大事ですし、時間はたくさんあるのだからわざわざ学校を休ませなくてもいいでしょ><

 

 

て話を、男女の学力格差に戻して、

 

 

学習ペースがスローな子ども、障害が明らかにあるような子どもの割合は、男女ともに同じぐらいなのですが、障害がある子はどうしようもないにしても、

 

学習を強制された(朝学習や居残り教室)際に、進度が遅いながらもきちんと取り組めるかが、男女の差を生んでると思えます・・

 

女の子は、遅い子も、遅いながら必死にやろうとする子もいます(こちらからプッシュすれば)

 

 

去年の5年生(現6年生)で、放課後残って私と一緒に勉強しながら、怒られたり、叱られたり、泣かされたり、褒められたり・・

 

そんな感じでやってきたこの中には、驚くぐらいできるようになった子も何人かいます

 

1つの科目が出来るようになると、勉強の面白さが分かったのか、英語等の他の科目でも努力しようとする姿勢が表れるようになった子どももいます

 

逆にクラスの多くが算数は苦手だったので、算数が出来るようになったことで、もともと英語等の科目が出来るような子が、全体順位でかなり上の方に来るようにもなったりしました

 

やっぱり出来なさすぎて、こちらとしては投げ出したくなることも多々ありますけど(自分だけかな?笑)、それでも叱ってもいいからしっかり見てあげる方が、自分の性格に合った指導方針だなと思いました・・

  

 

 

 

 

③8割以上とれている子ども(授業をほぼ理解できている)の割合

 

 

 

このテストは虫食い問題等もあるので、少し難易度高めです

 

また、彼らは注意欠陥がはなはだしいので、わかっていても数問はミスしてしまうんです(落ち着きのなさ・練習不足からのケアレスミスが多いんです・・><)

 

なので、8割(16点)取れている子どもは、授業を理解していると言っていいと思います

 

 

8割以上の子どもの割合は、

 

5年生 7人/26人(27%) 6年生 14人/34人(41%)

 

このぐらいの割合の子は、ほぼ完ぺきに今やっている内容も理解できていると思います

 

また、体感的には、5年生50%、6年生70%ぐらいはついて来れてますね

 

 

⑤4割未満の子どもの割合

 

 

このテストで4割(8点)を下回る子どもというのは、四則があやふやである→現在の内容にはついて来られていない という事を意味します

 

 

結局何をやるにしても、四則計算が出来ていないと、躓いてしまうので

 

4割未満の子どもの割合は、

 

 

5年生 6人/26人(23%) 6年生 3人/34人(9%)

 

です

 

まあこの際だからはっきりと言いますが、この子たちは何かしらの障害を明らかに持っていると思います

 

私には正確にはわからないのですが、例えば数字がみんなと同じペースでは覚えられない

 

朝学習・放課後学習をしても、それでも周りの子のペースについていけない

 

その日覚えても、記憶が次の日にほとんど定着していない

 

多重留年者。最低1度は少なくとも、多い子は3回留年しています(小学5年生まででですよ・・)

 

それも、1~3年生で2回留年すると自動で4年生には上がれるので、4年生で一度留年して5年生に来た子は、MAXでも3回です

 

学年は5年生だけど、年齢的には中学2年生なのです

 

しかも4~7年生では1回ずつ留年可能なので、

 

4年生で1回、5年生で1回・・・

 

となると恐ろしいことに

 

実際うちの学校には、7年生に1人そういう子がいます・・

 

5年生は、クラスの5人に1人がそういった障害を持つ(勉強が困難な)子どもです

 

正直、クラスの雰囲気を良くしようと思って、その子に何とか頑張って覚えてもらおうとしても、その子が頑張ってくれても、出来ないことはできないのです

 

特別支援に行くべき様な子どもがお金、交通事情の観点で村の公立小学校に来ざるをえない

 

そして、そういった子どもは何度も留年して、歳だけ重ねていってしまう・・

 

そしてその事を気にしない親。家でのフォローも見込めない

 

南アの闇はまだまだ深いです・・

 

 

 

それでは今回はこれで!

 

ではまた♪

タンザニア北部、休暇中も頑張ります

 

リキゾ(ホリデー)中のタツです。

 

先週金曜日、テストが終わり、学校を清掃して

さぁお休みだー

 

と自分含めて皆が喜んでいた時、校長から招集されました。

 

「来週なんだけど、1日だけでいいから学校来れない?」

 

自分が担当しているForm2は、国家試験がある年なので今週月火水は学校で授業をしないとダメ(らしい?)

 

但し午前中だけ(と言っても4時間拘束( ̄∇ ̄;))

 

本来は1週間ですが、タンザニアは今日金曜日が祝日なのと、イースターがどうのこうのなので(聞き流していたのでちゃんと把握してません(;^ω^))

この3日間だけForm2は学校へ来ます。

 

因みにForm4は2週間。

頑張るね

 

と言うことで月曜日に学校へ出陣、授業をしました。

 

火曜日と水曜日は英語の日でした。

(え、他の先生みんな来るの断ったの笑?)

 

結構何をしようか迷いました。

 

・先週のテストの解説

・苦手な分野の復習

・そもそも論として四則演算の徹底(理由は来週で)

・休み明けの授業をスムーズに入るための予習

 

で、結局テスト解説を数問だけ。

 

後は・・・数字遊びをしてました。

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これ。

どこかで見たような気がしませんか(笑)?

 

多分大学入試の勉強をしていると一度は目にしたことがあるのかなー程度で。

右の問題は詳しくは以下のurlから。例題2番です。

 

左から何番目、下から何番目の数字は?っていう問題です。

 

勿論、日本の大学入試ですと、文字を使った一般解を求めます

(左からn番目、下から1番目は?みたいに)

 

ですが、そんな問題を出しても解けないのは100も承知。

 

初めは数字の小さいものから、最終的には

「左か1番目、下から25番目は?」

ぐらいまで。

 

結構気づく子がたくさんいました。

中には数字全部書いている子もいましたが・・・(笑)。

 

左の問題もよく大学入試で使われます。

階乗を使って・・・

というものはさておき、

 

「時間あるだろうから何通りか探してみな」

 

的な感じで宿題。果たして全部見つけれるかな(*´ω`)

 

授業が終わると個別に質問する子がちらほら。

いい姿勢だなー( ;∀;)

 

話の流れで

「先生ってスワヒリ語喋らないの?」

と。

多分、教師や地元の人相手にはスワヒリ語で会話しているのを知っての質問でしょうけど

 

仲のいい先生(Form2の英語担当)から、英語力向上のためなるべく英語を通してほしいとお願いされているので(←結構意識高い)、

 

「いやー全然喋れないんだ( ̄∇ ̄;)」

 

と(いや本当なんですけどね・・)。因みに他の学年(特に1年生)にはよくスワヒリ語で話しているのも多分知っているのかな・・・?

生徒達との関係のためにも、ちょっとくらいならスワヒリ語話した方がいいのかな(・・?

 

では今週もこの辺で。

 

この記事が投稿される頃には私は旅に出てるでしょう('ω')ノ

南アフリカ共和国 ~現地語を学ぶ必要性はあるのか~

どうもー 月曜日担当のカオルです!!

 

 

南アに住み始めて10ヶ月目に突入してきました

 

 

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アメリカンピースコーと現地の先生

 

 

今回は

 

「現地語を学ぶ必要性はあるのか」

 

について考えてみたので、思ったことを書いてみたいなと思います

 

 

①子どもの国語教育の難しさと、英語の重要性

②もし英語が話せなかったら

(1)誤解が生じる&それを解けない

(2)情報が入って来なくなる

③もし現地語が話せなかったら

④まとめ

 

 

 

①子どもの国語教育のむずかしさと、英語の重要性

 

南アに限らず、多くのアフリカの国々では、英語を公用語の1つとしている国が多いと思います

 

英語ではなく、フランス語を公用語としている国も実は多いです(コンゴマダガスカルコートジボワールカメルーンセネガル・マリ等々、まだあります)

 

これらの国では、英語やフランス語が第1外国語として、小学校で教えられています(少なくとも南アでは)

 

わかりやすく言えば、日本の中学校の英語教育が、アフリカの国々では小学校から教えられている感じですね

 

ちなみに南アには11の公用語(現地語含め)があるのですが、

 

国語としては、それぞれの現地語を学びます

 

日本の国語は、日本語ですよね

 

南アでは小学校によって、国語として習う言語は違ってきます

 

つまり11の言語を国語として教える小学校が、それぞれにあるとも言い換えられます

 

言語はある程度地方によって分かれているので、地方によって国語として習える言語も異なってきます

 

 

日本で例えるならば、

 

青森県の学校では津軽弁を国語として習うが、福岡県の学校では博多弁を国語として習うイメージです

 

そして第一外国語として日本語を習います

 

それじゃあ、仕事を求めて、青森から福岡に出てきた親の子どもはどうするの?

 

子どもは両親が津軽弁を話していても、学校では国語として博多弁を習います

 

 

これほど子どもにとってハードな状況はそうないと思ます・・

 

ましてや、1年生で転校してくるならまだしも、4年生、5年生次に転校してきた場合にはどうでしょう?

 

言語の習得がほぼほぼ不可能ですよね

 

しかし現実にそういう子どもたちがいます

 

私の知ってる限りでは、

 

彼らの多くが現地の子どもに溶け込むのが難しくなり、両言語使いこなせないため、友達が作りずらい&学校の内容も遅れてしまう

 

という状況に陥っている気がします

 

だから私の任地の親たちは、子どもを自分の祖父母に預け、街へ働きに行くのでしょう

 

もちろん親もずっと子どもと一緒にいたいのは当然ですが、そういった教育への配慮が大きい気がします・・

 

 

 

さて、公用語が11もある国で出てくるのが、英語の重要性です

 

黒人同士でもそれぞれの母語でコミュニケーションが取れない

 

それぞれの言語は微妙に似てはいますが、互換性のない言語同士がほとんどです

 

そんな状況の中でとても重要なのが

 

「英語を話せること」

 

なのです

 

英語は全員が学校教育で習うのでわかる

 

多言語を話す人がいる国で大きな意味を持つのが、英語やフランス語といった公用語だと思います

 

英語を話せれば、全員とコミュニケーションが取れる。生活に必要な情報を手に入れることが出来る

 

いろいろな現地語が入り混じる南アだからこそ、重要な英語教育です

 

逆に英語を話せるのは仕事を得るうえで「当然」の事となっています

 

高給な仕事には、英語+α が必要なのです・・

 

 

②もし英語が話せなかったら?

 

まずは、もし英語が話せないで南アに来たら何が問題になりそうか 

 

を考えてみたいと思います

 

(1)誤解が生じる&それを解けない

 

1番大きいのがコミュニケーションに難が生じることだと思います

 

買い物はなんとかなるでしょう

 

生きていくのも、自分一人で生きていける環境(スーパーが近くにある。町に住んでいる。車がある)ならなんとかなるでしょう

 

仕事も、まあ教員でしたら子ども相手なので、首になる事もないですし、なんとかなるでしょう

 

 

1番不便なことはコミュニケーションが取りにくくなることだと思います

 

例えば、

 

いつ会議があるのかわからない

 

今先生が何をしに教室を出て行ったのかがわからない

 

先生の家庭の状況が分からない

 

何について相手が話してるのかわからない

 

 

つまり、周りがわからないことだらけになります

 

周りがわからないことだらけだと、私なら、だんだん疑心暗鬼に陥って来ます

 

どうして先生は笑ってるの?

 

なんで私にだけ会議の日程を言ってくれないの?

 

なんで勝手にペンを借りるの?

 

どうして私にはあいさつしないの?

 

 

こんな感じです

 

 

また理解不足で起こりうることで、解決しえたのに取り返しのつかないことが誤解です

 

先生が私に丸付けをしたいからペンを貸してほしいと言った

 

先生は返すのを忘れて、1週間後もそのまま何も言わず使っていた

 

 

よくある学校現場の1コマです

 

もし英語が話せれば、

 

先生はペンを採点のために借りたけど、一向に返さなかったので、どうして返さなかったのか聞いたら、忘れていただけだった

 

と、どうして返さなかったのかが理解できます

 

 

でも英語を理解できてないと

 

何か理由はわからないけど、無理やり流れでペンを貸すことになった。貸すのもやだったが、一向にペンを返してくれる気配がない。それ私のペンと言ったら、先生は何か言い訳を言って、ごめんなさいも言わず返してきた。とても不快。

 

 

こんな感じになるわけです

 

 

これはまあ1例ですが、言葉を理解してないと、こうやってだんだんと人間関係に溝が生じてきます

 

 

そしてお互いに信用できなくなり、最後は喧嘩別れのような形になってしまう事もあり得ます

 

 

(2)情報が入ってこなくなる

 

英語で行う先生方の会議等についていけないと、入ってくる情報がかなり少なくなってきます

 

だれだって2度同じことを言うのは嫌ですよね

 

まだ2回目を言えば理解してくれるのならばいいですが、もっと噛み砕いて説明しなきゃいけないとなると尚更だと思います

 

彼・彼女にはどうせ言ってもわからないし、伝えるのに時間がかかるから億劫だ

 

そうなると、今度は必要な情報すら入ってこなくなる事もあります

 

また、伝えなきゃと思ってても、忘れることが人間だからありますよね

 

こっちの人はもっと忘れやすい と個人的には思ってます

 

だからこっちが相手が言っていることを常に理解してないと、個別に大事なことを伝えてくれるなんて、こちらから聞かない限りあまりありません

 

でも、日本と仕組みも違う南アの日程・ルールなんて、逆に質問しようがないですよね・・

 

 

だからたまに、「それは全体会議でも言ってなかったし、聞いてないわ!」 

 

ってなることもあります^^

 

先生からしたらあまりにも当たり前の事だったのかもしれませんが

 

 

「いつテストがあるのか」

 

「何時から会議をやるのか」

 

「保護者会がいつあるから、何時から何時までその教室は使えないのか」

 

 

こういった情報も、コミュニケーションがうまく取れていないと、自然と入って来なくなってしまいます

 

南アではどうでもいい会話の中に、大事なことが紛れていることが結構あります

 

なぜなら会議が、重要事項を話すためだけのものではなく、取り留めもなく話して言って、急に思い出したかのように大事なことを言ったり、大事なことですら会議で言わなかったりするから

 

自分で相手が言っていることを理解できていたら、要らない情報は捨てて、自分にとって必要な情報だけを選び出すことが出来ます

 

日本でも皆さんそうしていると思います

 

自分にとって要らない情報をわざわざメモしている人がいたら、相当気配りできる人でしょう

 

このように言語が理解できていないと、自分の仕事にも支障が出てきてしまう 

 

と私は思います

 

 

 

③もし現地語が話せなかったら?

 

アフリカの国には何度もお話ししているように、1つの国に多くの民族・言葉が共存しています

 

日系企業に勤めて首都で取引先と会話する、観光地に行く

 

それであれば南アでは現地語は必要ありません

 

日系企業と取引を出来るような会社の人は南アでもエリート層です

 

そういう人は英語なんてペラペラです

 

日本から海外赴任できている人が、通訳抜きで直接1対1で現場の労働者と話をする 

 

なんてことも少ないと思います

 

 

しかし、もし国際協力をするのならば話は別だと私は思います

 

各地をいろいろ周って、通訳付きで指導する

 

そういう形であれば、多くの現地語を短期間で集中的に覚えるなんてかなり厳しいですし、難しいでしょう

 

しかし協力隊(2年間)の活動のように、草の根活動をしている人は別だと思います

 

本当に現場の最前線で働くような仕事をしている人ならば、現地語を覚えるべきだと思います

 

これは誰かに言ってるようであって、実は自分に言い聞かせてます

 

 

ここで私の話を少し

 

現に私も、来た当初はかなり熱心に現地語をやってました

 

私の場合、JICAからの訓練は一切なかったので、アメリカンピースコーがオンライン上に出しているVenda語の文法書(30ページほど)を見つけて、勉強していました

 

私の場合は任地にアメリカンピースコーがいるので、現地語を学ぶ際もかなり助けてくれました

 

ちなみにアメリカンピースコーでは任国での現地語教育が2-3か月ほどあるそうです

 

JICAは規模も小さしですし、まずは英語を高いレベルにという事で、現地語教育をしない場合も多いのでしょうね

 

南アだけでの規模を比べてみるとJICAボランティア約20人に対し、アメリカンピースコーは約180人いるそう

 

もう規模が全然違う 笑

 

話を戻して、

 

当初は同僚のアメリカンピースコーに聞きながら勉強していた私ですが、現地語勉強を始めて3か月ほどで現地語へのやる気がだんだんと失われてきました

 

最初は面白かったのですが、知れば知るほど複雑になってきて、どうでもよくなってきたんですね(-_-;)

 

それに日本に帰ってVenda語が話せたとして、誰が評価してくれるのでしょう・・

 

これらの理由から、少し話せるようになったところで最近までずっと勉強してませんでした(現在10ヶ月目)

 

しかし現に、自分の語学力が向上してないと自分でもわかりますし、先生たちからしてもそうです

 

なんかそうすると「自分が上手く溶け込めてないな」

 

あら不思議! 勝手に自分で思うようになってきてしまうのです

 

現地語を学ぶ気がないと、現地のティータイム(休み時間)

 

の先生同士のおしゃべりも時間の無駄と感じてきて、宿題の採点等々をするために一緒にいないことが増えてきてしまいました・・

 

私が信頼を得ている上で、そういう行動を取るのはいいと思うんです

 

でも現地語を話せない日本人ボランティアが、自分たちと一緒にティータイムしなくなったら、先生はどう思うでしょうか

 

私たちが現地語で話してるから嫌になったのかな?

 

と思うと、私は思います

 

お互いに遠慮して壁があると、いろんなことが言いにくくなりますよね

 

それがまた、仕事にも徐々に影響が出てくるんです・・

 

これマジで

 

「誰かに何かを言いにくい」ってなると、その組織または、個人の効率が落ちてくることを、南アで感じました

 

つまりボランティアは

 

「何でも聞くし、何でも聞いて!」みたいなオープンスタンスでいた方がいいと思うんですよね

 

そしたら向こうも質問してくれるから

 

相手から興味を持ってもらうためには、こっちから相手に興味をもたなきゃ

 

そういった、お互いに言える・認め合える雰囲気づくりに、現地語は大きく関わってくる

 

と私は強く思います

 

だから反対に、

 

「俺には現地語必要ないからやらない」

 

みたいなスタンスを内心思ってるならまだしも、態度に出ちゃっている人は良くないとも思います

 

それは相手の文化に対して、「興味ないねん!」

 

と、面と向かって言ってるのと同じ事ですから

 

 日本人だったらそれでも、自分の向上心のために相手に技術的なことを質問するかもしれませんが、

 

日本語を学ぼうとしている外人の方がどう考えても好印象で、助けてあげたくなってきますよね

 

逆に2年間もいて、現地語の挨拶も話せない

 

果たして良い印象をうけるでしょうか・・

 

 

現地語を話せると良い理由は、受け入れてもらいやすくなるのと同時にもう一つ!

 

 

コミュニケーションが取れると情報を手に入れられる

 

 

英語で話したことと全く同じ理由です

 

現地の人は現地語でやり取りをしています

 

会議が現地語で行われているよ という人も多いと思います

 

まあ正直、現地語の会議についていけるレベルに2年間でなったら、めちゃくちゃすごいと思いますが、ほとんどそういう人はいないと思うので、会議レベルの話はパスです

 

しかし日常会話ですら話せる、聞ける というのは大事です

 

なぜなら買い物に行ったとき、バスを使う時

 

現地語を話せれば、すぐに向こうが信頼してくれます

 

誰かがよからぬたくらみをしている時も、現地語が理解できれば、何を話しているかわかりますよね

 

同僚との会話でも現地語が話せるようになってくると、より先生の内部の事情や、どんなことに関心が今あるのか と等々わかって、アプローチしやすくなります

 

つまり、メリットとして

 

信頼を得られる=必要な情報が集まりやすくなってくる。より自分自身が安全になる

 

ということです

 

反対に全く理解できないような状況だと

 

信頼を得にくい=なにをやっても反対にあいやすくなる。英語の情報ですら集まりにくくなってくる

 

と私は思います

 

かの有名な武田信玄も言っていました

 

人は城、人は石垣、人は堀・・・

 

本当に自分を守ってくれるものは、強固なバーグラーバー(ドアや窓からの侵入を防ぐ鉄格子のようなもの。安全対策として、協力隊の家にはほぼ必ず設置される)なのではなく、現地の人からの信頼だと思います

 

 

さて、そろそろまとめに入りましょう

 

 

まとめ

 

 

話がいきなりとんでもない方向へ飛びますが・・

 

 

私が南米に言っていた頃であった、タカさん(南米を1人でバイクでぶらぶら旅している人で、コロンビア・エクアドルトいったかなり危ない国もぶらついていた人です)は、こう言っていました

 

 

 

結局周りが危ないって言うけど、言葉が分かってないから危ないのであって、言葉が話せたらアミーゴ(友達)にすぐになるよ!

 

 

 

ちなみにタカさんは、現地人の女の子とチャットして現地語を学び、宿でも個人的に参考書を読んで勉強していました(笑)

 

現地語覚えるには、現地人の彼氏彼女をつくるといいって言いますしね!!

 

 さて、結論

 

 

言葉を覚えて、アミーゴになってこそ、国際協力もはかどる!

 

 

 

 

それではまた来週♪

タンザニア~教育実習生とのはなし~

-2週間ぶりの土曜日はSaayaの日―

 

配属先に来ていた、教育実習生とも今週でお別れ。

 

先日、ある実習生と国旗の話からこんな会話になりました。

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タンザニアの国旗

4色はそれぞれ《緑:大地、黄色:鉱物資源、黒:人々、青:海》を表しています。

 

実習生:「タンザニアは、資源があるのに貧しい。日本は、資源がないのに何故発展しているの?」「日本は技術で発展した。でも、それらをつくるための材料はタンザニアのような国から持っていってるでしょ。」「だから、途上国と先進国の経済がともに向上することはないよ。」

 

私:「そうだね~うん、うん。」

 

文字に起こすと、斜に見た発言のように思えますが、鋭いご意見。

 

同時に、薄っぺらな回答しかできない自分に気付かされます。

 

模範解答は何でしょうか。

そんな実習生の、視点がおもしろかったので「もし、自分の授業を見せたらどんな疑問を投げかけてくれるのだろう」と思い、指導案を準備しました。「時間があったら授業見にきて」と伝えたところ、快く見にきてくれました。

 

単元は「Kutoa sehemu zenye asili tofauti(異分母分数の引き算)」

 

学習の流れ

教)教師の働きかけ メモ☟

 

1.手遊び「ミックスジュース」スワヒリ語Ver.を教師と一緒に歌う。

教)本時の学習内容に興味をもたせる。

2.本時の学習のめあてをつかむ。

分母のちがう分数のひき算のしかたを考えよう。

教)めあてと例題3/4-1/2をノートに書かせる。

3.目盛りが異なるポリタンクの絵から、差を比べるときに分かりやすい2つを選ぶ。

教)共通の単位にすること(通分)に気付かせる。

4.異分母分数のひき算の仕方を確認する。

教)分母の最小公倍数を考えればよいことをおさえる。

5.練習問題を解く。

教)途中の式を空欄補充にして、計算の過程に慣れさせる。

教)机間巡視をしながら、分母の最小公倍数の見つけ方、分母と分子に同じ数をかけても分数の大きさは変わらないこと、ひき算のしかたを助言する。

 

タンザニアの指導案は、最後に練習問題を解かせて終わり。ノートは毎時間集めて、次時の最初に解説。自分で丸付けさせたいところですが、教師の赤ペンが入っていないと家で叱られるうぅぅと子どもが言いにくるので、基本はタンザニアの方式に沿って授業を進めています。

実習生には、以下2つの項目で授業の感想を記述してもらいました。

 

①質問(アドバイス

子どもが、めあてをすぐ認識できるように教材をもっと改善すべき。

例題を与えたとき、 全ての子どものもとへ机間巡視してみて。

 

後で、詳しく聞いたところ...

授業のとき、私はカラーペンを忘れてきてしまい、子どもからボールペンを借りてその場をしのぎました。しかし、一番後ろからはボールペンで描いた部分が見えていなかった様子。そのことについて、子どもに見えているか聞いて確認すべきで見えていなかったら前に呼び寄せるといいというアドバイスをもらいました。

 

もう、自分のミスが初歩的すぎて日本から出直してこいレベルです。基本的なことから授業を見直していこうと思うきっかけになりました。

 

②自分の授業と比べて気付いたこと

子どもたちはねらいの意図を理解しており、教え方、教材がとてもよかった。あなたは、子どもをやる気にさせる指導ができる。教え方に工夫があった。

 

お褒めの言葉を並べていただいていました。素直に嬉しい♡何年経験しても自分のやり方に自信なんてないし、まして、他の人のやり方に口出ししようとも思わない。でも、今回のような交流だったら、お互い負担にならない程度で得られるものがあるのかなと。わざわざ時間つくって見にきてくれた実習生に感謝!

 

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上段:指導案、実習生のメモ

左 :カラーチョークで黒板をデコレーション

中央:実習生がつくった理科の教材

右 :最終日の打ち上げ☀お疲れ様!

 

★━━---———----━━★

手遊び「ミックスジュース」は以下の動画を参考にしました~☆フルーツは、マンゴーやオレンジ、すいかなど子どものリクエストに応えて歌いました。

 

タンザニア北部、どっちが・・・?

最近、隣人からバナナを大量にもらいます。

一日1本食べてもまた次から次へと増えます。

これはワタクシにとってとてもありがたい

 

え、理由?

 

以下を参照してください(笑)

 

kyouryokutaimath.hatenablog.com

 

 

さて、金曜日担当のタツです。

 

今日でタンザニアの学校は一度区切りがつきます。

 

明日から休みだー

 

タンザニアに来て3回目の休暇です。

 

しばらくはまた学校が静かになります。

 

生徒たちは今週1週間、今日までテスト。

頑張れ!(頑張ってるか(;^ω^))

 

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テスト用に机の間隔を広く。休日出勤して配置を考察

 

さてさて、実はわが校では昨日木曜日に数学のテストがありました。

所謂中間テスト。

 

出来具合は・・(+_+)ウーン

 

アタマを悩ませている主な原因は、

 

得点の差が激しい!

 

最低点はもちろん(なんて言ってはダメですが)、0点。

64人中、10人

 

最高点は78点。

 

因みに、
70点台・・・2人
60点台・・・なし
50点台・・・1人
40点台・・・5人
30点台・・・3人

 

後は引き算をしてください(笑)

 

点数が低いのは、定着率が低いのと、自分の教え方が悪いってことで。

今回この話を書いたのは、一つ気になるものがあったからです。

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上は今回のテストで出した問題。

 

II番は、どっちが大きいか、です。

 

因みに2番の、5/7と6/9ですが、昨年11月の国家試験に出た問題を引用しました。

国家試験で出るレベル=解けてほしい=解けない人がいる・・・

 

さて1番。

 

5と-6、どっちが大きいですか?

 

5って書いてほしいんですよね~

100歩譲って-6と書くのはわかります

 

こんな解答が

 

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え、何してるの?

 

どっち、て聞かれているんだから、どっちか書いてれば50%で正解するはずだけど・・・

まさかの第三の答え。(*_*;


という答えが10人いるかいないか・・・

 

因みに先週、20分ほどでしたが、数字は違えど授業で取り扱いました。

やり方も教えました。

結構仄めかしたはずでしたが、できず。

 

そもそも問題を、何を問われているかを理解してないんだと思います。

 

もしくは、英文が理解できなかったか。

 

以前、水曜日担当のいくとが、現地語のスワヒリ語に関して書きました。

 

kyouryokutaimath.hatenablog.com

 

こちらの生徒は英語は、個人差があるとはいえ、だいぶ話すことができます。

 

但しやはりテスト(読み書き)はどの学年も点数は低いです。

 

普段使っている言葉と、もう一つの公用語として強制的に使わされる言葉。

その違いはあれど、問題の根底は同じような気がします。


ちょっと数学と離れましたが、どこぞのお偉いさんが放った言葉に

 

「数学の問題が解けない半分の理由は、問題文が理解できていない」

 

とあります。

 

自分、数学で苦労したことはあまりなく、上の言葉に「何言ってんだ」的な考えを持ってましたが

ここにきてかなり痛快してます( ノД`)

 

休み明けは図形を取り扱うので

具体例をたくさん作って、見せて、イメージしやすい授業にします('ω')

 

 

おまけ

英語の理解について

テスト監督後、会話をしていた生徒数人を呼び止めました

 

自分「何話してたんだ」←英語

生徒A「自分寝てただけだよ」←英語

自分「おい、こいつの言ってること本当か」←英語

生徒B「・・・」

自分「本当か」←スワヒリ語

生徒B「う・・・ん」←スワヒリ語

自分「英語が理解できないのか?」←英語

生徒A&B「できない」

自分「いや、お前さっきできてただろ」←英語

生徒A「いや、本当はできないんだけど、さっきはたまたま聞き取れたんだよ」←急に早口スワヒリ語

自分「それって英語理解できてるよね。」

 

分が悪くなると急に英語の理解力が落ちるそうです( 一一)

後、なんで嘘つくかなー(~_~)


というもやもやも捨てるため、リフレッシュしてきます。

もしかしたら来週はお休みかも( ̄∇ ̄;)

では、ありがとうございました。

ナミビア~めあての提示~

突然ですが!!

こんな状況であなたならどんなことを感じるか,

イメージしてみてください。

 

①なんとなーく始まり,いつ終わるか分からない会議

②レジュメのないプレゼン発表

③チャイムが鳴り終わってもなお続く先生の話

 

さあ,みなさんはどう感じるでしょうか。

わたしはいつ終わるか分からない,流れが見えない状況に

きっとソワソワし始めると思います(笑)

でも,同じことを感じる人は多いんじゃないでしょうか。

そして子どもなら尚更・・・

ナミビアでは学期末のテストが行われていますが,

教室には時計がありません。子どもたちは1時間,教科によっては

2時間という長時間を与えられますが,残り何分かなんて,腕時計を

持っている子しか分かりません。私なら不安でしかありません…

 先が見えないと人は不安になります。

そして反対に、目標や流れを知ることで,人は落ち着いて物事に取り組むことができます。

これは授業を受ける子どもたちにとっても同じことが言えます。

 

それでは,今回の話「めあて」についてです。

めあてという言葉…なんだか懐かしい響きだなぁと感じません?

みなさんも,必ず一度は目にしたことがあるのでは?

英語ではいろんな言い方があると思いますが,わたしは

なんか一番しっくりくる「Today' goal」を使っています。

 

ここで日本の話を少し。

日本の小学校では,研究授業というものが行われています。

研究授業とは,簡単にいうと,たくさんの先生たちの前で授業を

公開して見てもらい,良い点や改善点を話し合い,より良い授業を

作っていこうという取り組みです。

何の教科を研究するかは,学校によって違いますが,わたしが

勤めていた学校の研究科目は算数でした。

そして,研究主任がいつも全職員に口が酸っぱくなるほど仰っていたのは,

「めあてを毎時間作りなさい!めあては大事です!」

ということです。

 

それでは,めあてとは何か。めあての何が良いのか。

 

今日の学習で何を学ぶのか,

何をゴールに頑張ればいいかが分かる。

 

例えば「位に気を付けて足し算をしよう。」というめあてであれば,

あっ,今日は足し算を学習するんだ。位に気を付けないといけないんだな!

という,今日の学習の内容を知り,目標を意識させることができます。

何がゴールで,何を意識させるかによって,集中力も変わってきます。

筋トレをするにも,何も意識せずに行うより,今どこの筋肉を動かしているのか意識しながら行うほうが効果があるのと同じですね。

 

うちの学校では,教科書が足りないので,子どもたちはノートしか持っていません。

なので,次の単元が何か,次の時間の内容が何かなんて知ることができません。

そこで,単元の流れを知ったり,後でノートを見返したりするときにも

めあてを見れば,その日の内容をより思い出しやすくすることができます。

 

また,めあてと合わせて

①宿題の確認

②九九のフラッシュカード

③例題をみんなで考える

④練習問題

⑤今日の宿題

のような,授業の流れも一緒に提示できるともっと良いと思います。

次やることが分かっていると,子どもたちも安心できますね。

 

 

日本では,前時の繋がりからめあてを子どもたちに作らせ,より主体的に

学習を進めようとしていましたが,ナミビアではそこまでできていません。

とりあえずは,子どもたちが「Today's goal は何??」と聞いてきて,少しずつ

めあてを意識してくれているので,まずはそれで良いかな,と思っています。

 

 

しかもめあてには先生にとっても良いことが☝

めあて(目標)が決まると,次に、授業をどのような流れにすれば

その目標が達成できるかを考えていくと,授業が組み立てやすくなります。

ぜひぜひ試してみてください。 

 

最後に賢い子のノートを。こんな風に書いています。

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