青年海外協力隊 算数・数学ブログ

協力隊員が任地・任国の算数・数学~生活・旅行事情まで、幅広く紹介するブログです

タンザニア北部 人生、上手くいかないもの

金曜日担当のタツです。
 
 

ちょっと間が空いてしまいました。
 
 
 
さてさて、とても大変なことになりました...
 
ご存知の通り、コロナウイルスです。
 
 
世界各国に散らばっている協力隊員も全員一時帰国の措置を取られました。
 
私、タツ(タンザニア)はつい先日の26日に帰国しました。
 
 
じゃぱんナウ。
 
 
本当に、今回の帰国を手配してくださった調整員の方々、ありがとうございます。
 
情報が数時間ごとに二転三転する中、しっかりと対応してくださいました。
 
 
 
と、ここでコロナの話をしても仕方がないので、
 
途上国の数学の話でもしましょ٩( ''ω'' )و
 

実はここ1か月ほど、バタバタしておりまして(コロナとは別件で)
 
任地にいないことが続いていました。
 
(そのせいでもあって更新できませんでした..)
 
 
そのとき取った対応策として、

 

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プリントを作ってました。
 
 
プリントごとき、どこにでもある・誰にでも作れる内容です。
 
ただ、一点試験的にしたのが、「予習としてのプリント」です。
 
 
普段いない時は「復習としてのプリント」が定石だと思います。
 
教師がいなくてもできるように。
 
 
でも、自分がいない時でも授業が進めれたらなー、と
 
少しでも前に進ませたい思いから
 
試しに生徒たちにさせてみました。
 
 

皆さん、公文知ってますかね
 
「公文いっくもん」
 
のやつです。
 
 

そんな感じで作ってました。
 
例題を示して、簡単な問題→ちょい難→新たな例..
 
 
公文にも良い悪いはあります。
 
なので、
 
(生徒には申し訳ないですが)
 
被験としてやってもらいました。
 
どこを改善したらうまくいくかなー、わかりにくい所どこかなー、と
 
タンザニア、ここの生徒に合ったのはどんなのかなー、と探りを入れました。
 
 

ちょっと余談で
 
タツは、
 
公文で生徒として12年間、スタッフ(アルバイト)として6年間お世話になりました。
 
20代後半の現時点で、
 
人生の7割、携わっていました(笑)
 
 
因みに青年海外協力隊になった要因はたくさんありますが、
 
その中の一つに公文に18年お世話になったのも一部ですが含まれてます。
 
数学が好きになったのがこれですからね(#^^#)
 
 
 
 
 
話を戻して
 
プリントの内容(単元)ですが
 
上の写真からご察しの通り
 
「統計」です。
 
 
実はここの単元は、今年始まる前からすでにプリントで実施するのを検討してました。
 
 
理由は
 
1. そんなに重要でない(試験にあまり出ない)
 
2. 昨年の最後の単元が統計、つまりその延長線上なので去年と被る所がある
 
 
というわけで、
 
自分が任地にいない時期を狙って(他の単元を先にする等の調整を行って)、
 
実施しました。
 
 
結果は
 
「思ったより上手くいった」
 
でした。
 
 
練習問題をノートに解かせて提出させてましたが
 
結構正答率が高かった。
 
他の生徒のノートを丸写しした輩もたまにいましたが(笑)、
 
大丈夫そうでした。
 
 
で、本当はこの後授業と言う名の「復習」をする予定でしたが
 
冒頭の記述の通り、日本に帰国状態となりました( ノД`)。
 
 
 
親バカならぬ生徒バカですが(;^ω^)
 
自分の担当生徒は賢い子が多いです(笑)

目標は、来年(自分はいませんが)の国家試験でもっと成績を上げる。
 
その基盤をしっかりしたいため、
 
土曜講座等も行いたいなー、復習用も作ろうかなー、と思ってた矢先でした。
 
 

しばらくは活動がストップです。
 
 

おまけの余談
 
 
ある日、JICAからメールで、「全員一時帰国」の知らせが届きました。
 
偶然にも、その前日、タンザニアで初のコロナ感染者が出ました。
 
その、初感染者確認の日は任地にいましたが
 
一時帰国知らせを受けたその翌日は全く別事情で任地を抜けて事務所に寄っていました。
 
またその同日、他国で前例があるからでしょう、タンザニア政府の判断は早かったです。
 
「明日から学校は一か月休み」令が出されました。
 
..
 
..
 
..
 
 

え、待って、
 
 
今事務所で、任地に帰るのは明日、
 
 
明日からは学校ない、隊員は近日中引き上げないといけない...
 
 
 

え、生徒とお別れの挨拶できないじゃん(;゚Д゚)
 
 
別れは突然と聞きますが
 
まさかこんな形で自分に来るとは...
 

そう考えると、色々やりたかったことができなかった思いが募り
 
後悔の念が後を絶ちません。
 
 
思ってもしょうがないですが、
 
あれを、これをもっと早くやり始めたらなー、と感じずにはいられませんでした。
 
 

自分は7月で任期は終わります。
 
もし、後3か月内に本部から「戻ってよい」の判断が出なければ
 
自分はタンザニアには戻れずに任期が終わってしまいます。
 
 
仮に許可が下りても、
 
タンザニアは6月は長期休暇で1か月休みなので、
 
(今回の措置でこの長期休暇が変動する可能性もありますが、)
 
5月までに戻れない場合は学校の活動ができなくなってしまいます。
 
 
そんなこんなで失望してた時、
 
帰国前日、調整員の方と話して
 
「学校内の活動ないにとどまる必要なくない?」
 
と言われました。
 
 
それにちょっとだけ救われ、
 
今は戻れた時用に下準備を行ってます。
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まさか昔使っていたスライドを活用するとは..後は英&スワヒリ訳
 
 
 

今できることを。
 
 
 
 

元気に過ごしております。
 
しばらくは日本からの投稿になりそうです。
 
後、画像のアップロード等ネットの速さに驚いてます。

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今年は桜なんて見れると思ってなかった...


ではまた次回。