青年海外協力隊 算数・数学ブログ

協力隊員が任地・任国の算数・数学~生活・旅行事情まで、幅広く紹介するブログです

新卒で協力隊に受かるには。自分に出来ることは何か考えよう!

どうも~カオルです。

 

2018-1次隊として、南アフリカ共和国へ派遣されていました。

職種は小学校教育。

大学を卒業後、新卒で協力隊に参加。

 

就職が決まる前に、自分が後輩隊員の人たちの少しでも助けになれるよう、新卒の子向けの記事を書いています。

 

 

kyouryokutaimath.hatenablog.com

 

 

kyouryokutaimath.hatenablog.com

 

 

 

今日は僕が思う、「新卒で協力隊に受かるために」というお話し。

 

 

きっと現在このブログを見ている人で、新卒で協力隊に受かるかな?

 

 

と思って不安な人はたくさんいると思います。

だからそんな人に、「こんな所を確認しておくといいよ」というお話。

 

今日お話する内容は、

 

①応募する職種

②職種の倍率

③自身の経験や資格

④情熱があるか

 

 

それでは見ていきましょう♪

 

 

①応募する職種

 

協力隊にはたくさんの職種があります。

 

小学校教育、中学校教育、美容師、助産師、看護師、スポーツ教育

 

いろいろな仕事がある中で、一つに職種を絞って受けなければいけません。

この職種選びがとても大事で、一つの職種群の中でしか受けられないので、

「美容師と助産師」、「小学校教育と青少年活動」

 

のように選択するわけにはいきません。

 

例えば、

 

「小学校教育」という職種で絞った後に、

派遣されたい国や細かい仕事内容(例えば算数教育or理科教育)で選ぶという流れ。

(第三志望まで書けます)

 

まずは自分自身が、どの活動を行いたいのか。

 

自分が行いたい活動が特にない場合は、

「どの仕事なら自分に出来そうか」

という視点で選ぶと、選びやすくなると思います。

 

協力隊に行く人が皆、ボランティア精神旺盛なわけではありません。

 

海外に住んでみたい人もいれば、海外で働いてみたいという人。

本当に様々。

だから、「○○がやりたい!」っていうのがない人は、以外に居ます。

その時は、「○○なら自分にも出来そうだな~」って考えてみると良いかもしれませんよ♪♪

 

特に新卒で資格がないけど、協力隊に行って海外に住んでみたい子は多いはず。

自分に出来そうなことはないかという視点で、考えてみてください。

 

 

②職種別の倍率

 

協力隊に行けるかどうかにとても関わってくるのが、この職種選び。

全然職種によって倍率が違います。

 

https://wakajps.com/blog/jocv-pass-rate/

 

この方のブログに、倍率等々が載せてあります。

確かJICAも出してたはず。

 

協力隊内で、ニッチでなく、比較的倍率が高い職種として、

 

・青少年活動

・コミュニティー開発

・教育系

 

が挙げられます。

 

また実際に派遣される人数が多い職種として、

 

・青少年活動

・コミュニティー開発

・学校教育

 

が挙げられます。

 

なんでも全体の三割の人が、これらを含めた約五職種に集まるという噂もあります。

(真偽は定かではありません)。

 

青少年活動・コミュニティー開発は、特に資格がいらないため、

応募者が殺到しやすいというのは実際にあって、

あんまり新卒で行く子の割合が高いイメージはないです(いることにはいます)

 

 

 

③自身の経歴や資格

 

 

協力隊は、フラ~と受けたら受かるものではないと、

今このブログを書いていて少し思いました。

でもきちんと準備をすれば大丈夫。

 

新卒の子に経験がないのはJICA側も理解しているので、

その中でフレッシュさ、やる気、根性をアピールしましょう。

(例えなくても、面接はプレゼンです。準備がモノを言います。)

 

 

新卒が多い職種としては、

 

圧倒的にスポーツ系と小学校教育。

 

私が応募した小学校教育に関していえば、免許&大卒の用件が多いので、

それに合致すればあまり落ちることがないと思います。

実際に出た倍率も見たことがあるのですが、合格者数が募集総数を割っていました。(求められてる数に対して、応募を満たせていない)

そのぐらい人手不足です。

 

でも免許は四年間かけて取るものだから、

そんな前から協力隊に行くことを考えられませんよね・・

 

反対に免許がいらない小学校教育の案件等は、

新卒では難しいかもしれません。

なぜなら、学校教育に携わりたいという社会人経験者は多いため、

倍率も高くなってしまいがちだから。

アートとか、音楽系ですね。

 

またスポーツ系の隊員ですが、

私の感覚だとみんなしっかりとした実績を残してるイメージ。

 

しっかり大学でスポーツをやっていたり、

全国レベルを経験したことがあったり。

全国に出場するってすごいことですよね。

 

なので日体大等の体育大学系の人が、スポーツ系の新卒には多いと思います。

新卒のボリュームゾーンと言えるぐらい、

スポーツ系隊員には新卒が多いので、

もしあなたが真剣にスポーツをやっていたならば、

チャレンジしてみるのもいいかもしれません。

大学でスポーツをやっていた、高校時代に真剣に打ち込んでいた等あれば受かりやすいと思われます。

 

今思い返すと、免許とか必要ない職種において、

新卒で合格するのは少し難易度が高そうですね・・

 

でも本当に、いることにはいますし、数も少ないわけではありません。

その人たちがスーパーマンであるわけでもないです。

 

そんな時は、自分の大学の学部と結びつけられる職種だったり、

自分の経験が活かせる職種を受けてみると良いと思います。

 

全く自身の経歴と関係ない部門と言うのは、

難易度が上がると思うので、しっかりESを書いて、

きちんとやる気をアピールしましょう。

 

 

④情熱があるか

 

最後はなんだかんだ情熱があるかどうか。

(ちょっと適当だけど・・)

 

本当に自分は協力隊に入りたいのか。自分のゴールは何か。

途上国で何を達成したいのか。

自身のキャリアにどう活かしたいのか。

 

協力隊はゴールではありません。

一通過点に過ぎません。

 

僕自身、協力隊に行って○○を成し遂げたいというのは無かったですけど(笑)

 

 

でも、

 

「海外に住める」

「海外で働ける」

「二年間、自分の将来について考えられる」

「行けば必ず成長できる」

 

等のことは考えていたので、

協力隊はゴールではなく、自分のやりたいことを達成する一手段に過ぎませんでした。

 

もちろん、

「途上国に住む貧しい人たちの手助けになりたい!」

 

というのも、素晴らしい目標だと思います。

 

「自分はボランティア精神がないのに、協力隊を受けてよいのだろうか・・」

とは思わないで欲しいです。

 

本当に人は様々。いろんな考えの人がいます。

 

いいじゃないですか。

自分の目的のためにJICAを利用するぐらいの気持ちで入って。

 

新卒の子の中には、

「まだやりたいことが見えない」

「考える時間がほしい」

「就活に乗り遅れてしまった」

 

いろんな理由があると思います。

 

もしあなたの中に、海外に行ってみたい気持ちが少しでもあるのなら、

青年海外協力隊にチャレンジしてみましょう。

 

「英語に自信がない?」

 

訓練所に入ってから猛勉強した同期の新卒をたくさん知っています。

ちなみにJICA訓練所で二回語学テストがあるのですが、

英語で基準を満たさなかった(派遣取り消しになった)人はいません。

 

合格する=派遣可能

みたいなもんです!

 

語学はすごく話せるわけではないけれど、

現地に溶け込んで、活動としての成果を残している人なんてたくさんいます。

 

そんな人がみな、社交的なバリバリの人って訳でもありません。

 

「出来ない理由を考えるのではなく、どうやったら出来るかを考えよう」

 

僕も大事にしています。

 

そこに機会があるのなら、チャンスをつかもう♪

 

 

おわり