青年海外協力隊 算数・数学ブログ

協力隊員が任地・任国の算数・数学~生活・旅行事情まで、幅広く紹介するブログです

南アフリカ共和国 ~子どもを1人ずつ紹介していくよ♪~

 

どうも~ 月曜日担当のカオルです

 

今週は大雨の影響で月~水曜日に、多くの先生方が学校まで来れず(雨が降ると橋が沈んでしまったりします)、学校がありませんでした・・

 

 

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家の前の道

 

 

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家の中もあちこち雨漏り・・

 

 

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家の敷地にあるトウモロコシもそろそろ収穫かな?

 

 

他の先生は来られなくても、僕の家は近いので出勤して、学校に来た子どもたちへの対応をしていました。

 

う~~ん。家が近いのも便利だけど、こういう時に雑用担当になってしまう・・

 

なので実質授業を出来たのは木と金のみ。

 

トホホ・・><

 

 

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こんな感じで学校に来る子どもも

 

 

再来週には隊員報告会で首都に上がり(水~土曜)、帰って来た週にはテストが始まります。7年生は教えてる範囲が終わりきれなそう。まあいつものこととはいえ、7年生の内容は難しいので、これからにも繋がってくる内容ですし、終わらせたかった。

 

 

 

 

 

さて、

 

日の企画は、

 

その名も、「子ども紹介 at  Gogogo Primary」

 

 

今まで協力隊の活動とか、学校全体の話とか、授業の内容とか、そういったものに焦点を置いてブログを書いてきたので、今日は子どもたち1人1人に焦点を置いた話をしていこうかなと思います♪

 

子どもの名前を知らないと、一人一人に対しての認識が低下しますが、彼ら一人一人にも名前があり人生がもちろんあります。今日はこの記事を読んだ後に、ちょっぴりGogogoの子どもたちに感情移入して頂けたら嬉しいです^^

 

 

が認識(顔と名前がわかる)している子どもは、おそらく小学校内で120人ほど。大人となると、村人含めて20人ほどです←この少なさは問題。

 

普段教えていないちびっこ(年長さんから小学校3年生まで)は、ほとんどの子の名前を知りません。

 

言い訳を一つさせてもらうと、教えてないのに名前を覚えるのはキツイ・・

 

ちなみに先生方は、自分の教え子でも名前を知らない と言ったことは良くあります(笑)

 

そんなわけで、普段教えている子たち(去年も含めて)から数人を選んで、皆さんに紹介したいなと思います♪

 

 

 

~5年生の部~

 

 

①Tshilidzi(チリージ)

 

 

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Tshilidzi

 

彼女は良く言えば目立つ子。悪く言えば悪目立ちする子。

 

何をするにしても、いちいち行動が目につきます。

 

不思議なんです、同じ行動をしているのに、それがあまり目に入ってこない子と、彼女のように目に入ってきやすい子がいるんです・・

 

そしてちょっぴり多動。

 

元々頭は悪くないのですが、落ち着きと集中力のなさが学習を阻害していると思っています。

 

クラスではちょっと浮き気味。僕に対しては快活で、英語とチベンダ語のミックス(チベングリッシュと呼んでいます)でしゃべってくるのですが、友達との付き合いはあまりうまくなさそう。

 

おそらく相手のことを思いやる気持ちとか、何気なく相手を傷づけちゃったりして、そこから修復するのが苦手なのでしょうね・・

 

女の子なのに、謎の1匹狼と化しています(笑)

 

この子のお母さんも知っていて、すごく明るく、おしゃべりのお母さんです。

 

いつも見かけると話しかけてくれて、とても陽気な人なので話していて楽しいのですが、落ち着きのなさはお母さんからの遺伝な気がする・・

 

落ち着きが出てきたら学力も向上すると思いますが、それが来るのはいつになるのやら><

 

 

② Ndiene(ディエーネ)

 

 

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Ndiene

 

去年まで1年間教えていた男の子。

 

今年から町の私立学校に転校していきました。

 

賢くて、こちらの4年生にしてはある程度の集中力・落ち着きもあります。

 

また英語がとてもよく話せる。学年に1人はいる、「すごく英語話せるな!」っていうタイプの子です。

 

算数では才能があるほどではありませんが、きちんと教えれば出来るようになってくれます。

 

また宿題もある程度やってきます。

 

字が汚くて、ケアレスミスをするのが難点。

 

性格はおしゃべりで、すぐに他人のミスをチクってきます(笑) なので空気を読まずに、自分が話したいことを話す時もしばしば。

 

ですがある程度の責任感もありますし、善悪の話をきちんと理解できるので、指導はしやすいです。たまに調子乗って大ポカをやり、大激怒されるのは彼が通るべき道なのでしょう。

 

ちなみに僕のスマホの画面を落として割った張本人。

 

 

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スマホを壊す前に遊んでいる決定的写真

 

 

「自分は割っていない」とウソもついたので、絶対に許さない と最初、僕自身は思っていましたが、僕も怒りが長く続くタイプではないので、結局2日後くらいには普通に接していました。

 

そしたらまた、「先生、携帯見せて~」とか言ってくる始末。

 

ちった~ 反省しろ!!

 

 

③Mashudu(マシュードゥ)

 

 

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Mashudu

 

最初見たときの第一印象は、「絶対この子留年してるな。要注意」。実際小学2年生時に留年しています。

 

体も一回り大きく、人相もちょっぴり悪目。

 

とても賢そうにはあまり見えない・・

 

といった感じでした。

 

 

しかし算数を教えていくにつれ、不安は驚きに。

 

覚えるのが早い早い・・

 

クラスで元々出来る子たち(成績上位者)を追い抜いて、算数では1番と言えるぐらいの実力になりました。

 

他の先生に聞くと、英語等の科目はイマイチなようす・・

 

算数では授業中の集中力もありますし、落ち着き、宿題の継続性もあります。

 

本当に素晴らしい。

 

しかし体が大きいのに性格は大人しめで、周りの子の喧嘩を仲裁する とか、リーダーシップとかはまだ見られません。

 

またあまり出しゃばったりもしません。

 

自己主張強めの南アでは珍しい。

 

ですが物分りもいいので、きちんと仕事はしてくれそうです!

 

 

 

 

~6年生の部~

 

 

①Zwavhudi(ザウーディ)

 

 

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Zwavhudi

 

彼女は、クラスのおしゃべりメーカー。

 

ずーと何かしら喋っています。

 

友達との言い合いも、舌が回る回る。

 

頭の回転が速いのでしょう。良く話すからか、英語はとても良くできます。

 

彼女がいないと、あれ、今日教室静かだな? と思うレベル。

 

身長も6年生にしては小さくて、135cmほどしかありません。

 

教科担任制なので、クラス担任を持っていないクラスの中には一日に一度も話さない子とかもいるのですが、この子は毎日必ず話しかけてきます。でもトラブルを起こす(お金が無くなったとか)のもしょっちゅう。疲れている時に洪水のように話されると、さらに疲れます・・

 

問題はたまに調子に乗りすぎてやらかすこと。良く調子に乗ってミスをすることは多いのですが(注意力には欠けているので)、それが人間関係のトラブルを招いてしまったり、大きなミスを起こしてしまうことがあります。

 

まあでも、本人がこういう性格なのを大人は理解していて、愛嬌もあるので、結構なんだかんだ許してもらえてる(笑)

 

この子はもっと集中できる時間を長くできれば、より勉強はできるようになると思います♪

 

 

 

②Mufhumudzi

 

 

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Mufhumudzi

 

彼は僕が来た年(2018年)には、それほど目立った印象はありませんでした。

 

その時は5年生のクラス担任(現7年生)を半年持ったのですが、印象としては「妹と顔が少し似てる子」ぐらいの印象でした。

 

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妹のMusengeli(ムセンゲーリ)

 

 

それが2018年にクラスで唯一留年したため、進級できず。2019年の1年間、クラス担任(5年生)として再び彼を見ることになりました。

 

2018年度の5年生は算数が出来る生徒が多かったので、ムフムージもそれほど目立たなかったのですが、新しく入ってきた5年生(旧4年生)は算数が壊滅的な状態(九九までしか教え終わることが出来なかった)だったので、良い感じでスタートを切れました。

 

元々留年したのは英語が原因なので、算数は問題なし。また、「俺はクラスで算数が出来る」という自信がついたのでしょう、きちんと宿題にも取り組むようになってますます伸びていきました。

 

クラスでもう1人出来る女の子がいるのですが、この子と席が隣になった時には、お互いに競い合うようにして算数プリントを何枚も解いていました。

 

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クラス1の出来、ポテンシャルでいえば、学校屈指の算数の才能を持つAtendaho

 

 

ムフムージの算数への授業態度は真面目なのですが、問題はそもそも留年する原因となった英語。2019年、2020年と、あまり改善している気がしません(笑)

 

でも確実にスピーキングは上達しているように感じます(僕によく話しかけてくるので、伸びは良くわかります 笑)。

 

また、常に子分を引き連れているので、年下に慕われる何かがあるのでしょう^^

 

彼は周りの環境に大きく影響を受けるタイプなので、自分個人で勉強しなければいけない公立学校より、周りのレベルも比較的高い私立に行った方が、より焦って伸びるのではないかと僕は思っています。

 

あと、ノートの汚さ直してほしい・・

 

 

③Lusani(ルサーニ)

 

 

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Lusani

 

彼女は一言で言えば、優秀な子。

 

学業も優秀(ずっとクラスで1番)、生活態度面でも問題になることはしません。

 

ちなみにGradeR(年長さん)の担任の先生をお母さんがしていて、その方も子どもたちから〇〇先生は良かったと言われています。

 

ちなみに子供は素直なので、〇〇先生はひどかった というのも平気で言います・・

 

明日は我が身(笑)

 

そんな徳のあるお母さんに育てられたからか、素行も良く、学業も立派なのはいいことです。

 

ずば抜けて算数が出来るわけではないのですが(先ほど紹介したアテンダーホやムフムージと比べると)、きちんと説明を聞け、理解することが出来るので、相対的に賢いイメージを僕は持っています。

 

どこかの能力がとんがっているというより、万能型ですね^^

 

クラスでもPrefect(日本でいう学級委員長)を任されています。子どもからの評価は、「女子の中だったら、ルサーニが一番しっかりしているね」 という評価のよう。

 

あまり積極的に僕に絡んでくるタイプではないですが、毎日何かしらで会話はしているように感じます。また別に僕が嫌われているわけではなくて、友達とうまくやれている証拠だとも思っています。

 

 

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親友の ギブン

 

先生に積極的に話しかけてくる子どもの中には、友達の輪に上手く入れなくて話しかけてくる子もいますからね。

 

彼女は周りの環境もしっかりしているので、放っておいても良い方向に向かっていくと思います。

 

しっかり周りに惑わされずに勉強を続け、ぜひ大学に行ってほしいです♪(Gogogo小から大学に入れる子は、大体クラスで3人の割合です)。

 

 

 

~7年生の部~

 

 

7年生は、自分が今までで一番長く持っている(授業を)クラスです。

 

初めて来た半年間のクラス担任(5年生時)を務め、去年一年間は授業のみ、今年はまたクラス担任を持っています。

 

一番しんどい最初の半年の時期を一緒に過ごしたこともあり、正直少し「特別感」が自分の中でもあります。

 

また、自分が一番力を入れた(最初のやる気)&クラスを乱してしまう子が少ない ことで、ある程度落ち着きがある学年ともなっています。

 

正直この学年は3人を選ぶのがかなり難しいのですが(できるなら全員紹介してもいいぐらい。エピソード付きで!!)、もう一度この企画をやることを前提で3人紹介したいと思います。

 

 

 

①Khuthadzo(クターゾ。クティと呼ばれています)

 

 

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Khuthadzo

 

この子はね、なんかもう可愛い&面白い。

 

見ているだけで行動が可愛くて、背も小っちゃいのでなんだか見てて面白い。

 

怒り方とか、恥ずかしがり方とか・・

 

いや、別にロリコンではないですよ。

 

この子のお父さんも知っていて、PTAのメンバーの一人で、すごくしっかりとした人です。お母さんは、ムッシーナという100kmくらい離れた町で働いています。

 

ちなみに前述した6年生のZwavhudi(ザウーディ)とは従妹で、一緒の家に住んでいます。

 

勉強はサボりがちな努力型。

 

特別賢いわけではないのですが、常にトライをしますし、宿題もある程度きちんとやってきます。

 

そしてしっかり教えればきちんと理解してくれます。

 

 

空き時間もお絵かきしてたり、ワークブックを自主的にやったりもしていて、先生にもきちんと提出してきます。

 

また仕事への責任感もあり、「自分の仕事を放りだす」 という事はほとんどありません(男子は責任感の欠如が見られる子が多い・・。僕もそうでしたが・・)

 

新しいものにもきちんと取り組みますし、発表とかにも積極的。

 

集中力もあり、年下への指導力もあります。

 

勉強は中の上くらいなのですが、彼女の努力する姿勢はどこかで生きてくると信じています。ぜひ良い人生をつかんでほしいです。

 

 

 

②Areneaho(アリネアーオ)愛称はアーリ。

 

 

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Areneaho

 

隣に住んでいる子です。敷地が同じわけではないのですが、家はお隣。

 

こっちに来て半年はよく、彼女の家に行って、彼女のお母さんとかと一緒に時間を過ごしていました。(今は牛進入用のフェンスが建てられたので、行ききしづらくなりました。。)

 

彼女は5人兄弟の末っ子。

 

姉2人、兄2人が居ますが、一つ上のお兄さんも19なので、彼女とは8つほど年が離れています。

 

彼女については家庭状況も良く知っていて、お兄さん二人とはとても気が合います。二人とも大学生(一人は医大生、もう一人は大学院生)で、年に数回しか帰省はしてこないのですが、その度に会って長く話しています。

 

彼女の兄弟は、まさかのGogogoから? というような典型例。とても先進的な考えを持っている2人で、学業も優秀だったそうです。

 

反対に女姉妹の方は、お姉さんは少し障害が入っています。妹さんは英語を流ちょうに話せて、頭も賢いように感じます。妹さんの娘も今小学2年生なのですが、とても賢いのは話していてわかります。Gogogoの環境でなければ、ものすごく伸びるでしょう・・

 

アリネアーオ自身は、頭が賢いわけではないように思います。ですが悪くもありません。きちんと教えれば理解できますし、彼女に必要なのは勉強へのやる気だなー と昔から思っていました(彼女の友達が、遊ぶのが好きな子が多い)。

 

ですが徐々に勉強への態度が変わってきて、宿題へのやる気、授業中の学習意欲が去年の半ばぐらいからだんだんと見られるようになってきました。

 

昔6色筋肉という計算練習プリント(1ケタの足し引き、繰り上がり・繰り下がり、九九、わり算を一度に行えるプリント)をやっていたのですが、彼女は全問正解(ノーミス)を幾度か達成していました。

 

六色筋肉の取り組みは下の記事で↓↓

 

kyouryokutaimath.hatenablog.com

 

 

 

これはタイムも大事なのですが、全問正解というのは並外れた集中力がないとできないと僕は思っています。

 

現に僕自身も、全部通しでやると1問くらいはミスしてしまいます←昔から注意力がなかったですから・・ テストで100点取れないタイプです(笑)

 

彼女にはそれが出来る。それは才能でしょう。

 

またコツコツと努力をしたおかげか、もともと下の上くらいの出来だったのが、算数に限って言えば上の下くらいまでに上がってきました。

 

これは本当に彼女が努力をしたからと言えます。

 

彼女と同じくらいの能力を持っていても、努力をしない子はやっぱり下の方に沈んでいますからね・・

 

アリネアーオは僕が居なくなる時、涙を流してくれる子の1人だと思います。やっぱ普段から(物理的に)近くにいてよく見ているからか、より感情移入をしやすいのだと思います。

 

授業中に「俺は今年の6月でいなくなるのだから、もっと自分の将来を真剣にみんな考えなきゃいけない。」という話をちょくちょくするのですが、その時も本当に悲しそうな顔をしますからね・・

 

子どもの中には、普段積極的には話しかけてこないのに、意外に先生のことを見てる子っていますよね。

 

6年生のザウーディとか、当日だけ泣いて、次の日にはケロッとしてると思いますよ(笑)

 

彼女のように突出した才能はないけど、きちんとした環境があれば伸びる子には、そばにいて教えてあげたいな、自分が居なくなったら大丈夫かな・・ と心配になります。

 

 

 

③Ndalamo (ンダラーモ)

 

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Ndalamo

 

Ndalamo。みんなからは「チョンチー」と呼ばれています。理由は不明。

 

彼女はまさに、算数の才能に愛された子ども。

 

算数が抜群に出来ます。

 

理解力も早く、計算も早く、インプットもアウトプットも早い。

 

 

でも算数以外の科目は チーン なのが悲しい所・・

 

なので全体的な成績で見れば、中の中もしは、中の下くらいになってしまいます。

 

僕が来て1か月ほど授業をやった時点で、この子は才能が他の子とは違うな・・ とわかるレベルでした。

 

普通の子が30分かかってすることを、10分で終わらせてしまう感じ。

 

算数に関しては記憶力も良く、昔やったことも良く覚えているな・・ と思います。

 

あまりおしゃべりな子ではないですが、ちょくちょく会話しているように感じます・・。まあできる科目なので、先生も好きだし、会話したいのでしょう。

 

その科目が出来ないと、先生のことも若干嫌いになっちゃったりしますしね。

 

責任感もあり、リーダーシップはないものの、自分の仕事はきちんとやってくれます。

 

この子の住んでいるお家を見ていると、なんてことはない中の下くらいのレベルの家なのですが(勉強が出来る子は、親もきちんと仕事を持っていたりするので、お家もある程度のレベルの家が多い)、神様不思議。

 

また算数に関しては努力もきちんとできて、宿題をほとんど忘れません。それどころか、週末に家にプリントを持って帰るのを禁止したら、「勉強したいのに」と不平を言うくらいです・・

 

天才で努力をするとはまさにこのこと。他の子が勝てるわけがありません・・。

 

しかし彼女に負けず劣らずの才能を持っているのが、今回チラッと登場した6年生のアテンダーホなのです。いや~、才能がある子が居ると、教えがいがあって、授業も楽でよいぞよいぞ^^

 

しかしそんな彼女でも私が来た時点では九九も出来ませんでした・・

 

そんな教授レベルが当たり前のGogogo・・

 

彼女には私立に行って、より高いレベルの子たちと競い合ってほしいのですが、そこは家庭の金銭事情もあります。

 

う~~ん。人生思ったようにはいきませんね。

 

 

ーーー今週の一考ーーー

 

「もし日本へ行けたら」

 

Gogogoの彼ら・彼女らの中には、非常に優れた才能を持っている子が何人かいます。

 

もちろん全国レベルで見てしまったり、日本の優秀な子どもと比べるとどうなの? と言われると難しいですが、このGogogoという環境の中で、きらりと光るモノを持っていると思います。

 

以前(2019年11月)、私の学校の校長先生が、JICAの支援で日本に行くことが出来ました。

 

それは3週間くらいのツアーで、日本の名所を周ったり、広島市内の教育現場を視察するものだったのですが、行く前と帰る前で校長の意識の中に明らかに変化が見られます。

 

 

一番大きいのは、校長が「自分がやりたいと思っていることは、決して間違えではなかった」と確信したこと。

 

ずっとこの村で教員をやっていると(日本のように教員の転属がありません)、村の考え、村の方針に従うことが基本になってきます。

 

そしてここの人達は、何かを変えることを根本的に好みません。新しい先進的な考えに対する、理解を得るのも本当に大変です。

 

私は日本の教育を受けてきた人間ですから、ここで教育を行っていると、正直に言って様々な不満が出てきます。そして教育現場が上手く回っていないことで引き起こされる問題に振り回されるのは子どもたちであり、その家族だと思っています。

 

ですが根本的に、被害者である子どもやその親に被害者意識がない(例えば、先生が授業を長くやることより、子どもたちが早く帰ってきて家事を手伝う方が大事と考えたり)場合、学校が適当でもあまり気にならないですよね。そうするとやる気がある教員としては、だんだん熱心にやるのが馬鹿らしくなってきます。

 

あえて「馬鹿」という言葉を使いましたが、正当な評価をされない場合、やる気が下がってくるのは当然ですよね・・

 

努力していれば報われるとも言いますが、流石に何年も評価をされない状況で1人頑張り続けるのは、難しいのではないでしょうか・・。また職場あるあるなのかもしれませんが、仕事ができる人に周りの負担が回ってきます。

 

 

話を校長に戻して、

 

元からやる気があったうちの校長先生は、日本に行って以降、より先進的な考え方を取り込みたい、自分自身もハードワークしなければ と思うようになってくれました。

 

私の活動にも理解を示してくれますし、私が村の人と対立したときには庇ってくれますし、自分自身も率先して他の先生方のお手本となるように行動しようと努力してくれます。

 

はっきり言って、うちの学校から日本に行って先生を出来るのは校長のみだと思います(笑)

 

 

しこの「日本に連れて行く」ということを、子どもたちに出来るとしたらどんなに素敵な事だろうと思います。

 

才能があり、学業が優秀な子を日本に連れて行き、刺激を受けさせ、帰国後も勉強に励ませる。そして成長した後に、その利益をGogogo村に還元したり、何らかの形で日本にも利益還元してもらう。

 

そしてGogogoの小学校と日本の小学校の交流も続け、お互いの子どもの利益になるような取り組みを続けていく。

 

もしそんなことが出来れば素敵だなと思います♪

 

 

実際の実現に向けて、実際に企画も進んでいたりいなかったり・・・

 

もしうまく実現した暁には、広報させていただきたいと思うので、その際はよろしくお願いします。。

 

 

--今週(2/8~15)の簿記勉強時間--

 

21時間

 

学校が3日間なかったので、のんびりと勉強出来ました(笑) 

 

 

それではみなさん、また来週♪