青年海外協力隊 算数・数学ブログ

協力隊員が任地・任国の算数・数学~生活・旅行事情まで、幅広く紹介するブログです

タンザニア北部ではまだまだ経験不足

という題にしましたが、おそらく途上国全土の問題だと思います。

 

金曜日担当のタツです。

 

今回特に載せる写真もなかったので

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毎週水曜日に行われているディベート大会の一部です。

 

 

さていい加減、数学とその他の教科の関係について書こうと思います。

書く書く詐欺にならないうちに(>_<)


自分の話から始めます。

ちょっと時間を巻き戻して

 

約7年前

まだ大学に入って数学を勉強し始めて(、わけわからんと嘆いて)いた頃。

とある教授から言われてことが

 

「英語の論文読むなら、英語か数学のどちらかが理解できればおおよそ読めるよ。」

 

と。

 

因みに当時(というか今も)英語はそれほど理解できるアタマではなかったです。

 

最初は半信半疑でしたが

いざ英語のヤツを読み始めるとよめる読める。

 

何に納得したかと言えば、当然ながらわからない専門用語がたくさん出てきますが

 

その前後の数式を見ただけで単語の意味がわかる。

 

(と言っても当時も数学が「できる」とまでは程遠い知識量でしたが・・)

 

さすがに全く違う分野のモノを読むとちんぷんかんぷんでしたが、

親戚の分野に当たるやつはおおよそ理解可能。

 

・・・

 

ということを思い出し、以前の記事で

「数学と英語のテストの点って必ずしも比例するのかな?」

と疑問に思っていました。

 

タンザニアでは小学校→中等学校で使用言語が英語に変わるので

勿論、問題文を読み解く最低限の読解力は必要です。

 

極端な話、

「数学100点、英語0点」はまずないと思います(;^ω^)

 

あまりあやふやな記憶から引きずり出すのはよくないですが・・

 

自分の高校時代、

「数学は問題文の意味がわかれば半分解けたのと同じ」

と書かれていた本(か雑誌)を読んだことがありました。

 

これ

結構(というかほとんど?)当たってると思います。

 

ってことで「何を問われているか」を知る言語能力は必要。

 

後は数学用語。

 

「LCMって何? Factorizeって何するの?」

 

これでは解こうにも手が付けられない状態です・・・。

 

「え、それって結局文法と単語で英語力が必要じゃん!」

 

はい、その通りです。

 

↑何かめちゃくちゃなことを言ってるようですみません

 

何が言いたいか

 

今の途上国で数学を学ぶ際は、

間違いなくその国で使われている言葉を理解する力が必要です。

 

ただ、理数(とは限りませんが)の教育制度が充実している国(要は先進国)ほど、

言語能力の必要性は微力ながら落ちると私は確信しています。

 

数学の記号は世界共通なので、

ある意味それ自体が言語に代わるものになるので。

 

知らない言葉・単語で数学の問題を解けるか解けないか、

キーになるのは

 

推測力と経験

 

なのではないでしょうか。

 

 

Find the KGV of 6 and 8.

 

上の文、おそらく一か所だけわからない単語があると思います。

 

わざとドイツ語を使いました(;^ω^)

 

ですが、おそらく皆さん頭の中に浮かんだ数字は

 

2か24 (もしくは14、2、48)

 

ではないでしょうか。

 

何故その数字がでてきたか

 

おそらく小学校で何度も繰り返し練習したからでしょう。

 

因みに、今年始まってすぐ上と同じ問題を新1年生に出しました。

(もちろんKGVが何かは教えてません 笑)

結果は

1割が24、1割が2と答えてくれました。

(一番多かったのは「空白」でした( ̄∇ ̄;))

 

正解した生徒たち

 

もしかして

 

「英語や地歴公はできないけど、数学ならできる!!」

という生徒がいるのでは・・・と思い

2月のテスト結果を拝見。

 

・・・

 

残念ながらなし

 

因みに、数学2点(平均25)だけれどもスワヒリ語92点(平均55)の生徒はいました。

これまたカナシイ

 

まぁ確かにボランティアが派遣されている時点で概して理数ができないのは知ってますが。

 

やはり途上国において「数学や理科は点を取りやすい」という生徒は今のところ皆無ですかね・・・。

 

 

 しかし結局どの教科がどのタイミングで必要になるかはわかりませんから

単に数学(理科)だけ理解できるアタマを作るのはやはり利点は少ないと思います。

 

ワタクシがいい具体例ですかね

 

え、センター国語の点数?

 

ひどかったですよ( ̄∇ ̄;)

 

では来週もまた見てくださいね~

じゃんけn( ` Д (( c≡≡( ・ ・)

タンザニア教育の問題点は英語?

どーも、こんにちは!水曜担当のいくとです。

 

2週に1回のペースで更新していくはずだったのに、すでに遅れ気味。

なんとか継続していきたいと思います。

 

 

今日は何を書こうかな~と考えていたのですが、

タンザニアの教育を語る上でやっぱりこれは外せないかなと思い、

今日のテーマは語学力です。

 

数学とは関係ないことばっかりこのブログに書いている気がしますが。。

 

タンザニア公用語スワヒリ語英語ですが、

英語の授業が始まるのは小学4年生のときです。

そしてセカンダリーからはスワヒリ語以外の授業はすべて英語でおこなわれます。

 

小学校で4年間英語を学んでいるとはいえ、当然生徒の大半は英語を理解できません。

そのため授業内容も理解できません。

黒板に書いてある内容をノートに丸写ししますが、読めません。

よって自分で復習することもできません。

 

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上の写真はある生徒の地理のノートです。

びっしり英語が書かれていますが、生徒に聞いたところ「まったく読めない」とのこと。

セカンダリーの授業では、英語の弊害がかなり大きいなと感じます。

 

 

ちなみに去年のうちの学校のForm4のテスト結果は、

英語が4800校中約4300位と良くなかったのですが、

実はその英語よりもさらに結果が悪かった科目があります。

 

 

その科目とは、、、

なんとスワヒリ語です。

スワヒリ語は4800校中4400位でした。

 

数学よりもひどい!!

 

もちろん彼らはスワヒリ語を話すことができます。

ただ、書くのがとても苦手です。

 

以前、生徒たちに数学の授業についてアンケートを書いてもらったことがありました。

英語では無理なので、スワヒリ語で書いてもらったのですが、、、

 

読めない。まったく読めない。

僕のスワヒリ語力の無さもありますが、現地の先生も読めない。

文法がめちゃくちゃだったり、単語が間違っていたり。。

 

 

セカンダリーの授業の弊害として、よく英語での教育が挙げられます。

まぁその指摘自体は間違ってはいないとは思いますが、

そもそもの問題として、スワヒリ語も出来てないじゃん!!と思ってしまいます。

そりゃあ、スワヒリ語が出来てないのに英語が出来るはずないんだよね。

 

スワヒリ語できない⇒英語できない⇒セカンダリーの授業わからない

という負の連鎖はなかなか根深いな~と日々実感してしまいます。

 

ということで今回のテーマは語学力についてでした。

ではでは!

ただひたすら練習するのみ~フラッシュカード~  #協力隊#小学校教育#フラッシュカード

 

どーも月曜日担当のカオルです

 

 

現在(2019年3月)、南アフリカ共和国の小学校で働いております

 

自己紹介を見たい方は過去の記事でどうぞ

 

kyouryokutaimath.hatenablog.com

 

 

さて、以前に100マス計算は時間の無駄だ! みたいな話をしました・・

 

 

kyouryokutaimath.hatenablog.com

 

この中でも、述べている通り、

 

100マス計算も、私が提唱している6色筋肉も 

 

結局、「ある程度完璧に答えられて、それを早めていく練習」

 

であるとお伝えしました

 

 

つまるところどちらも、

 

 

ほぼ完璧にある程度の速さで答えられる

 

 

からこそ意味を成すわけです

 

そのための練習が、協力隊員としては頭を悩ませるところなのです・・

 

そしてまたこれも多くの隊員が、フラッシュカードに行きつくと思います

 

ナミビアのれいねさんも、以前記事でちらっと紹介されてました

 

 

kyouryokutaimath.hatenablog.com

 

 

私も同じ考えでした

 

日本でも小学生はフラッシュカード

 

(算数セットの中にありますよね。覚えてる方も多いと思います)

 

を使って練習しますよね

 

 

私のフラッシュカード、何が他の隊員と違うのか・・

 

 

それは・・・

 

 

量です!!!

 

 

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フラッシュカード。1桁の足し算~掛け算 までの5セット

 

こやつらは勝手に写ってきた不届きものです><

 

繰上り・繰り下がり・掛け算 は1人1セット(各単元40セット)

 

1桁の足し算と引き算も各20セットずつ用意しました

 

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大量のフラッシュカード

 

大体1クラスが多くても35人前後なので、これだけあれば十分なのです

 

最初は手書きで書いていたのですが、

 

結局、めんどくさくなって、印刷機ですべて印刷 しました

 

うちの学校にはでっかい印刷機があって使用自由です

 

紙使いすぎると、ちょっと嫌な顔はされますが・・(笑)

 

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古い印刷機(最近壊れた) と 新しい印刷機

 

カードの作り方は、

 

A4の用紙を半分に折って、2つ分のパターンを書いてコピーする

 

それを印刷して、半分に折ってカットします

 

 

そしてその裏に答えを薄く書いていく

 

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こんな感じ 繰り上がりは36枚1セットです

 

 

最初は、子どもに答えを書くのを手伝ってもらっていたのですが、

 

「薄く書く」という概念が難しかったよう

 

&事前に答えを渡して、それをコピーするように言ってるのに、大量に書き間違える

 

で、結果大失敗

 

結局子どもには、印刷した紙を半分に折って切る 

 

という作業のみをやってもらいました

 

 

ちなみにこういった作業

 

こんなにも間違えるのか、正しく紙を切れないのか

 

と思うくらい子どもが、上手くやれませんでした

 

日本の子どもとの大きな違いは、

 

さいころから、そういった工作の練習をしているかどうか

 

こういったところにも環境の違いが出てくるんです・・

 

これは同僚のアメリカンピースコーも言っていたことで、

 

 

ただ答えを写すだけの作業が、なんであんなにも出来ないんだ

 

と言っていました

 

そう考えると、日々の1つ1つの作業が結構大人になるに連れて、役に立ってくるんですね・・

 

日本の教育すごい

 

ちなみにラミネートしたら、ずっと使えるんじゃない? と言われたのですが、私がいなくなった後先生が使うと思えませんし、全部ラミネートしたらかなりお金かかるのでパス・・

 

 

 

②授業での使い方

 

こうやって用意した紙を

 

子どもに配ります

 

一斉に記憶タイム

 

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1人記憶タイム

 

まずは1人で子どもに何回もやらせて覚えさせます

 

10分ほどたったところで、大会

 

これは10分以上やっても、子どもの集中力が続かず、それだったら10分で切り上げた方がいいなと思った結果です・・

 

 

大会のやり方については依然お話ししましたね

 

 

kyouryokutaimath.hatenablog.com

 

気になる方はこちらの記事を。いろんなタイプの大会のやり方を書いています

 

子どもは、目の前に見える餌に反応しやすいです

 

そのスパンも1か月とかじゃ長すぎて、1週間、1日 

 

低学年になればなるほど、そのぐらいで手に入れられる餌が必要です

 

言い方悪いのかな? 要はご褒美です

 

だから、フラッシュカード練習の後、それを活かせる場面があると知れば10分ぐらいならまじめにやってくれます

 

 

学年によっても、単元(繰上り・繰り下がり・掛け算)によっても授業構成はだいぶ変わってくるのですが、

 

写真の最近の4年生の授業構成(60分)は、

 

 

①右側の列に繰り上がり、左側の列に繰り下がりのセットを配る

 

②7分間与え、記憶タイム

 

③隣の席の子と紙を交換し、再び7分間記憶タイム

 

④即答大会(班がチーム)

 

⑤ノートを開かせて、繰り上がりの足し算、繰り下がりの引き算の計算練習

 

⑥他の単元をチョイ復習

 

⑦授業終了 

 

といった感じです

 

 

本当は、四捨五入とか、時間とかもやりたいのですが、

 

あまりに理解力が遅い子が多すぎて、もうテストも近いですし、

 

まずは繰り上がり・繰り下がり を覚えさせて、2学期に九九に入りたい

 

という思惑があります

 

 

もっと時間があるときや、今日は子どもの集中力が低いな と思った日は、

 

隣の子どもとペアで練習させたり、

 

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班で練習してる風景

 

班で練習させたりします

 

4人班なので、1人が紙を持って後の3人は答える係に回ればいいのに

 

そうじゃなく、結局2人2人で練習している班は

 

まあ班内の仲が微妙なんでしょうね

 

そこには踏み込まず、自分たちのやりたいように練習させてます

 

 

 

まとめ

 

 

てこの練習、良い点としては

 

①やる気がある子は一生懸命やる

②毎回時間を設けてあるので、練習する時間はある(学ぶ時間・機会は最低限確保されている)

③賢い子は、この毎日20分ぐらいの練習で、かなりできるようになる

 

 

い点として

 

①やる気がなければ、ただ無駄に練習時間を過ごすことになる

(ボーっとしているだけで、終わりです。そういう子も中にはいます。でもやる気がなければ、何をやらせてもいっしょと私は思います)

 

②書きになると途端に遅くなったりする

(100マス等が急に早くなるわけではありません。しかし正答率に対しての効果は確実にあります。書きの練習も同時にやるのが効果的です)

 

 

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1桁の足し算~繰り下がりまでの 4単元チェック用のプリント

 

 

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その答え

 

こういったプリントも週2ぐらいでやらせて、書きの練習もしていきます

 

(プリントは時間がかかるので、毎日はさすがにできません)

 

こんなところですかね

 

まあ結局、子どもの学力が何か1つの方法で劇的に上がることはないのかもと感じています・・

 

いくつかの方法を組み合わせて、たくさん練習させて、やっと効果が出る

 

先生って大変

 

と思う今日この頃です

 

ではまた来週♪

タンザニア北部で繰り返し・・

今週は色々とあったのでちょっと遅い投稿となったタツです。

 

さて、先週はその週の話を書きましたが(これ日本語あってます?)、今回は時計の針を戻して・・・

時は2018年11月某日

 

とある計算力テストを行いました。

テスト内容は・・

 

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これ

なんと以前行ったのと全く同じ問題

 

(という記事は以下を参照。)

 

 

 

kyouryokutaimath.hatenablog.com

 

以前行ったのが9月末。

 

そこから2か月間授業をし、どの程度上がったのかを把握。

 

特に正負計算と分数。

 

授業中、方程式を解く際計算方法を何回も説明

これでもか、ってくらい(;^ω^)

 

さて結果は・・・

前回: 平均49.6
今回: 平均53.9

 

上がったといえば上がってますが、ほぼ横ばい

 

個人成績に目を向けると

 

前回より上がっている子は20点もアップ

下がっている子は同じく20点ダウン

 

んんー

変わっていることと言えば、前回とは席順が少し違うこと・・・

カンニングがあったのかな?

 

ちょっと目を引いたのが

 

1. 点数が上がった子は、概して物理化学の成績も(9月と比べると)上がっていた子。

2. 解答時間が全体的に短くなったこと。
(前回は80分経ってもまだな子がたくさんいましたが、今回は全員が60分以内で完了)

 

特に1番

 

次回はその関係性について、少し思ったことを書きたいと思います。

(と、今この分を書いているときに先週の記事の「英語と数学の関係を書く」と宣言したことを思い出しました。楽しみにしていた方すみません、次書きます。)


因みにテスト風景。

 

 

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以前と比べると真面目に取り組んでくれてるかな。

 

では今週も読んでいただきありがとうございました。

 

「同じテストを行う」記事に、ちょうど昨日アップされたエリーさんの話もありますのでそちらも是非見ていただければと思います。

 

 

kyouryokutaimath.hatenablog.com

 

 ではでは。

ボツワナ〜小学生の計算力とは〜

みなさんこんにちは!木曜日担当エリーです。

 

ボツワナは今日も晴れです!

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さて、今回は、ボツワナの小学生の計算力について!

 

他の国のメンバーも色々書いてくれているので、なんとな〜く想像いただけるかと思いますが.…実際はどうなのか???

 

私自身も昨年の9月から配属先に来ているので、まだデータは少ないです。

(その点はご了承ください。)

 

12月までは、小学校3年生を担当していたので、3年生用に20問プリントを作ってみました!

 

内容:足し算・引き算・掛け算・割り算、各5問

制限時間:5分(時間があると、線や丸を描いて計算してしまうため)

 

1.6+0=            11.3×4=

2.2+8=            12.5×7=

3.7+6=            13.1×8=

4.14+2=           14.4×5=

5.40+60=          15.2×9=

6.6−2=              16.45÷5=

7.10−7=             17.27÷3=

8.15−3=           18.24÷4=

9.14−6=           19.10÷2=

10.80−30=         20.100÷10=

 

【結果】

平均点:9.21点(38名)

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初めてのテストの様子


その後、2回同じテストを実施。

二回目平均点:11.97点(37名)

三回目平均点:14.19点(36名)

 

この結果どうでしょう??

 

1月から新年度が始まり、新5年生と新6年生にも同じテストを同じ時間で実施。

 

5年生

平均点:15.30点(37名)

 

6年生

平均点:16.51点(76名)

 

ざっと平均点の結果のみを今回紹介させてもらいました。

 

日本と比べてしまうと、決して結果は良いものではないかもしれませんが、私は今回の結果を見て、学年が上がるごとに計算力はそれなりにアップしていると思いました。

 

そりゃそうですよね〜とお思いになるかもしれませんが、普段の子ども達の計算力を見ていると、とても不安になっていたので、この結果だけでも、何だか嬉しくなってしまったのでした。

 

では、次回以降は、もう少し細かいところまで検証し、計算力アップのための活動を紹介していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナミビアの首都をご案内

今日は火曜日,れーねです。

大学の時に’嘉陽’さんという名の友達がいました⚽

かようと読みます。沖縄出身です。今も仲良し、はいさい!!

 

今回は,ちらっとナミビアの首都がどんな感じなのか紹介したいと思います。

 

日本から成田空港を出発し,4時間程で香港まで🛫

香港から14時間程飛行機に揺られ,南アフリカヨハネスブルグまで✈

最後に南アから2時間程のフライトで,やっとこさナミビアの首都,ウイントフックに到着します🛬

最初の自己紹介のプレゼンで,世界地図を見せながらこれを説明したら,ナミビアの子どもたちは「遠っ!え?!めっちゃ遠っ!!」というナイスリアクションを見せてくれました(笑)

 

空港を出て市街へ向かう途中

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こんな景色がずーっと続いていて,あーアフリカっぽいーぽいぽい!!ついにアフリカ来てもうた。どんな生活になるんやろ~と興奮半分,期待3割,不安2割でした。

 

ところが市街地に着くと

 

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こんな感じ。

 

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あれ?ゴミ全然落ちてない。めっちゃきれい!てかここアフリカなん?!という印象。

 

スーパーへ行くと地元のフレスコよりデカいし何でも売ってる!

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ナミビアといえば,乾燥でしょ。乾燥にはワセリンでしょ。

と,23㎏×2までに抑えないといけない荷物の中に500g×4,計2キロのワセリンをスーツケースに詰めてきた同期隊員は,「えっ売ってんじゃん!」

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ナミビア到着初日にスーパーでこの光景を目の当たりにして絶句してました(笑)

 

首都には3つのモールがあります。その中でも一番大きいモールはこんな感じ。

 地元のイオンモールよりデカい。

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ゼビオ並みにボールめっちゃ売ってる。

 

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メッシも嬉しそう。

 

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でも,野球関連のものはまだ見たことがありません。

クリケットばっかりです。

 

 

JICAオフィス近くにはおしゃれなカフェもあります。f:id:kyouryokutaimath:20190305173459j:plain

チキンカレーは間違いない。

ココアも写真まで我慢できずに飲んでしまうぐらい,間違いない美味しさ。

 

こちらは教会。なんだかおしゃれですね。

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毎週日曜日はみんな教会に行くので,町中がしーんと静かになります。

 

とにかく日用品は何でも揃うナミビア

行く前は,綿棒なかったらどうしよ,歯磨き粉も,リップも…めっちゃ持っていかなあかんのちゃうん!って色々詰めてましたが,ほんま何でもあります。ニベアのリップもシュミテクトも売ってます。その分日本食持ってきたら良かったと思うぐらい。

これからナミビアに派遣される予定のあなた,ナミビア旅行を考えているあなた,そんなに心配しなくても大丈夫です。

 

最後に,ナミビアに持ってきた物の中で毎日使っていて,これが無くなるとかなりな大打撃をくらうであろうものを紹介します。それは・・・f:id:kyouryokutaimath:20190305174729j:plain

日本で働いている時から愛用している魔法瓶の水筒

わたしは毎日2ℓのピッチャーにルイボスティー(南アが近いからか,日本の何倍も安くで売ってます。ティーバッグ80個入りで300円ぐらい。)を作って冷蔵庫で冷やして飲んでいるんですが,それをこの水筒に入れて学校に持って行っています。暑すぎる&乾燥がすごいナミビアで,いつでも冷蔵庫の温度でお茶が飲めるコヤツは本当にすごいです。持ってきた物の中で一番優れものと言っても過言ではないぐらい。

 

 今回は写真多めでしたね。首都はこんな感じですが,少し離れると一気に何も無くなります。発展しているところはすごいですが,同時に,貧富の差がとても激しい国でもあります。所得格差を示すジニ係数は非常に大きく,世界ワースト10に入っています。

 

こんな風に時々,ナミビアの色々なところも紹介していきたいと思います。

 

以上,首都のご案内でした。See you 🌟

協力隊の日常 ~学校の日常の風景とか、もろもろの写真~ #協力隊#小学校教育

月曜日担当のカオルで~す!!

 

 

現在、南アフリカ共和国の小学校で、青年海外協力隊員 として働いています

 

自己紹介を読みたい方は以前の記事で

 

 

kyouryokutaimath.hatenablog.com

 

 

 

最近まじめな話が続いていたので息抜き(自分への)のために、協力隊の日常の様子とか、普段記事にするほどのことでもないことを、ちらほら紹介していこうかなー 

 

 

毎回ガッツし書くのも疲れるので・・><

 

 

と思います

 

 

ずは1枚目

 

 

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子どもに目隠しをさせて、遊んでました

 

 

これはちょうど暇だった(?)時に、

 

たまたま子どもが持って来ていた髪を束ねる用のバンダナを使って

 

遊んだ時の写真

 

 

日本だと当たり前にやる遊びですが、こっちの子には珍しかったよう

 

 

イカはなかったので、

 

10回転させて歩いてバケツにタッチする 

 

という感じで金曜日の午後に遊んでました

 

 

そのせいで本来やらなければいけなかった掃除をするのが遅れて、

 

 

監督者である自分も帰るのが遅れてしまうという痛恨のミス・・><

 

 

掃除の時間にふざけさせるのは、次からやめよう

 

 

 

 

枚目

 

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子どもが掃除をしている写真。金曜日のみワックスがけまでします

 

 

金曜日は午後の授業がありません

 

(スケジュールとしてはある設定なのですが、実質存在しません)

 

 

理由としては掃除に時間がかかるから

 

 

普段は掃き掃除だけなのですが、

 

金曜日は

 

 

掃き掃除→水拭き→ワックスがけ

 

 

と3段階に分けてやります

 

 

自分としては、毎週やらなくてもよくない??

 

 

(日本でも学期末だけですよね)

 

 

と思うのですが、なぜかこの学校では毎週やります

 

 

同僚のピースコーが働きかけて、金曜日の午後も授業をしようとしたのですが、

 

 

結局うまくいきませんでした

 

 

校長がいる時は金曜日の午後もやる(他の先生たちが)という、偉い人がいないとやらないという状況になったり

 

 

「ボランティアのお母さんたちを募って、彼女たちにやってもらったらいいんじゃないか」

 

 

という案も、結局立ち消えになってしまいました

 

 

1年以上すでに居て、先生方とより意思疎通ができるピースコーですら、何か変化を起こそうとするとこうなってしまいます

 

 

ましてやまだ来て半年の自分に何が・・ という感じです

 

 

変化を起こすには

 

 

①上からの圧力

②全員にとってメリットがあること

③上のどちらか+労力をかけなくていいこと

 

このどちらかがないと、なかなか変わらないなー と感じています

 

基本、何かをよくしたい という考えはこっちの人の大部分はないですからね

 

ホリエモンさんは刑務所にいても、どうやったらこの作業を短くやれるか とか考えていたそうですよ

 

日本人の「道」を極めよう という考えは、なんか独特の考えですよね 

 

 

 

話をワックスがけに戻して・・

 

 

どうせ毎週やったところで、すぐに土埃で汚れてしまうので、毎週やるのは本当に謎

 

 

同僚のピースコーに聞いてみたところ、

 

寄付でタイルを張り替えたから、きれいに維持しておきたいんじゃないか 

 

と言ってました

 

 

でも子どもが机をひきずったりするので、いくつかのクラスではタイルはすでにボロボロ

 

すでに綺麗じゃないじゃん

 

謎です・・

 

 

いて三枚目

 

 

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スプーンが折れた・・

 

 

ご飯を食べていたら、スプーンが折れたという・・

 

 

ご飯が出来た後、かき混ぜるのに「しゃもじ」を日本では使いますよね

 

 

うちの家にしゃもじはないですし、2合ぐらいの量なのでスプーンでかき混ぜて十分な量

 

しゃもじ使うと洗うの面倒ですし

 

ちなみにコメは土鍋で炊きます 

 

 

でもかき混ぜるときに、スプーンの付け根の部分に負荷がかなりかかっていたんですかね

 

 

ぽっきりと折れてしまいました

 

 

後日2本目も折れて、大きなスプーンはなくなり、

 

 

小さなスプーンでご飯を食べている今日この頃です

 

 

こんな簡単にぽっくりいくものなんですか??

 

 

それとも中華製だから??(予想中華製)

 

 

 

枚目

 

 

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私立学校に他の協力隊員と訪れた際の写真

 

以前も現地の私立小学校を紹介しましたが、これは別の日に現地の協力隊員と訪れた際の写真です

 

 

この学校は自分の働いているゴゴゴ小学校とは、

 

 

同じ南アでも天と地ほど環境が違います

 

 

海外の私立学校に興味がある人は以前書いた記事をぜひ見てみてください

 

 

kyouryokutaimath.hatenablog.com

 

 

 

この学校に行くと、任地の学校が南アの基準ではないことを改めて認識させられます

 

 

しかし任地の子どもに彼らのような立ち振る舞い・能力を求めても、家庭環境からして全く違うので非常に難しい・・

 

 

でも子どもたちが将来仕事を奪い合わなくてはいけないのは、こういった私立に通えて・親のコネもあるような子ども達

 

 

というより、そういった上位の仕事を奪い合える子どもになって欲しい・・

 

 

環境が子どもの可能性を大きく変えてしまいます・・

 

 

 

枚目

 

 

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ヨハネスブルグ、ソウェトのスポットでもある2つのタワー

 

このタワー名前は、オーランズタワーというそうですね

 

ここのタワーではバンジージャンプが出来ます!!

 

もともと発電所の跡地に建てられたそうです

 

http://オーランド・タワーズ

 

ここで出来た理由とかも説明されてるので、好奇心旺盛な人はどうぞ (笑)

 

 

簡単に説明してソウェト(Soweto)とは、

 

South west township(南西黒人居住区) の頭文字を取った略で、ヨハネスブルグ近郊にある旧黒人居住区の地域をさします

 

アパルトヘイト時代に、黒人の居場所として指定されたエリアですね

 

黒人居住区というと、ゲットーとかバラックみたいな掘立小屋が立ち並んでるスラム街をイメージするかもしれませんが、

 

そういった箇所は現在少なく、

 

政府の支援によってアパートや電気・水のインフラがしっかりと整えられている地域もたくさんあります

 

またソウェトはヨハネスブルグへのアクセスがいいことから

 

(いい意味で、ヨハネスブルグで働く人のベッドタウンです)

 

好きでソウェトにとどまる人もかなりいます

 

ソウェトとゴゴゴを比べると

 

ゴゴゴの方が劣悪な環境だと思いますよ()

 

ソウェト は悪いイメージ先行していますが、実際は中流階級の人も多く住んでいます

 

だってゴゴゴに温水シャワーないですし、町へのアクセスも格段に悪いですからね><

 

 

ソウェトを周るツアーにも参加したことがあるのですが、

 

白人の住人は見かけなかったですね 

 

南アは今でも結構はっきりと住み分けがなされてるのです・・

 

 

ちなみにJohannesburgヨハネスブルグ)、英語っぽく読むと、ヨハネスバーグ

(スペル間違えてたらごめんなさい)

 

なのですが、

 

南ア人はJoberg(ジョバーグ)って言います

 

まあ確かに ヨハネスブルグ って長い・・

 

南ア人ぽく言いたかったら、ぜひ ジョバーグ と言いましょう 

 

 

 

枚目! 非常に地味な写真なのですが・・ 

 

 

 

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米に虫が湧いた・・

 

お米に虫が湧いてしまいました><

 

 

米に虫がわく? 冗談でしょ?

 

 

と思っていたのですが、現実を目にしましたね

 

 

そう考えると、どうして日本にいたころ、我が家ではわかなかったのかなー と思います

 

もしかしたら、わいていたのかもしれませんね

 

ずっと実家暮らしで、料理をほとんど作ったことがない自分には、

 

台所で何が起きていたのかなど知る由もなく・・

 

 

これを発見した後、現地のおばあちゃん(大家さん)に相談したら

 

 

太陽に当てれば、虫が逃げて行くから、明日、日中にやりなさい

 

と言われました

 

そこで次の日、学校から帰って・・

 

 

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日干し

 

コメを広げて、日干し

 

これで逃げていく虫と、そうじゃない虫がいます

 

大きく分けると、茶色っぽい虫と、芋虫みたいな虫

 

茶色っぽいゾウムシみたいなやつは、光を当てると日光が嫌いで自然に逃げていくのですが、

 

芋虫みたいのは、いちいち見つけてはつまんで捨ててなので、非常に時間がかかってしまいました・・

 

日干ししたのはほんの50分ほどだったのですが、

 

おコメの味は結構落ちました・・ 

 

なんかふっくらしないで、べちょっ てなっちゃう感じ・・

 

虫は日干しで逃げていく話、、

 

ネットの記事を見ても同じことが書いてあったので、

 

よくおばあちゃん知ってるな~

 

と感心しています

 

どこの国でも食糧にかかわる問題 って似てくるのかな?

 

としみじみ思っています ><

 

 

 枚目!

 

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モンスターエナジー

 

モンスターエナジー

 

エナジードリンクとして知っている方も多くいると思います

 

任地(Gogogo)では買えないのですが、街のスーパーに行くといろんな種類が売っています

 

こういう普段買えないものは、謎に購買意欲がそそられます (笑)

 

日本では良く見かけるもので4種類? くらいですが、南アでは20種類以上あるんじゃないかな・・

 

 値段も1本140円くらいと安いです(日本では220円くらいします)

 

日本、めちゃめちゃ関税かけてるのかな・・

 

調べてみたけど、特に詳しくは出てきませんでした

 

それか日本の小売店が利益めっちゃ乗っけてるのかな??

 

とまあ、いろんな種類が楽しめる南アフリカモンスターエナジーです

 

 

て、ラスト8枚目!

 

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左側が古いコピー機。右側が新しいもの。

 

最近学校のコピー機が壊れて、新しいコピー機を導入しました

 

古いものは、何年前のやつ? っていうぐらい古いもので、紙詰まりが頻繁に起きたりと、もうかなりガタが来ていました

 

でも校長は、まだ直せば使えると行ってなかなか新しいものを買おうとしませんでした

 

これ新しいの買った方が、紙詰まったりしてることとか考えたら明らかにいいよね という時間が経っていき

 

正直この学校着服してて、緊急用のまとまったお金ないんじゃないかな と思ってました・・(南アの施設ではよくあることです)

 

そしてついに先日壊れ(ついに印字が出来なくなりました)、もうテスト週間が始まるのにどうするんだよと

 

テストは教育省からデータで試験が送られてきて、それを各学校で印刷して生徒に配ります

 

そしたらなんと次の日、新しいコピー機が運び込まれてきました

 

この対応力の速さ (笑)

 

新しいコピー機は20万ぐらいしたそうです(安定のSAMSUNGです)

 

・・

 

というかそんなまとまって払えるなら、壊れる前にもう少し早く買っておけばいいのに

 

とりあえず着服しすぎて、(緊急用のお金がない) という事態にならなかったことに驚いているカオルです

 

南アの協力隊員が所属している施設(職業訓練校)で、お金の着服が原因で資金経営難になり施設を閉めるかもしれない・・

 

となっている所があるので、

 

それと比べると学校はある程度は管理してるのかな 

 

 

 

 

では今回はこれで!

 

またね♪