タンザニア教育の問題点は英語?
どーも、こんにちは!水曜担当のいくとです。
2週に1回のペースで更新していくはずだったのに、すでに遅れ気味。
なんとか継続していきたいと思います。
今日は何を書こうかな~と考えていたのですが、
タンザニアの教育を語る上でやっぱりこれは外せないかなと思い、
今日のテーマは語学力です。
数学とは関係ないことばっかりこのブログに書いている気がしますが。。
英語の授業が始まるのは小学4年生のときです。
そしてセカンダリーからはスワヒリ語以外の授業はすべて英語でおこなわれます。
小学校で4年間英語を学んでいるとはいえ、当然生徒の大半は英語を理解できません。
そのため授業内容も理解できません。
黒板に書いてある内容をノートに丸写ししますが、読めません。
よって自分で復習することもできません。
上の写真はある生徒の地理のノートです。
びっしり英語が書かれていますが、生徒に聞いたところ「まったく読めない」とのこと。
セカンダリーの授業では、英語の弊害がかなり大きいなと感じます。
ちなみに去年のうちの学校のForm4のテスト結果は、
英語が4800校中約4300位と良くなかったのですが、
実はその英語よりもさらに結果が悪かった科目があります。
その科目とは、、、
なんとスワヒリ語です。
スワヒリ語は4800校中4400位でした。
数学よりもひどい!!
もちろん彼らはスワヒリ語を話すことができます。
ただ、書くのがとても苦手です。
以前、生徒たちに数学の授業についてアンケートを書いてもらったことがありました。
英語では無理なので、スワヒリ語で書いてもらったのですが、、、
読めない。まったく読めない。
僕のスワヒリ語力の無さもありますが、現地の先生も読めない。
文法がめちゃくちゃだったり、単語が間違っていたり。。
セカンダリーの授業の弊害として、よく英語での教育が挙げられます。
まぁその指摘自体は間違ってはいないとは思いますが、
そもそもの問題として、スワヒリ語も出来てないじゃん!!と思ってしまいます。
そりゃあ、スワヒリ語が出来てないのに英語が出来るはずないんだよね。
スワヒリ語できない⇒英語できない⇒セカンダリーの授業わからない
という負の連鎖はなかなか根深いな~と日々実感してしまいます。
ということで今回のテーマは語学力についてでした。
ではでは!