タンザニア北部の可能性
もう3回目が来たのか、もう一年の12分の1が終わったのか・・・と年齢不相応に時の流れを早く感じておりますタツです。
さて、今回は授業について。
2018年は1年生を担当していました。正直、この学年を持てたことは個人的に好結果だったと思います。
理由としては、小学校卒業時の学力がどの程度なのかを知ることができたのと、離任時まで同じ生徒を受け持っていたかった(つまり2018年で3、4年生を持つと自分が離任するより早く生徒が去ってしまうのです)ことです。
2つ目に関しては人それぞれかもしれませんが・・・。
任地で活動を開始したと同時に確認テストを行いました。
(1か所答えがミスっているところは突っ込まないでください(´;ω;`))
希望は平均40点前後。
その結果、正直色々な意味で驚きました。
まず、掛け算の筆算の正答率がやたら高い!(生徒たちごめんなさいm(__)m)
タンザニアには、ノートの裏側に掛け算の早見表みたいなのがあります。
そのせいで掛け算の定着率が低いのでは・・・という話は置いておいて、それを見ることを禁止した(当たり前ですが)にも関わらず、高得点。
正答率が、繰り上がりのない22×31が9割越え、繰り上がりのある95×49でも6割越え。
ちょっと偏見を抱いていたようです。
次に、出来る生徒と出来ない生徒の差が激しすぎる!
いや、前もってちょっとは差があるんだろうなとは思っていました。
ですがそれ以上。
どれくらい差があるかというと・・
できる子は分数や正負の計算をぱぱっと終わらせ、できない子は「13+5ってどうするの?」と質問。因みに両方14歳です。
結果は・・・平均50点!
生徒たち、頑張った方ですかね。
実はこの試験、中に4問ほど水曜日担当のいくとから拝借したものがあります。
タンザニアの北部と南部の学力差がどれほどなのか、赴任前も赴任後も何度も耳にしていましたが実際に自分の目で確かめたくこちらでも出題。
その中の1問に分数の計算があり、こちら(Sanya Juu)が2割ほど正答率が上でした。
せっかくタンザニアの中でも教育環境が少し恵まれた地域で育っているこの生徒たちに、最低限の計算力(正確さ・速さ)はついてほしいと思っています。
とりあえず今年の目標の一つに、「分数の計算(正負も含める)能力を向上」と設定しました。
彼らならできる。そう確信しています。
試験後、とりあえず協力隊お馴染み(?)の百マス計算を開始。
賛否両論あるかもしれませんが、自分の任地はこれを導入して正解だったと思います。
理由はまた今度書こうと思います。
また上記のテストですが、もう一度記事に書く機会があると思います。
では今回はこの辺で失礼します。
次回は「突撃!隣の〇〇〇」をお送りします。