タンザニア北部ではまだまだ経験不足
という題にしましたが、おそらく途上国全土の問題だと思います。
金曜日担当のタツです。
今回特に載せる写真もなかったので
毎週水曜日に行われているディベート大会の一部です。
さていい加減、数学とその他の教科の関係について書こうと思います。
書く書く詐欺にならないうちに(>_<)
自分の話から始めます。
ちょっと時間を巻き戻して
約7年前
まだ大学に入って数学を勉強し始めて(、わけわからんと嘆いて)いた頃。
とある教授から言われてことが
「英語の論文読むなら、英語か数学のどちらかが理解できればおおよそ読めるよ。」
と。
因みに当時(というか今も)英語はそれほど理解できるアタマではなかったです。
最初は半信半疑でしたが
いざ英語のヤツを読み始めるとよめる読める。
何に納得したかと言えば、当然ながらわからない専門用語がたくさん出てきますが
その前後の数式を見ただけで単語の意味がわかる。
(と言っても当時も数学が「できる」とまでは程遠い知識量でしたが・・)
さすがに全く違う分野のモノを読むとちんぷんかんぷんでしたが、
親戚の分野に当たるやつはおおよそ理解可能。
・・・
ということを思い出し、以前の記事で
「数学と英語のテストの点って必ずしも比例するのかな?」
と疑問に思っていました。
タンザニアでは小学校→中等学校で使用言語が英語に変わるので
勿論、問題文を読み解く最低限の読解力は必要です。
極端な話、
「数学100点、英語0点」はまずないと思います(;^ω^)
あまりあやふやな記憶から引きずり出すのはよくないですが・・
自分の高校時代、
「数学は問題文の意味がわかれば半分解けたのと同じ」
と書かれていた本(か雑誌)を読んだことがありました。
これ
結構(というかほとんど?)当たってると思います。
ってことで「何を問われているか」を知る言語能力は必要。
後は数学用語。
「LCMって何? Factorizeって何するの?」
これでは解こうにも手が付けられない状態です・・・。
「え、それって結局文法と単語で英語力が必要じゃん!」
はい、その通りです。
↑何かめちゃくちゃなことを言ってるようですみません
何が言いたいか
今の途上国で数学を学ぶ際は、
間違いなくその国で使われている言葉を理解する力が必要です。
ただ、理数(とは限りませんが)の教育制度が充実している国(要は先進国)ほど、
言語能力の必要性は微力ながら落ちると私は確信しています。
数学の記号は世界共通なので、
ある意味それ自体が言語に代わるものになるので。
知らない言葉・単語で数学の問題を解けるか解けないか、
キーになるのは
推測力と経験
なのではないでしょうか。
Find the KGV of 6 and 8.
上の文、おそらく一か所だけわからない単語があると思います。
わざとドイツ語を使いました(;^ω^)
ですが、おそらく皆さん頭の中に浮かんだ数字は
2か24 (もしくは14、2、48)
ではないでしょうか。
何故その数字がでてきたか
おそらく小学校で何度も繰り返し練習したからでしょう。
因みに、今年始まってすぐ上と同じ問題を新1年生に出しました。
(もちろんKGVが何かは教えてません 笑)
結果は
1割が24、1割が2と答えてくれました。
(一番多かったのは「空白」でした( ̄∇ ̄;))
正解した生徒たち
もしかして
「英語や地歴公はできないけど、数学ならできる!!」
という生徒がいるのでは・・・と思い
2月のテスト結果を拝見。
・・・
残念ながらなし
因みに、数学2点(平均25)だけれどもスワヒリ語92点(平均55)の生徒はいました。
これまたカナシイ
まぁ確かにボランティアが派遣されている時点で概して理数ができないのは知ってますが。
やはり途上国において「数学や理科は点を取りやすい」という生徒は今のところ皆無ですかね・・・。
しかし結局どの教科がどのタイミングで必要になるかはわかりませんから
単に数学(理科)だけ理解できるアタマを作るのはやはり利点は少ないと思います。
ワタクシがいい具体例ですかね
え、センター国語の点数?
ひどかったですよ( ̄∇ ̄;)
では来週もまた見てくださいね~
じゃんけn( ` Д (( c≡≡( ・ ・)