青年海外協力隊 算数・数学ブログ

協力隊員が任地・任国の算数・数学~生活・旅行事情まで、幅広く紹介するブログです

タンザニア北部で息抜き授業 2回目

どうも、最近授業が楽しい金曜日担当のタツです

 

休みでやってなかったからかな?

でも補講はしてたわけだし・・・

 

 

 

 

今回は・・・今回、数学ネタ

 

はい、最近何を書こうか、木曜日の夕方に悩んでおります。

 

 

前回は以下から

 

kyouryokutaimath.hatenablog.com

 

 

前回は「話して生徒にうけた」話でした。

 

今回は、「あまりうけなかった」and「まだ習ってないから教えられない」話を。

 

 

その1、正弦定理・余弦定理

 

ってなんぞ?

 

なんか高校の時に習ったなー

 

ぐらいの人が大半かと。

 

ま、実際使わないから忘れますよね(*'ω'*)

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正弦定理では

 

二つの辺と、二つの角の正弦(サイン)をそれぞれ割ると同じ・・・

 

という話を書くと嫌われるので、手っ取り早くどんなところで使われているか。

 

 

もしこの定理を覚えていらっしゃったら、

 

高校の時どんな時に使ったか思い出してください。

 

 

多分、

「この辺が○○、角が○○、他の角が○○の時、もう一つの辺は?」

 

みたいなのをセンター試験でやったかと(;^ω^)

 

 

もう少し言うと、

「辺一つと、角二つがわかれば、残りの辺の長さわかるよね」

 

が正弦定理です。

 

これで何ができるか。

 

 

よく使われているのは、「広域測量」

 

 

例えば地球と月の距離

 

地球の方は頑張れば(笑)辺の長さと角度を知れるので、後は正弦定理を使おう!

 

みたいな感じです。

 

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月ではなくても人工衛星などでも使用されてます。

 

 

で、例のごとく(笑)

 

人工衛星に使われる=携帯電話に使われる

 

の方程式で

 

「将来スマホを持った時、位置情報が使えるのは正弦定理のおかげだぜ」

 

と話したいです('ω')

 

 

余弦定理では

 

「二つの辺とその間の角がわかれば、もう一つの辺がわかるよね」定理

です

 

これが良く使われるのは「間接測量」

(こんな日本語あるのかな?)

 

例えば、どこぞの距離を測りたいとき

 

「あの木邪魔!そこの山どけ!何でビル建ってんの!」

 

があるかと。

 

こういう時、ちょっと寄り道をします。

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どこか平坦な場所を見つけてつなぐ。

 

そしたらそこの距離と、角度は自然と見つけられるので、あとは余弦定理。

 

が一番王道な使われ方だと( ̄▽ ̄)

 

 


その2、蜂の巣

 

ご存知六角形。

 

ただ、こちらの子は実際に見たことがない子が多く、写真で見せることに。

 

蜂・・・いるよね、タンザニアにも(。´・ω・)?

 

で、何で六角形かを説明。

 

因みに、これはあまり生徒うけが良くなかった話です・・

 

もしこれを見てくださってる人が誰かに説明する機会があれば、

 

もう少し改良をすることをお勧めします(;^ω^)

 

 

まず大前提。

 

円はダメです。

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隙間ができちゃいますからね。

 

敵が侵入してきます。

 

 

と言うわけで多角形

 

それもすべての辺が同じ正多角形

 

ただ、人間を除く動物には、

 

「ここは五角形、隣は六角形・・・」

 

みたいな考えはできないので、全部同じ図形になっちゃいます。

 

先ほど言った通り、隙間を作ったらアウトなので・・・

 

と考えると、使用できる図形って結構限られてるんです。

 

なんと3つ

 

三角形、四角形(つまり正方形)、六角形

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(五角形では隙間ができてしまいます。時間があればお試しください(*'ω'*))

 

 

何で六角形が蜂に「採用」されたかと言うと

 

同じ長さの棒をたくさん持ってきて、それぞれ作ってみてください。

 

六角形って

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一番面積が大きいんです!

なんと蜂ってこれを本能的にわかってるんですよねー

たくさん蜜を蓄えることができます(*´μ`*)


はい、数学お話第2弾でした。

 

 

では、また来週(書けたら(;^ω^))。