青年海外協力隊 算数・数学ブログ

協力隊員が任地・任国の算数・数学~生活・旅行事情まで、幅広く紹介するブログです

南アフリカ共和国 ~ここが好きだよ! 南ア人~

どうも~ 月曜日担当のカオルです

 

Gogogo小学校では、2週目/7週間(授業週)が終了いたしました。

 

この2週間は、クラスの係り決めや、時間割作り、そして前年度の復習ばかりで、ほとんど新しい単元が進まなかったです・・

 

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ついに自分たちで係りを決められるようになりました 泣

慣れてくると、周りの様子をうかがったりして、日本みたいな感じで係り決めもするようになってきました。 

 

一番人気がないのが、教室掃除(笑)

 

先週末はほかの隊員と町へお出かけして、お酒を飲んだり^^

 

 

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て、ここから今日の本題。
 

いつも南アの良くないところばかりを話題として取り上げることが多いように感じるので、今回は南アの良い所を取り上げてみようと思います♪♪

 

今回南アの人という書き方をしますが、僕が良く知っているのは任地の黒人さんの話なので、南アの白人さんについて話しているわけではないことをここで断っておきます。

 

 

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他の隊員の家の子ども。最近PCを買ってもらったみたい><

 

 

その1 ダンスや踊りが好き

 

 

アの人たちは踊りが大好き。

 

子どもたちはもちろんですが、保護者の方々もそう。

 

曲が流れ始めると、それぞれ立ち上がって、リズムに合わせて踊りだします。

 

最初は、ええ!!??? 踊りだしちゃうの!?? と思いましたが、僕にはこっちの方があっているな~ と。

 

日本ではなかなか恥ずかしくて、踊りだすとか難しいですよね。

 

こちらもそれは同じで、1人で踊る保護者というのは少ないのですが(しかし、ソロで踊り始める強者もいるのがすごい所)、誰かが踊り始めると結構皆さんノリノリで踊り始めます。

 

日本で先生をやっていた方曰く、誰かノリの良い保護者がいると、保護者会とかで非常に助かるそう。

 

その気持ち、よくわかります^^

 

大人がやると、子どもも「やって良いんだ」ってなりますからね。

 

以前にも話したかもしれませんが、こちらの先生に言われたことで印象に残っていることの1つに、

 

「あなたが楽しまなかったら、子どもたちだってハッピーじゃないわよ。先生がハッピーな姿を見ることが、子どもたちもハッピーにするの。」

 

と言われたことです。

 

僕は結構、プライベートで何かあった時の落ち込みを隠せないタイプなので、気持ちが沈んでいる時は常にこの言葉を思い出して、子どもには見せないようにしなきゃ!!

 

と意識するようにしています。

 

でも敏感な子? は、「先生何かあったの~?」って聞いてきますけどね。

 

逆に空気を読めなくて、いつも通りふざけている男子たちに落ちる雷(笑)

 

 

 

その2 イベントはきちんとやる

 

 

こっちの人たちはイベント好き。しかも結構きっちりとやる。

 

いろんなところで感じているのですが、1つ例を紹介させてもらうと、以前先輩隊員のお別れ会がその人の任地で開かれました。

 

施設の身内だけで簡単にやるだけだろうと思っていたのですが、実際には州の教育部門やら、社会福祉部門やら、ソーシャルワーカーやら、様々な役職の人がわざわざ来てくれていました。

 

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先輩隊員の送別会

 

 

プログラムもきちんと用意されていて、驚きました・・(一人一人の話がめちゃくちゃ長くて飽きるのは置いておいて)

 

しかも終わった後には、来客に振る舞われるご馳走や飲み物。

 

これらすべて施設のお金で賄って、JICAは1円も出していないそうです。

 

本当にこういったイベントは好き。

 

個人的には、南アでスピーチの合間合間に音楽が流れて、ダンスができるようになっている仕組みを、各々の気分転換のためと考えています><

 

自分の送別会は、学校関係者のみでこじんまり開いてもらうことを、事前にきちんと言っておこうと思います・・

 

 

その3 子どもたちが発言に積極的

 

 

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フラッシュカードで繰り上がりの練習をするG5(1年前)

 

これも感じます。

 

答えがわかる人~ みたいになると「言いたい! 言いたい!」みたいな。

 

でも最近、出来るクラスだと、挙げない子が多くなって来ちゃいました・・

 

「別に答えあってればいいや~。手を挙げるのめんどくさいし。」みたいな??

 

なんでだろ~~??

 

と自分でも疑問を持っています・・

 

明らかに答えがあっている子も手を挙げなかったりするので、女の子なりに答えすぎて先生から可愛がられてる感じ を出したくないのかもしれません。

 

う~~ん。実際のところはよくわからん。年齢が上がって来たからかな・・

 

反対に4年生とかだと、自分の解答があってると思えば、すごくアピールして手を挙げてきます。(日本の1年生なみ)。

 

指さないと、「あいつは今日何回指された とか、 あの子ばっかり指してる」みたいな(笑)

 

日本と一緒ですね。

 

でも基本的には授業内容を理解していて答えが絶対にあっている子よりも、微妙なラインの子を指したいので、指す子がある程度固まってきちゃうのかもしれません・・

 

簡単な問題⇒理解が遅い子

 

普通の問題⇒微妙なラインの子

 

難しい問題⇒出来る子

 

みんなに平等に指そうとすると、こんな感じになってきますからね。

 

難しい問題なんて、1日に難問もやりませんし・・

 

 

その4 朝早起き

 

にうちの任地の村の人たちに言えることだと思うのですが、とても朝早起き。

 

本当に太陽が昇ると同時に、段々と起き始める感じです。

 

体感だと日の出+1時間後に起床。

 

例えば今は5時ごろ日の出を迎えるのですが、6時ごろには起きだしてくる感じです。

 

また町の私立や、街に働きに行く人は、朝5時発のバスに乗らなければいけないため、もっと早起き。

 

このあたりの人はお風呂も朝型の人が多いので、暗い時間帯から起きてる家もそこそこあります。

 

でも世界共通なのか、休日はみんなゆっくり起きだしてきます(笑)

 

やっぱり必要があるから早起きするのかな??

 

学校も7時20分開始なので、日本より1時間早いです。なので必然的に日本より1時間早く起床しなければいけない計算になります><

 

この「早起きする」ことは、すごく見習いたい!^^

 

 

その5 家族が本当のファミリー

 

タイトルだけだと何を言ってるのかわからないかもしれませんが、「家族のことをとても大切にする」 っていうことです。

 

それも自分の子どもだけではなく、孫や、姪・甥も。

 

日本だと、父・母・その子供 のいわゆる核家族で住んでいることが多くて、あっても +おじいちゃん・おばあちゃん の2世代にわたって住んでいるパターンかもしれませんが、こちらは違います。

 

ファミリーの子どもはそのファミリーで育てるという意識があるからなのか、お父さんお母さんが働きに出てしまっているため、その子ども(つまり孫)をおじいちゃん・おばあちゃんの家で育てていたりしますし、従妹同士で住んでるなんてことも普通に有ります。

 

だからお父さんお母さんも、自分の子どもを自分の親に預けることで仕事に専念できますし、やっぱり気になるのか、よく電話をかけて子どもたちと話したりしています。

 

日本だったら、自分の孫をたまに親に看てもらうというのはあっても、中々育ててもらうっていうのはありませんよね。

 

こういう点が責任を放棄してるっていう見方もあるのかもしれませんが、僕には素敵にも思えます。

 

こういう家族を大事にする姿勢いいですね^^

 

 

その6 感情表現を大きくする

 

 

僕の学校の校長先生が良く言うのが、「ハッピーなときは、ハッピーを体で表さないといけない」といいます。

 

つまり感情表現をしたほうが良いということですね。

 

以前にも紹介したと思いますが、ここの先生たちは週末合わなかっただけでも、

 

「I miss you~(会えなくて寂しかったわよ~」

 

と身振り手振りで表現してくれます。

 

一般的には握手⇒そのまま肩をぶつけ合う⇒仲がいい場合にはさらにハグ

 

をするので、初めてアフリカに来た人はその身体的距離の近さに驚くと思います。

 

もちろん女性隊員さんの中には、初めての人にもこれをされたりするので、少し怖い・・

 

と思う方も多いみたいですが・・

 

これはアフリカで住む以上、避けては通れないのかなとも思います><

 

僕は別に1か月会えなくても、そんなに「あなたと会えなくて寂しかった 泣」というタイプではないのですが、先生たちと久しぶりに会う時は向こうのテンションに合わせて、

 

「会えなくてとっても寂しかったよ>< 久しぶりだね!!!!」

 

ぐらいのテンションで行きます。

 

でも地味に、この夏休みの間4週間くらい任地から離れていて、任地に帰った際に、子どもたちが僕を見かけると、

 

Kaoru!!」

 

とか、声をかけてきてくれるのは嬉しいですね。普段の学期中には声をかけてこない子も、こういう時は声をかけて来るので^^

 

僕は声をかけてくる っていうのは、相手に認識してほしいから だと思っているので、普段声をかけてこない子が、自分から声をかけてきてくれるのはとても嬉しいことだな と思っています。

 

まあそこまで子どもは考えてないと思うけど(笑)

 

 

まあそんなわけで、Gogogo村の人の好きなところを挙げてみました。

 

なんだかんだ静かで、落ち着く村だな~ とは、村の外に出てみると毎回思います。

 

たまに村の外に出てみて、もう一度村を見つめ直すって大事ですね^^

 

 

良い点もたくさんある、南アの人たちです!!^^

 

 

 

----今週の一考----変えたくても変えられないこと

 

 

 

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外遊びの時間にバッグを持ってグラウンドへ行く男の子

 

 

Q,  何故彼は外遊びの時間にバッグを外に持っていくのでしょうか??

 

 

 

答えは盗難防止

 

 

Gogogoの子どもたちは、学校にお金を持って来て、お菓子を買って食べることが出来ます。

 

日本の子どもからしたら、さぞかし羨ましいでしょう・・

 

校内に売店がある学校だったり、小学校では多くの場合、近隣の家からおばあちゃんたちが学校にお菓子を売りに来ます。

 

なのでお金を持ってくるのがOK.

 

しかしこれの弊害が盗難。

 

もう頻繁に起こって、子どもたち同士で、「誰が盗んだ」 だので言い争っています。

 

しかし結局現行犯逮捕なんてできないので、誰が盗ったかなんてわからない・・

 

だから子どもたちの中には、教室の外に出る時に常にバッグを背負っている子が居ます。

 

 

個人的には、学校でのお菓子の禁止&金銭持ち込み禁止

 

にすれば、子どもの健康にも良い&ごみ問題が楽な方向へ&盗難が減る

 

ので、禁止にすればいいのにと思いますが、あまりにも南アの公立学校では常識のこととなっていて、結局禁止することが出来ませんでした。

 

(校長に相談したことはあったのですが、お前何を言ってるんだ? という感じで終わりました(笑))

 

明らかに良くはないけど、変えられないこともあります。。

 

それもまた協力隊><

 

 

 

 

それでは、また来週!!