青年海外協力隊 算数・数学ブログ

協力隊員が任地・任国の算数・数学~生活・旅行事情まで、幅広く紹介するブログです

ミスター&ミスコンテスト

どうも~ 月曜日担当のカオルです(2019年12月9日)

 

今回は11/25(月)に小学校で行ったイベントのお話

 

ミスター&ミスコンテスト というと、皆さんもすぐにイメージがわくと思います・・

 

 

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当日の様子①

 

 

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当日の様子②

 

 

そもそもこのイベントをやろうと思ったのが、2019年10月に任地の中学校の文化祭に行った際、そこで ミスター&ミスコンテスト を行っていたんですね。

 

うちの小学校でも似たような文化祭「Gogogo Day」はあるのですが、中学校ではもろもろのイベントの中に、ミスコンもあったという感じです。

 

中学校の生徒がかなり盛り上がってるのを見て、「あれ? これ小学校でやっても盛り上がるんじゃない?」と思ったのがきっかけ。

 

すぐに校長先生に了承を取り、実行に向けて動き出しました。

 

ミスコンの要素としてとして加えたかったのが、

 

モデリング(いわゆるビューティー)だけで判断しないこと。

・勉強の出来も加味した大会にすること。

 

この2点でした。

 

美しさは顔だけじゃ決まらない!!(笑)

 

 

また、勉強大会&モデリング だけだと低学年が退屈すると思い、こちらならではの、合間合間に子どもたちによるダンスを取り入れました。

 

 

出来たスケジュールが、

 

 

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これ。

 

英語なので見にくいですが、要は勉強の大会の合間に、ダンスを挟んであり、退屈しないようになっています。

 

 

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算数の大会の様子



学年は4~7年生(各学年3人ずつ)。計12人(最大)。

 

コンテストは、5つの観点から採点されます。

 

 

英語、算数、理科、モデリング、ダンシング。各10点ずつ。(計50点)

 

4人審判員(Judge)がおり、最後に点数を合計して一番点数の高かった子が優勝。

 

なるべくルールがわかりやすいようにとは思ったのですが、実際に子どもが点数計算のやり方をわかっていたかは微妙・・(笑)

 

 

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現地の先生も協力してくれました

 

 

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理科は学年ペアのチームワーク

 

 

残念ながら、全員でダンス等を踊っている時の写真はないのですが・・(動画を撮っていました)。

 

ちなみにFBの方では、動画も上げたので、そちらもぜひ!!

 

Gogogo小学校のFacebook(あとYoutubeアカウント)も作りたいのですが、先生たちが自分が居なくなった後、続けていけるかを考えると・・ あと肖像権の問題とか・・

 

難しいかなと思っているところです><

 

でも情報の伝達、学校の広報(より多くの人の目に留まりやすくなる)という点では、絶対にそういったプロモーションは必要ですよね~

 

 

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ダンシングの最中

 

 

それでは今回のイベントの良かったこと、悪かったこと!!!

 

 

良かった点

 

・子どもたちに協力してもらって、各自で動けるように仕組みを作ったこと。子ども主体でやれたこと。

・地域の人から協力を得られて、スピーカー(大音量)を無料で借りられたこと。(またその人が当日のDJもしてくれました)。

・学校の先生に協力してもらえたこと。

・子どもの中には自分を表現する自信がついた子もいたこと(ダンスの練習や大会そのものを通じて)。

・多くの子がイベント自体を楽しんでいたこと。

 

 

悪かった点

 

・時間通りには始められなかったこと。(終わる時間はジャストでした)

・先生が大会のために事前に準備してくれなかったこと。

・上手く物事が進まずに、ちょっと途中いらいらしたこと。

・4年生学力低すぎるよね 問題・・(現地の先生からの要望があって加えました。先生が積極的に関わろうとしてくれてる という面では良かったですが・・)

 

 

 

こんなところかな。

 

でも全体的にはうまく行って良かったと思います!

 

良かった点に書きましたが、スピーカーを借りることが出来たのは本当に重要でした(しかも無料で!!)。そもそもそれがないと何も始まりませんから・・。

 

 

また終わった後、数日たって、スピーカーを貸してくれた人(実はPTAの会長です)と話したのですが、

 

その人が驚いた点・良かった点として

 

・子どもたち自身で大会を運営していたこと。(司会や、机並べ等してもらいました)

・予定表に時間まで書いており、本当に時間通りに進んでいったこと。予定通りにイベントも進んでいったこと。

・子どもたちが僕と話す時に、うまくしゃべれないながらも一生懸命英語でコミュニケーションを取っていたこと。

・子ども計算早い!!!

 

を挙げていました。

 

上2つは、日本の学校だと当たり前のことですが、こちらではまだまだ当たり前のことではないですから・・

 

 

ちの地域でイベントを行う際、一応予定表のようなものは配られるのですが、時間はそもそも書いていない&イベントの順番も勝手に変更になっている

 

なんて当たり前です。

 

だから正直退屈(いつスピーチが終わるかわからないのに、ずっと座っているのは苦痛ですからね・・)。

 

また3つ目の、「子どもたちが僕と話す時に、うまくしゃべれないながらも一生懸命英語でコミュニケーションを取っていたこと」

 

に感動したのは、保護者目線ならではですね。

 

僕も考えたことがあまりないですし、子どもたちにとっても日常の光景です。

 

でも日本の小学校で、自分の子どもが一生懸命、外国の先生と英語でコミュニケーションを取っているのを見たら、確かに嬉しいですよね^^

 

「協力隊はそこにいるだけでも意味がある」と、存在意義を感じさせてくれるコメントでした(費用対効果とかはおいといてね><)

 

 

備等いろいろ大変でした(初回だったので)が、また来年もやって、少しでも僕がいる間に子ども主体の取り組みを経験させてあげたいな と思います。

 

今度はもっと権限を子どもに移譲して、子ども主体で動いてもらって、当日は僕はエンジョイするだけの立場にまわりたいです^^

 

 

それではまた来週♪