タンザニア~単位のおべんきょう~
-毎週土曜日はSaayaの日-
先週は共同企画
《どんなところに住んでいるの》
ということで、こちら☞
kyouryokutaimath.hatenablog.com
担当曜日に、投稿が間に合いませんでした。
タンザニアでの自宅を公開しています。
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~最近の算数の授業~
Vipimo vya urefu(長さの単位)
Vipimo vya uzani(重さの単位)
Vipimo vya ujito(かさの単位)
これらの学習に入るとき、
日本の学校では、
単位の必要性に気付かせたり、
量感をつかませたりするための
測量の活動を取り入れます。
タンザニアの教科書でも
3年生で測量の活動
4年生で単位の相互関係についての知識
1cm=10mm
1m =100cm
1km=1000m
そして私が教える5年生では、
単位の計算(たし算、ひき算)の技能
に重点が置かれている印象。
単位の必要性や量感は既に分かっているものとして展開されているのでしょう。また5年生では、mm、m、kmの間に存在するdm(デシメートル)やdam(デカメートル)、hm(ヘクトメートル)も覚えて、単位換算をします。※1
でも私は不安だった…
測るための道具が学校にない中、
量感つかめているのかな。
せっかく日常生活と結び付けやすい単元
ということで、
プチ健康診断実施!!
身長測るときの単位が
m、smだと分かっていない子もいました。
体重計は学校に隣接する診療所から
「算数で使いたいたくて、1時間だけお願い!」
⇩
こちら
たくさんの村人を乗せてきたのでしょう。年季が入っています。
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ちなみにタンザニアでは、
cm(センチメートル)をsmと書きます。
日本の学校で学ぶことが全てじゃない。
そんなことに気付かされます。
※1
実生活では馴染みのない単位、dm(デシメートル)やdam(デカメートル)、hm(ヘクトメートル)。日本でも、6年生後半の教科書で、単位の前につくことば(mは1/1000倍、cは1/100倍、dは1/10倍、daは10倍、hは100倍、kは1000倍)に触れられています。単に1km=1000mと覚えるより、理屈で理解することができます。
mm sm dm m dam hm km
1 0 0 0 0 0 0
1 0 0 0 0 0
1 0 0 0 0
1 0 0 0
1 0 0
1 0
1
ただ、単位の順を覚えていないと元も子もない。
そこで、
スワヒリ語で語呂合わせ
してみました。
山(MILIMA ミリま)で、
文(SENTENSISENTENSI センてんし)
を書くよ。
机(DESKI デシき)の上で、
ことわざ(METHALI メざり)を。
「子どもが、甘えて(DEKA デカ)
大騒ぎ(HEKAHEKA ヘカへか)。
ノミ(KIROBOTO キロぼと)
がいたから。」
なんとも、くだらない文章のできあがり♪笑
子どもたち、にやにやしながら唱えてました。