タンザニア~いも活、始めてます。~
-毎週土曜日はSaayaの日―
「初めまして、こんにちは」
「初めまして。ところで、お土産は?
ボールとか日本からもらえないかしら」
とある、同僚教員との最初の会話。
「交渉してみるね」と伝えましたが、
心では決めました。
物の支援はしない。
はい、そこで始めました!いも活♡
草を取り、土を耕し、畝をつくり、
苗を植え、看板立てて始まったこの活動。
なぜ、いもを作るのか。
学校備品を買うため
子どもたちに問います。
「学校に必要な備品は何か」
収穫後は、バザーのような催しで売って、
学校備品に換えるのがねらい。
加えて、
罰として「やらされる」水やりではなく、
育てる過程に楽しみをもたせられたら
との思いがありました。
土の絵の具で描いた好きなもの(左)
古紙を破って想像した土の中のおいも(右)
ー友達のDeusiと一緒に収穫するよ(左)ー
水の形を模した紙に書いた、おいもへの手紙(右)
日本の学校では、アルミ缶回収やペットボトルのキャップ集めなどで備品の購入や寄付に充てています。(効率が悪い等々賛否分かれますが)
冒頭の「物の支援はしない」というのは、
「必要なものは自分たちでそろえることが、ここタンザニアでもできるはず」
そんな可能性に賭けてみたかったから。
さて配属先の特徴として、
各国から次の支援を受けています。
・USAID【アメリカ】
…図書室整備
・UKaid【イギリス】
…タブレット端末による児童管理
・エコスクール【デンマーク】
…環境教育の導入と開発
ただ、
学校の実情に合っていないと感じるところがあります。
例えば
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・児童図書のほとんどが英語
子どもたちは3年生から英語の学習が始まるが、実際にはあまり身に付いていない。読むではなく、写真、絵を眺めるになってしまっている。
・1台のタブレットで2000人の情報打ち込み、個人写真の撮影
学校にはパソコンがなく、操作の仕方が共有されていないため、特定の教員の負担が大きい。
少々、批判的になってしまいましたが、
支援を受ける態勢が整った上で適切に運用されれば、どれも教育の充実につながる支援だと思います。
既存の取組、環境を生かすべく、
自身の活動を考えました。
まずは、いも活を環境教育の一環として広げていきます。
たくさんのおいもが実りますように♡