青年海外協力隊 算数・数学ブログ

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ボツワナ〜ブログ内共通算数テストその2〜

みなさんこんにちは。木曜担当エリーです。

 

先々週に引き続き、もう少し『ブログ内共通算数テスト』について書いてみたいと思います。

 

結果については、前回の投稿に書かせてもらいました。

 

kyouryokutaimath.hatenablog.com

 

 

と言うことで、今日は、テストと一緒に配布→回収した、『計算用紙』について見ていきたいと思います。

 

ここボツワナでは、算数のテストの際に、子どもたちは『計算用紙』を用意します。

理由は、テスト用紙に記入してはいけないからです。

中学年程度までは、テスト用紙に直接答えを書かせるのですが、高学年になると、テスト用紙には記入させず、ノートを切ったものに答えのみ書かせる方法が主流です。

(選択問題がほとんどのため、問題番号を抜かしてしまったり、答えがずれてしまったり…選択問題あるあるをしっかり実行してくれます笑)

 

さて、話しを『計算用紙』に戻して。

以下の写真を見てください。

 

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何か、お気づきになったことはありますか?

 

そうです!筆算してる〜!!!

他の国でもよくあると思うのですが、計算のときに、筆算ではなく、◯(丸)を描いたり、/(棒)を描いたりして数を数える癖(というか、それしか出来なくなっている?)が全くない!!!

 

これらの『計算用紙』は、20点満点と19点のものです。

 

 

そして、18点以下になると、同じ点数の中に必ず一人は、◯や/を描いている子が現れたのです。(この労力すごい!!!)

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このように、具体物で考えることは、低学年の間はとても重要なことだと思います。

しかし、計算に出てくる数が大きくなってきたり、抽象的な問題を解くようになってくる中学年以上では、どうでしょうか。。。

 

う〜ん(´Д` )

掛け算、割り算…やり方忘れてる。。。

足し算、引き算…繰り上がり、繰り下がり忘れてる。。。

 

さあ、これらを問題として捉えるのか、まぁ最終的に時間内に解けたらいいんじゃな〜い(^ ^)と考えるのか。現地の先生ともっと話をしていきたいな…と言うところです。

 

では、また次回…