青年海外協力隊 算数・数学ブログ

協力隊員が任地・任国の算数・数学~生活・旅行事情まで、幅広く紹介するブログです

なぜ協力隊に応募しようと思ったのか *新卒・または現在在学中で悩んでいる方、必見* 新卒参加

どーも月曜日担当のカオルです(2020年5/22 改定)

 

(以前はかなり読みにくい記事となっていたので、読みやすいように改訂しました)

 

 

この記事では、

 

新卒で参加するか迷っていると思っている方に対して、「私はこういう理由で参加した」と紹介する記事です。

 

現在帰国して就職活動中(2020/5/22現在)ですので、またそのことも記事にしていけたらなと思います。

 

この手の新卒参加の記事は、自分も在学中に悩んでいるときに一番多く検索した記事なので、それらの先人たちの記事も踏まえて参考にしてくれればなと思います

 

(ちなみに今は 協力隊・新卒・就職)でよく検索しています (笑

 

 

 今回のに内容は、

 

 私の

①小学校~高校時代

②大学時代

③協力隊として実際に参加してどう思っているか(任地に来てから半年)

④総括

 

 

①小学校~高校時代

 

「協力隊って、海外に行くボランティア精神豊富な人が行くところ」

 

 

そんなイメージ。

周りに隊員の知り合いがいたわけでも、自分の先生が協力隊出身者だったわけでもない。

協力隊参加後に聞くと、何らかの形で協力隊の知り合いが近くにいたという人も一定数います。

 

特に海外と関わり合いがある子どもでもなく、海外旅行でハワイに行ったことがあるくらいでした。

 

②大学時代

 

大学一年生時は、普通の大学生のように、サークルに入りだらだらと時間を過ごしていました。

友達とオールしたり、大学生の「新しい環境」をぬるぬると、楽しいような・でも時間を無駄にしているような・・

 

転機が訪れたのは大学2年生の春に自動車免許を取ってから!!

 

友人と2人でゴールデンウィークを使って、北陸地方車内泊の旅へ出かけました

 

目的もなく、宿もなく 親の車を借りて、完全にただの思い付き。

 

その時に感じたのが・・

 

朝日 って綺麗だなー 

 

f:id:kyouryokutaimath:20190210021811j:plain

さすがに北陸時代の写真はなかったので、ゴゴゴの夕日を (笑)

 

直売所のおばちゃん、大学生ってなると話聞いてくれるしサービスしてくれるし優しい

 

腹が減った時にかぶりつく果物おいしい。

 

誰もいない夜の道を走るとめっちゃ恐い・・

 

秘境の温泉最高!!! 裸で川にも入れるぞ!!

 

 

みたいな、自分にとっては普段の大学生活では得られない刺激でした

 

今まで、「旅なんて時間の無駄じゃない?」「景色なんて写真で見ればいいでしょ」

 

と言ってた人間から一変、

 

「やっぱいかないとあの美しさはわからない」「辛いから楽しいんだなー」

 

だいぶ人間変わりました。

 

その後二回生時に北海道へ車内伯。

この旅で、もっともっと旅が好きになりました

 

 

f:id:kyouryokutaimath:20190210023004j:plain

宗谷岬(北端) の朝日

 

 

f:id:kyouryokutaimath:20190210023034j:plain

網走刑務所

 

北海道ではまたしても大きな出会いが。

それがバイクとの出会い。

北海道はツーリングに行く人にとって聖地と呼ばれており、毎年多くのライダーがかの地を訪れます。

 

「なんか自由そうに見えた」ライダーに憧れ、自分も免許を取得。

日本各地を走り回りました。

今でもバイクのご縁で繋がっている人がたくさんいます^^

 

 

そのあと趣味が高じて、アメリカをバイクで横断。(ロサンゼルス~ニューヨーク)

 

f:id:kyouryokutaimath:20190210035844j:plain

自分の乗っていたバイクの画像がPCにないので、海外で乗った際のバイクの写真(協力隊応募後・4年夏)

現地でバイクを購入して、横断しました。

この度でもアクシデントが滅茶苦茶あったけど、本当に精神面で強くなれ、「一人で出来る」ことに自信がつきました。

また同時に、多くの人に支えられて自分の命があることも実感しました。

 

そんな過程で旅をするのが好きになっていくと、心にちょっとした変化が生まれてきました。

 

「とりあえずやってみる。やってダメでも新しいことは経験になるし、長期的には経験としてもプラスになる」 

 

というメンタルでした。

 

時間は前後しますが、アメリカ横断をする前、フィリピン短期留学にも行っていたことがあります。

お金出してあげるから、春休み暇ならフィリピン留学(セブ島)行ってみれば?

と親に言われたことがきっかけでした。

 

やることもないし行ってみるかと思った私は、不安だが行くことに、

 

結果一か月間行ってみて感じたこと。

 

①海外意外に恐くない

②英語出来ないけど、意外に通じる(単語さえ知っていれば。受験感謝)

③フィリピンたのぴーー!!

  

その後、三年の夏・冬休みとバイクの楽しさにはまっていましたが、大事なことを常に考えつつも、結論が出ないままでいました

 

それは・・・

 

 

 

就活どうしよ!!!

 

 

という事でした。

 

企業就職の人は3年の夏にインターンシップに行くことが多いです。

教員採用試験の勉強も、3年の冬ぐらいから始めないといけません(ちなみに教育学部でした)。

 

 

悩んだ末に思ったのが、

 

「@拙者、働きたくないでござる@」

 

の一言につきました。

 半分冗談で、半分ホントです。

すぐに働きたくありませんでした。

 

 

なぜかというと、教育実習を経てみて、

 

「朝早く起きて、学校の子どものために朝から晩まで仕事して、夜は遅く帰ってきて疲れ果てて就寝。疲れすぎていて、自分の時間は無し。休日も二日のうち、一日は回復期間」

 

こんな生活を一年後から送れるか? と三年生の冬休みの時点で考えました。

 

結論は無理。やだもっといろんな経験したい。

 

となりました・・

 

でも親はもちろん大学を普通に卒業してすぐに働くことを望んでいましたし、学友もそれが当たり前という考えでした(ほとんどの人が働きたくないのは共通です)。

 

私もそれが当たり前であるのは知っているからこそ、何か抜け道がないかと考えました

 

例えば、

 

①休学して留学

 親に聞くと勉強したいのなら費用は考えてもいいと。

大学の留学フェアにも顔を出してみたのですが、GPA(成績み)が低すぎて、どこの海外の大学も難しそうでした(笑) 

笑えないけど・・・

 

大学一年時にまさか自分が留学したくなるとは思ってなかったので、GPA低いのも納得という感じです・・(勉強熱心なタイプでもないですしね)

 

そんなことをしているうちに、四回生の三月。もう就活するにしても少し遅いですし(三月から就活開始です)、教員採用試験の勉強にしても今からでは、本気でやらないと終わりません

 

でも就職したい業界もないし、教員にもなりたくない

 

そこで起死回生の一手として海外にボランティアに行く」という謎の手を考案します

 

 

これなら、①海外で経験を積める ②大学卒業後すぐにかっちり働かなくていい

 

と思ったから。

自分では、ナイスアイディアだと思ったのですが・・

 

親に相談すると、「ふざけんな!!! まじめに考えろ!!!」とのこと。

 

「海外でボランティア」という フワ~っとしたものですし、当然です。

 

まあでもそこは親ですから、真剣に子どものことを考えてくれました←

 「民間のボランティアでいくよりは、青年海外協力隊 で行った方がいいんじゃないか」

 「帰国後の就職の面とか考えても、国が運営するボランティアと民間運営のボランティアじゃ違う」

 

とのことでした(あくまでも私の親の考えです)。

 

ここで初めて青年海外協力隊 を知る自分

 

また親の意見も確かに理にかなったものなので、少ない気力を振り絞って説明会にも行ってみます。(大体大学生の一部はこんな感じで自分の人生に投げやり的です・・)

 

(協力隊の募集は春と秋の二回あるのですが、春は三月ごろ・秋は九月ごろに説明会が全国各地で開かれます)

 

説明会は「とても良く」 これはほんと、とても刺激を受けました・・

 

これはほんとです。実際の隊員としていった人の話も聞けるので、とても影響を受けられます。

 

なんていうんだろう・・

これをやってみたい!って思う、心が震える説明会でした

 

今まで「企業」とか「教員」とか 

そういうものに心が震えてこなかったのに、説明会ではこれをやってみたい! と初めて思えました。

 

そこで就活は協力隊一本で行くことに。

 

大学四回生時に、五月の春募集に応募。

ネットで、「協力隊 新卒」「協力隊 新卒 合格方法」とか調べまくって一喜一憂してました。

 

職種は、「小学校教育」で応募。

 

これは免許が必要な要件が多いので(免許がいらない要件もありますよ!)、少しでも受かりやすいと思ったからです(小学校の免許を持っていて得したこと)。

 

そんなこんなで、健康診断も合格(不整脈とかありましたけどね・・)、面接も無事合格できました。

 

今回は「どんな経緯で協力隊に応募したのかを書きたかった」ので、どんなことを聞かれたかとかは置いておきます。

 

でもまあ協力隊として実際に任地に来て、聞いた話も踏まえると、

 

①健康診断がめっちゃ大事

②ESで落とされるのはまともに文章が書けてない場合

③①・②さえクリアできてれば、国や職種はわからないけど、とりあえず協力隊員になれる可能性は非常に高い

 

 とのことです。

 

だから「新卒は落ちやすい」とかそういう記事は読むだけ時間の無駄です

 

実際私が参加した2018年度1次隊180人ほど中、50人くらい新卒ですしね。

 あなたにやる気と健康さえあればどんなに技術がなくても受かります!!!

 だから自信を持って♪

 

(自分も受かるまで不安しかなかったですけどねw)

 

ちなみに協力隊落ちたら、秋募集 or 大学の秋学期を休学しようと思ってました(そして翌年就活)

 

 

 

③協力隊として実際に来てどう思っているか

 

「海外での仕事」に対して憧れはありましたが、実際に住んでみるとここにいることが当たり前になるので、それほど特別感はありません

 

また教員の仕事も慣れると、ボランティアとしてきている分活動に限界もあり、だんだんとマンネリ化してくることもあります(人によるんですけどね!)

 

帰国後の就活は未だに不安です (笑)

 

でもここでの生活は日本では絶対に体験できないものですし、ここでの新しい出会いが次の自分を作っていくと思います(隊員との交流もいろんな人が協力隊員に入るのでとてもいい刺激になります)

 

だから自分のやれるだけ精一杯やって、仕事にもその姿勢で取り組めば、きっと道は開けてくると言い聞かせてます。

 

逆に手を抜いたまま2年間だらだら過ごすと、その時間は無駄になりえます。

 

何事も本気で取り組めば、きっとあとで自分の役に立つ! 

 

と毎日はいかないものの過ごす日々であります・・

 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

 

これはあくまで私の考え、私の経緯です。

 

協力隊にもいろんな経緯の人、いろんな考えの人がいます。

 

だから「私の言葉が言い過ぎ」って感じる人も、その通りだ という人もいると思います。

 

でも別に誰かを傷つけようと思って書いているわけではないので、笑ってやってくださると幸いです。

 

 

この記事を何かヒントが得られないかな? と思ってみてくださった方、ありがとうございます。

 

この記事が少しでもあなたの人生に役に立ったなら、道しるべとなれたのなら幸いです。

 

 

おわり。