青年海外協力隊 算数・数学ブログ

協力隊員が任地・任国の算数・数学~生活・旅行事情まで、幅広く紹介するブログです

タンザニア北部で授業見学

どうもどうもどうも。金曜日担当のタツです。
この記事を書いている途中(学校での休憩時間)、ちょっとびっくりした出来事がありました。
いや日本だと普通(?)なんですがね・・「あ、タンザニアでもあるんだ」と思ってしまいました。

 

何回か後にこの話(出来事と自分が思ったこと)を書こうと思います。

(最近告知で更新回数のハードル上げてないか?)

 

さて、前回告知した通り

 

kyouryokutaimath.hatenablog.com

 

        「突撃!隣の〇〇〇」

晩御飯じゃないですよ(´ー`)
正解は・・小学校!!

 

はい、というわけで隣の小学校(歩いて15分)へ見学してきました。

 

理由としては
前回書いた「小学校の確認テスト」で、受け持っている生徒の計算力を大体把握しました。
実はこの生徒たち、結構物分かりがいい子が多いです。
例えば連立方程式
たった1回の説明で理解できる子がクラスに2割程います。(だいぶ優秀な方ですよ!)
但し、分数や正負の計算ができないので結局間違った答えにたどり着いてしまいます。
「ここさえできてればだいぶ違うんだけどな・・・小学校でどんな教え方してんだ?(←ちょっと失礼)」

 

と思い、いざ出発

f:id:kyouryokutaimath:20190208010446j:plain
f:id:kyouryokutaimath:20190208001947j:plain

           (あるある? 看板から校舎までが遠い(*_*))

 

見せてもらったのは6年生。
なんと奇遇なことに、単元がまさに自分が中等学校で教えている部分と同じでした。

(但し言語の違いはあり)


その名も「座標幾何」(なんかかっこよく) 

 

先生が説明して

f:id:kyouryokutaimath:20190208011902p:plain

グループワークをやって

f:id:kyouryokutaimath:20190208011650j:plain

黒板に答えを書かせて

f:id:kyouryokutaimath:20190208012015p:plain

 

途中、座標計算をするため、正負の計算もちょこっとやっていました。
(何回か間違えたとはいえ)結構正答率が高かったです。

 

ここで疑問

 

「なんでこの子達は座標がよめる・正負の計算ができるのに、うちの学校の生徒たちは座標がよめないんだ?」
因みに、その小学校の生徒全てが自分がいるFuka中等学校に来るわけではなく、またFuka中等学校の生徒全てがそこの小学校の児童とは限りません。
必要でも十分でもないですね(←)

 

考えて出た結果が
1. (よく言われますが)小学校から中等学校で使用言語が変わり、混乱する
2. 1年以上使っていないから忘れる
3. たまたま見学したクラスが優秀だった
4. そもそも「数字の意味・概念」を理解してなく、今回は先生の真似をして回答にたどり着いた

 

とまあ、おそらくちょっと考えたら誰にでも出せるような結果ばかりになってしまいました(;´д`)

 

かっこよく4を書きましたが、結局(3以外)どれもありそうなので、実家ならぬ実校で全部の対策を考え始めることにしました。( ̄∇ ̄;)

 

授業後、小学校の校長先生とも話をして、ひとまず数学をどうにかしたい熱意だけは伝えられました。

校長先生もかなり真摯に受け止めてくれたみたいで、時間はかかるけど少しずつ児童生徒の能力を向上させる手伝いをする、と約束をくれ、大きな収穫となりました。

 

4番目の結果の話ですが、ちょっと次回以降書きたいと思います。

また、これ以降もう一度同じ小学校にお邪魔しているので、その時の話もまた今度に。