青年海外協力隊 算数・数学ブログ

協力隊員が任地・任国の算数・数学~生活・旅行事情まで、幅広く紹介するブログです

隊員の任地ってどんなとこ??

 どーも、こんにちは!

水曜担当のいくとです!

 

2回目の更新ということで、何を書こうかな~と思っていたのですが、

小出しにしていかないとすぐネタが尽きそうなので、

今回は俺の任地である チウングトゥワ村 を紹介したいと思います!

 

大都市ダルエスサラームから南に約500km、モザンビークとの国境付近のムトワラ州マサシ県というところにあるチウングトゥワ村はカシューナッツの栽培が盛んな地域です。

というか、雨が少ないのでそれ以外の作物はいまいち育ちがよくありません。

気候に恵まれておらず、また北部や中部と違って観光地も皆無なため、タンザニア南部は様々な面で開発が遅れている地域です。

 

さて、チウングトゥワ村ですが、

 

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こんな感じです!!

 

写真は、いっちばん栄えている村の中心部です。

あまり大きな村には見えないかもしれませんが、これでもこの辺りでは一番大きな村になります。

チウングトゥワ村は、ムトワラとマサシという町を結ぶ幹線道路に沿ってあり、その道路が村を二分しています。ですが、写真のとおりアスファルトではないので、車が走ると砂ぼこりが凄いうえに、雨季になると道路がぐっちゃぐちゃになります。

水道も出ない or 出ても茶色ということが多く、電気もほぼ毎日停電するという感じで、やっぱりインフラ不十分だな~と感じます。

 

せっかくなのでタンザニア南部の名産品であるカシューナッツを紹介しておきます。

日本人でもカシューナッツを知っている人は多いと思いますが、

実際に実っているのを見たことがある人は少ないんじゃないかな?

 

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写真の通り、変わった実り方をします。

日本人が知っているカシューナッツは、左上の写真の勾玉型の部分ですが、

実はその上に果実が実ります。

もちろん、この果実部分も食べれます。

下の勾玉部分を焼いて、炭と化した皮を叩き割ると、日本人がよく知るカシューナッツの完成です!

不遇のタンザニア南部だけど、このカシューナッツだけは自慢できる!

酒の肴にサイコー!!

 

タンザニアに来たら、ぜひお土産にカシューナッツを!

 

 

計算力チェック,してみました。

こんにちは!火曜日担当のれいねです。

ナミビアは毎日40℃を超える暑さ…湿気がないのはありがたい!

 

今回は「算数」の授業のことについて。

この学校に来てから,実際に算数を教えたり,他の先生の補助として算数の授業を見たりする中で思うこと・・・計算がぜんっぜんできない!!!

小学生はもちろん,中学生ですら・・・。しかも中学生になると計算機を使う授業もあるらしく,数学でも計算機を使うんですが,2×1ですら計算機に頼る…しかもタイプミスで答え違ってる…でも計算機が出した答えを疑いもせず信じる…。九九が頭に入っていたら,どんなに楽やろう。もっと算数も楽しくなるやろなぁ。そら面積教えて,いくら式合ってても九九分かってなかったら答え出せへんよなぁ・・・。

 

ということで,わたしの活動目標は「基礎計算力の向上」に決まりました。

 

まずは彼らの計算力を見るために,簡単な四則計算のテストをしてみました。

 

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そして,採点した結果,なんとも分かりやすい,おもしろい結果になりました。

それぞれ10点中の平均点を出してみると

Grade5 +(8.8)-(7.4)×(5.6)÷(3.1)

Grade6 +(9.3)-(8.1)×(6.6)÷(4.8)

やっぱりかけ算。九九。それが出来たら割り算の結果にも繋がる‼

 

ということで,この結果を受けていくつかの活動を進めています。

題して「Calculate challenge」

次回は,実際にどんな活動に取り組んでいるのかを紹介したいと思います。

南アフリカ共和国 協力隊員 ~田舎の生活②~

どうもー 月曜日担当のカオルです!!

 

今日は前回話していた通り、田舎の生活 Part2いきます!

 

ちなみに前回のPart1を見てないよー  って方はこちらを

kyouryokutaimath.hatenablog.com

 

今回は、オトイレ♡の話

 

自分の家や学校には水洗トイレは存在しません!!!

 

でも村人の中でも リーッチ な人の家には、日本でも見かけるような水洗トイレがちゃんとあります(断水の時とかは水をあらかじめ貯えてないと流れませんし、日本のトイレほど勢いは強くありません)

 

 

話を戻して、

 

トイレは所謂ぼっとん便所ですが、汲み取り式ではありません

 

日本だと、バキュームカーが汲みに来るんですよね?? 

 

世代じゃないからわからないのですが・・

 

つまり、しっぱなしで誰も汲みに来ない。たまる一方!

 

こんな感じの仕様になっております・・

 

え?? 一杯にならないのかって。。

 

大丈夫! バクテリアとか何かが自然分解してくれるから()

 

 

 

って協力隊来る前は信じてました。

 

実際には、、

 

 

普通に一杯になるし、一杯になったら別の穴を掘ってそこを新たなトイレにします (笑)

(村人談)

 

ちなみに穴は人力で掘るんですよ^^

 

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次期トイレ用の穴。深さは3mほど。

 

ちなみに3mほどの穴が、一家族(6人前後)の排泄物でいっぱいになるのに15年はかかるとのこと><

 

家の敷地はそれぞれかなり広いので、たいして場所の問題とかは気にならないのでしょうね・・

 

 

ちなみに学校の穴は一杯になったら、業者に頼んで汲み取るらしいです

 

学校のトイレは穴がより深く掘られているのでしょうが、子供全員が使うのですぐに一杯になりそう・・

 

 

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学校のトイレ外観。手前から男の子用・女の子用・先生用(4rooms/4/4)

 

 

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学校のトイレ内観

なぜか便座はついてるww

 

ちなみにトイレットペーパーは備え付けられておらず、教室から子どもがそれぞれ自分が使う分だけ紙をちぎって持っていきます

 

(途上国に行く際は、長距離バス等にも紙がないことが多いので、注意。ペーパーを常に持っておくと便利です)

 

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家のトイレ外観。ドアは基本あけっぱです^^

 

家のトイレは男性用と女性用が分かれている家と、そうじゃない家があります

(理由はわかりません)

 

 

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家のトイレから見える景色。

今は夏なので、目の前にトウモロコシ畑が広がっています

(家の敷地内でどこの家もこの時期は栽培しています)

 

いい景色でしょー

 

この景色をみながらする〇〇 もうさいこう

 

 

ちなみに現地の人も、誰かがトイレに入っているときは、その前を横切るときも絶対に見ないようにしています

 

なぜかこのエチケットは日本と一緒()

 

このトイレ考えてるなー と思ったのが、

 

 

住居や、炊事場(家の中以外に料理をする小屋がどこの家にもあります)とは、きちんと話されて作られているところ

 

僕の家からは20mくらい(大家さん家族と共用です)

 

 

おかげで下痢の時はいつも大変です・・

 

家の外にあると、もう移動の間にもれそ・・  

 

 

とまあその話は置いといて、お次に問題点

 

 

このトイレいわゆるハエ製造機なんですよね

 

だって底に溜まっていくだけだがら、ハエからしたらもう天国

 

昼間にトイレに行って用を足すと、中から大量のハエがわいて出てきます

(ウジャーッッッ!!!!!!! って感じです)

 

夜はトイレ内にゴキブリさんが10匹ぐらいあちこちにいます^^

 

ちゃんとすみわけが出来てるんですね。自然すごい

 

ここからは自分の考察なのですが、

 

学校のトイレはそこまで虫がわかないので、おそらくトイレ内の温度に原因があるんだと思います。

 

トイレ内が比較的ひんやりしているところだと、そこまでハエが多くない印象

 

 

 

ーーーーーーとまあ今回はちょっぴり汚い話になっちゃいましたが、生きるうえで・途上国に住むうえでとても大事な点なのでーーーーーー

 

 

最後に土曜日担当のSaayaの記事を見て、掛け算出来る子がいるんだー すげえー

となったので、ぼくも子どもがやってきた宿題写真を一枚

 

その記事が見た方はこちらのリンクから

 

kyouryokutaimath.hatenablog.com

 

算数が好きって答える子は複数教科好きである っていう考察は興味深かったですね・・

 

言われてみると、確かに一教科勉強ができる子は、勉強が出来るときの楽しさを知ってるというか、複数教科出来る気がします・・

 

 

この子、クラスでは出来る方の子です。今度出来ない子の宿題も撮っておきますね^^

 

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6年生の宿題。約半年教えています

 

タンザニア~意欲の芽が出ますよーに~

ー毎週土曜日はSaayaの日ー

 

いきなり質問!

 

40分の授業の中で、子どもたちは何問の練習問題を解いていますか?

 

私の場合、5問前後になることがほとんど。

 

習うより慣れろで、もっとたくさん解かせたいのですが。それでも、授業時間いっぱいを使ってしまっている現状です。

 

最近は、振り返りのような感じで、練習問題の最後にこんな質問を投げかけるようにしました。

例えば…
算数は嫌い or 好き
授業は難しかった or 簡単だった
好きな教科

好きな遊び  など

 

ノートはできるだけ毎回集めます。そして、なかなか○がつけられず、私自身、点検を進めながら気分が沈んでいきます。

 

ノートが戻ってきた子どもはもっとしょぼくれるんだろうな~って思ったらひとつでも○をあげたいなと。そのためのおまけ問題!

 

子どもの興味関心を知ることができて、ノートを介したコミュニケーションにもなっていると感じています。

 

もちろん、空気を読んだ回答が目立ちます。

 

でも、好きな教科については、ふとこんなことに気付きました。

 

正答数が多い児童は、複数回答をしている

 

…気がする。実際に、正の字書いて集計~☆

 

正答数4/5以上の児童の複数回答

77%(45%)  
正答数3/5以下の児童の複数回答

41%(18%)

※「全部」と回答したものも複数回答に含めました。( )の中は、「スワヒリ語と英語」など明確な回答があった割合。

※5年生Aクラス67名、Bクラス54名の回答。

 

学習意欲と正答率の相関もあるのかなって思いつきで鼻歌交じり、チャイ飲みながらの集計なので信憑性は定かではありませんが!また、聞き方によっても、大きく変わってくると思います。


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チェックの数=○の数。全問正解ではなまる!

 

何がきっかけになるか分からないから種はいっぱい蒔いておこう。○がもらえた!それだけでもいい。

 

そんな感じで、タンザニアは年明けから新学期が始まっています☀


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タンザニア北部の情報 

ハローハロー
金曜日担当のタツです。

 

さて、月曜日担当のカオルが家の紹介をしたのでこちらも・・・と言いたいところですが、特に面白みもなさそうな話題ばかりでした・・。強いて言えば最近ネズミを見かけるようになったくらいで。
ってことで、今回は少し任地Sanya Juuの紹介と、活動をのことについてかるーく。

 

経済都市ダルエスサラームからは直線距離500km。意外と遠いような近いような距離です。前回も書きましたが、任地はキリマンジャロ州に属しています。なのでキリマンジャロが見えます。

 

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任地の標高は約800m。アフリカにしては結構過ごしやすい気候です。しかーし、この標高でも蚊はいるので対策はしっかりと。朝はちょっと涼しすぎるくらい。但し、さすがに真昼はちょっと暑いです・・。

 

 

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こんな一本道が何十キロと続いています。舗装されているだけまだいいのかな。作っているのは中国企業。結構しっかりした道です。

 

ある人曰く「北海道に来たみたい」とのこと。

確かにそんな感じかもしれません。

 


さて、続いて学校(と自分の活動)紹介を。

 

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こんな風景です。日本とは色々と大違い。(いい意味でも悪い意味でも)

悪い意味の方ですが、近々活動を起こそうと思っているので、もし成功すれば記事にしようと思います。(今後半年の間に何も書かれていなければ・・察してください)

 

で、活動ですが。

人事関係がありまして、今年は当初予定していたよりかは少ない授業数を持っています。一週間に40分×12コマ。人数も一クラス30人前後とかなりやりやすい方です。
今は2年生を担当しています。この学年を担当した理由として二つ。(水・土曜日担当のお二方が改めて書くかもしれませんが、一応簡単にタンザニアの教育システムについて)


1.タンザニアは1月から年度が変わります。つまり年をまたぐと学年が1つ上がります。2018年は1年生を担当したので、引き続き同じ生徒を担当したかったから。


2.タンザニアの中等学校では、2年生と4年生に試験があります。自分の配属先、2018年の2年生(つまり今3年生)の数学の試験結果を見た結果・・・。ランクがABCDFの5段階(Eはないよ!)の中、D(44~30点)が3人、他残りの70人近くはF(29点以下)・・・。

 

ってことで、「とにかく結果を出して見せるから試験がある学年を担当させてくれ」と、どこから出てくるのかわからない自信を見せてしまいました。
もう後戻りはできません(;^ω^)

 

ということで、今は通常授業に加えて1年生の内容の復習も同時並行で行っております。(たまに小学校の復習も・・)

 

具体的な内容はまた今度書きます。

 

 

後、時間があるときには日本の紹介も行ってます。担当している学年は

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みんな大好きTotoro。日本語や折り紙よりもなぜかこれが一番気に入ってくれてます( ̄∇ ̄;)

 

使いどころについてもまた次回以降。

 

一応こまめに更新していくつもりですので、その分内容がうすーくなるかもしれません。特にネタ切れが一番恐ろしい・・((((;´・ω・`)))

その時は数学とは全く関係のない話が出てくると思いますので、心の中で応援よろしくお願いします (←何の)
 

では
とぅたおなな うぃき いじゃよ!

〜自己紹介編〜 土曜日担当 Saaya

ー 毎週土曜日はSaayaの日 ー
 
Hamjambooo!!!
 
2018年度1次隊、協力隊算数ブログ、土曜日を担当します。Saaya(さあや)です。
 
私は、タンザニアの中心地ダルエスサラームからバスで7時間のモロゴロで活動しています!
 
配属先は小さな村にある小学校ですが、児童の数は2000人弱!対して教員は20名ほど。
 
私自身、日本で教員を経験していて、こちらに来る直近3年は児童数1000人規模の小学校で勤務していました。大規模校の要領は分かっているつもりでしたが、日常の出来事は予想を大きく上回ってきます〜☆
 
そんな小学校で、私が担当しているのは
 
・5年生算数2クラス(週12時間)
・6年生体育2クラス(週2時間)
・3年生以上対象のクラブ活動(週1時間)
 
児童とのスワヒリ語でのコミュニケーションに四苦八苦しながら毎日を過ごしています。
 
このブログでは、算数の授業に特化して話題を取り上げていく予定です。
 
…が、時々休憩を挟みながら任国タンザニアのことも紹介できたらと思っています。自分自身のモチベーションのための記述ではありますが、誰かの何かに役立てば幸いです♡
 
以下、自己紹介!
 
好きなアクティビティ
海を見ること
星を見ること
 
好きな食べ物
さつまいも
 
協力隊応募のきっかけ
8割の好奇心
 
協力隊応募までに頑張ったこと
ゴキブリに慣れる
レゲエ
ピアノ(挫折)
スワヒリ語、英語(ともに挫折)
 
挫折ばかりだけど、今はタンザニアで元気に過ごしています!結果オーライ、挫折に感謝!!
 
「勉強できても、できなくても生きてく術は身に付けて」
 
そんな思いで日々奮闘中。
 
でもこの生きてく術、タンザニアの子どもたちから教えてもらってることの方が多いのはナイショの話
 
よろしくお願いします!!

自己紹介編 金曜日担当 タツ

  どうも初めまして。金曜日にこのブログを書くことになったタツです。今週は各自簡単な自己紹介ということで・・・

 

 今現在(2019年1月)24歳です。大学院まで行って数学を勉強しておりました。なので他の人よりかは「すこーし」数学が得意な人です。その後卒業と同時に福島県にある二本松訓練所に入所しました。そして去年の夏、タンザニアへやってきました。はい、早くもブログ内でタンザニア2人目でございます。

 任地はキリマンジャロ州のSanya Juuという場所にあるFuka中等学校で、そこで数学教育として派遣されています。

 

 大学院で数学をやっていたのだから数学に関しては何も困らないのでは、と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、実はそんなことはないです。逆に頭がカチコチになってしまって簡単なことがわからなくなってます。生徒たちの発想に納得させられることが多々あったりします(他の隊員からしたら、当たり前じゃん、と思われるかもしれませんが・・・)。逆に自分が自信を持って教えたものが、生徒にとってはわかりにくかったりします(寧ろこっちの方が多いです)。

 

 金曜日は、そんな生徒との相手にドタバタ劇を繰り広げている自分タツがブログを書いていきます。忘れっぽいのでもしかしたら金曜日更新がずれてしまうかもしれませんので、そこは悪しからず。ブログを書くこと自体初めてなので、何を書けばいいのかいまだに悩んでおります。とりあえず他曜日の方たちが発言している、「しばらく継続させる」ことを第一目標に書いていこうと思います。

 

 新年に学校が始まると同時に高熱が出てしまってまだ完治していないもので、「こいつ何書いてんだ?」と思われる文があるかもしれませんが、今回ばかりはスルーしてください。次回更新までは治(直)します。あ、そのせいで更新遅れるかもな・・。

 

 はい、もう言い訳は結構です。では皆さん、よろしくお願いします。