南アフリカ共和国 ~放課後PC教室と隊員報告会~
どうも~ 月曜日担当のカオルです。
GogogoではついにTerm1(一学期)テスト週間が終わりました。
来週からは子どもが徐々に来なくなり、金曜日(20日)に子どもへレポート(通知表)を返して終わりになります。
また最近頻繁に全国規模でLoadshedding(計画停電)が起こっています・・
これが起こると、電波&電気が使えなくなり、本当に退屈。現在、一日の大半これが起こっています。原因は政治のせいだとかなんとか。何やってんだか・・。電気の安定供給は産業が発展するうえで必要不可欠なのに><
①PC教室
個人的にTerm1(1学期)からGogogoの子どもたちを近くのセカンダリー(日本でいう中高に当たる)に連れて行き、PC教室をするという試みを行っています。
まだ7年生(中1)と6年生1回ずつしか出来ていませんが、Term2も行っていきたいなと思います。
問題は誰に引き継いでいくかなのですが、このPC授業を担当してくださっている現地人がやる気のある方で、僕が居なくなった後も子どもたちが来ても良いと言ってくださっているため、その方に引き継いでいこうかなと思っています。
やっていて思うことは、「子どもは学ぶのが早い」ということ。
PCのオンオフやログイン・ログアウトだけではなく、ワードを使って文字を大きくしたり小さくしたり表を作成したり等も行ったのですが、次々とこなしていきました。
結局1時間で終わらす予定も1時間半以上になってしまい、さすがに疲れてだろう・・ と思いましたが、子どもは「まだやりたい! 次も絶対来る!」という意欲的な態度を見せてくれました。
彼らがセカンダリーに入れば必然的に授業としてはあるのですが、やる気がある今のうちに基礎を学んでもらえればと思います。金曜日にセカンダリーまで行って帰ってくる(山道を30分)と疲れはしますが(笑)
それに自ら学ぼうという姿勢は大事ですしね^^
②隊員報告会
2019年2月26日(水)にあった南ア・レソト・スワジ隊員報告会について、1人教員として派遣されている方が居たので、その方の報告をご紹介させてもらいたいなと思います。
協力隊の活動では、職種が同じ場合多くの人の活動が似てくると思いますし、参考にもなると思うので、シェアさせてください♪
国:エスワティニ
配属先:セカンダリー(中高)教員
配属先の良い点
・教員が比較的真面目
・勤務管理が厳格
・教具が揃っている
・学校がきれいに保たれている
・成績管理が出来ている
配属先悪い点
・授業時間中に会議
・Term3の水曜午後は自習
・指導力のばらつき
・授業時間の不足
・体罰
個人的な感想
彼の学校は、エスワティニ内でも学業優秀な学校らしく、先生方の規律はある程度しっかりしていることが伝わってきました。またそれを維持するための出勤簿制度や、授業の振り替えを書くための専用書類もあると聞き、非常に進んでいるなと思いました。
悪い点である「授業中の会議」は、こっちあるあるですね。授業が終わると先生方は帰ってしまうので、必然的に授業時間内にやらざるを得ません・・
指導力のばらつきについても同じで、ある程度しっかりとした指導をされる先生から、「こりゃだめだ・・」という先生まで様々。これはどこの国でも起こり得ますよね・・?
活動の成果と反省
成果
・板書の定着
・補習人数の増加
・子ども同士の教え合い
・教授法の技術移転
反省
・宿題提出率
・あきらめている生徒
・授業規律
・教員を巻き込んだ活動
感想
生徒の教え合いの推奨は、このブログ内でもタツが紹介していましたね。補習に関しては最初出来ない子を対象にやっていたが、最後の方は自主にして、主に出来る子が参加していたとのこと。
僕個人的には、セカンダリーレベルで出来なくてやる気のない子を無理やり残す必要性は感じません・・。「自分の将来については自己責任」という考え方に基づくと。
授業規律に関しては、この隊員さんは体罰をしないので、生徒から舐められて規律を維持しにくかったとおっしゃっていました。他の先生方の授業では先生が体罰をするのに、そこで一教員がしないと、生徒は尊敬するのではなく舐めてくる。
尊敬の獲得は時間がかかりますからね・・
難しい問題の1つです。
その他の活動
・地理の授業(日本の地理や歴史)
・絵本読み聞かせ(休日に公園で。小さい子を相手に)
・お遊び
・日本人祭り(エスワティニ隊員内で企画し、子どもたちにも手伝ってもらい、大規模なモノを開催。来場者は200人以上で、当日は地元のラジオやテレビ局も来場)
意外にその他の活動が参考になったりしますからね♪ 載せておきます。
この隊員の方は報告会でのプレゼン資料が、南ア隊員ファイル内に格納されて振り返りやすかったので、この場で共有させてもらいます。
~今週の一考~
病気になるとわかる、周囲の人のありがたさ
協力隊員も、日本で住んでいる時と同じように病気になります。
それも風邪だったり、持病が再発したり、原因不明だったり・・
生活環境も人によっては日本にいた時より悪いので、それも相まって多くの病にかかります。
僕もお世辞にも「良い」とは言えない家なので、結構体調は崩したりします><
原因不明の発熱だったり、もとから起こりやすい皮膚病(アトピー系)だったり、ひどい下痢だったり。
こっちに来てから、自分の体はそういう面で強くないな~ と感じさせられます。しかも体が強くなるわけでもない(笑)
特にアトピー系は気を付けないと肌にずっと残ってしまうので、僕は嫌いです。
病気になっても、きちんとした町の病院までは3時間以上。本当に原因がわからない病気(例えば皮膚の病気とか)になると、1日かけて首都に上がって、首都で見てもらうしか方法はありません・・
そんな中で、「自分でご飯も作れない&洗濯できない」となった時、いつも大家さんが助けてくれます。
本当にありがたい。
洗濯物を干したり、ご飯を分けてくれたり、風に効くフルーツをくれたり。
この前は、「そんなに発熱が続いてるなら、一緒にクリニックに行く?(歩いて1時間以上)」とまで言ってくれました。
いや、遠いし、信頼性無すぎて行かなかったですけど(笑)
でも気持ちは嬉しいし、洗濯をしてくれるのは本当に助かります。
土日体調悪くて寝てても、月曜日になったらまた学校行かなければいけませんからね^^
おばあちゃん。ありがとう。
ーー今週の簿記勉強時間ーー
14時間。
簿記2級の連結会計がわからなくて挫折しかかりました(笑)
金・土とサボってしまったことに反省。
それではまた来週♪