青年海外協力隊 算数・数学ブログ

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ボツワナ〜割り算がやっぱり苦手〜

みなさんこんにちは、木曜担当エリーです。

 

本日の一枚は、

 

ボツワナの北部にある「LEKHUBU ISLAND」での一枚。

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「アイランド」と名前が付いていますが、水の中にあるわけではありません。

 

巨大な「塩湖」の中にある島です。

 

そこでは、バオバブの木に出会え、天気が良ければ満点の星が見えます!

 

今回は残念ながら、曇り空…星には出会えませんでした。

 

 

 

 

 

さて、今回は「割り算」について。

 

これはなかなか難しい!

 

私が今年入っている6年生もやっぱり苦手。

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6年生の教科書は、こんな感じです。

 

そこで、最初が肝心!ということで、4年生にフォーカスを当てることに!

 

9月から取り組んできた「割り算」練習を紹介します。

 

参考までに、ボツワナの教科書は、このように始まります。

 

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4年生の教科書

いい感じですよね。

どんな場面で「割り算」を使うのかを考えられるようになっていると思います。

例が少ないですけどね。。。

 

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割り算の筆算の説明

そして、筆算の仕方も学びます。

 

しか〜し、九九を覚えていな子ども達の多くは、◯をたくさん書いて数えたり、棒を書いて数えたりしてしまします。

 

これでは、計算に時間がかかり過ぎてしまったり、

数え間違ってしまったりを繰り返してしまいます!

 

そこで、9月〜11月にかけて、 

4年生3クラスで、8〜10回「割り算」の練習をしました。

 

まずは、毎回「九九」の復習。

 

4年生の教科書には、12の段までが載っていますが、覚えている子は0!

 

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 ”ステップ・バイ・ステップ”ということで、5の段までをまずは練習!

 

最初は、グループやクラスで暗唱しながら自信をつけさせます。

 

今では、一人でも言える子も出てきました!

 

 

 

「割り算」練習

 

①あまりのない割り算(2桁➗1桁) 

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②あまりのある割り算(2桁➗1桁)

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③答えが2桁の割り算(2桁➗1桁) 

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④ ①〜③混ぜたもの

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⑤ ④にあまりのない割り算(3桁➗1桁)をプラス

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⑥ ⑤にあまりのある割り算(3桁➗1桁)をプラス

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①のあまりのない割り算に関しては、正答率は50%と素晴らしい数字が!

 

しかしながら、②以降は飛躍的には正答率が上がらず…

 

ただし、徐々に「割り算の筆算」が身についてきているように感じます。

 

先日行われた、4年生の統一テストで、算数の合格者の割合が3クラスとも80%を超えたそうです!(合格は5割以上の点数)

 

少しでも子どもたちの理解に貢献できていれば嬉しい!!!

 

英語で「割り算の筆算」は「Long Division」と呼ばれています。