タンザニア~私がモロゴロに来た理由~
-毎週土曜日はSaayaの日―
ラマダンの終わりが近づいた今日は、私も1日だけ断食に挑戦!
学校では、成績入力のお手伝い。
1年生から7年生までの児童2000人弱のテストの点数をたったふたり(一人が打ち込み、一人が読み上げ)で入力します。
他の先生はお喋りしたり、仕入れた服売り始めたり…私は空腹もあって「この状況おかしくない?」と思いながらも、ただひたすらに入力します。
一緒に入力する同僚には「何で仕事割り振らなの?」「それぞれが担当する学年を入力すればいいのに。」「他の先生、お喋りしかしてないじゃーん。」片言のスワヒリ語でぐちぐち言ってしまいました。
それでも「This is Tanzania.仕方ないよ。」と答えが返ってくるので、その後は「This is Tanzania.」をずっとずっと心で唱えて気持ちを落ち着かせていました。
入力を終えると、
「Oh~大好き!明日、ソーダおごってあげる!!」
こちらでのソーダおごってあげるはおそらく最大の褒め言葉。
そんなところもまた
This is Tanzania.
今日は少しカリカリしたけど、基本的に同僚の先生はみんな好きです♡
ラマダン明けのご飯Futari(フタリ)をご馳走になりました。揚げパンMaandazi(マンダジ)とChai(チャイ)、ココナッツとお豆の煮込み。
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ブログ内共通企画
「私が○○に来た理由」
どのような背景で協力隊参加に至ったのか、以下の項目で書いていきます。
①志望動機
②希望国と職種
③実際の派遣国
④面接エピソード
(県教委での選考‐4月上~中旬‐)
⑤面接エピソード
(JICAでの選考‐夏休み中‐)
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以前の経歴、自己紹介はこちら
kyouryokutaimath.hatenablog.com
①志望動機
ただただ好奇心が8割。
あとは、日本の学校でよく使われる言葉
「世界の困っている子」
1年生を担任していて、ペットボトルのキャップ集め、募金活動の一つ一つを言葉にしたときに、ふと何も知らない自分の薄っぺらさに気付きました。本当は何に困っていて、募金などで集められたお金や物は適切に運用されているのかを確かめたくなったことがきっかけだと思います。
といっても、つまりは
好奇心が全てです☀
②希望国と職種
応募用紙には、派遣国を第三希望まで書くことができます。
《第1希望》
タンザニア・小学校教育
《第2希望》
タンザニア・小学校教育
《第3希望》
パラオ・小学校教育
色鮮やかな服だったり陽気な音楽だったり、漠然とアフリカへの憧れがありました。アフリカの国についての知識はなかったので、協力隊の経験がある友人から聞いた各国の隊員事情を参考にしました。
個人的に外せなかった条件は海に面していること!海鮮が食べられるし、なによりも海を見れば、日本と離れていても繋がっていると思うことができるから。
もちろん、オフィシャルな回答は
「説明会でOVの方の発表を聞いて、タンザニアに興味をもちました。」
「観光地としてのパラオという印象でしたが、あるとき親日国であるエピソードを聞きました。その国の人たちの中に入って昔の人が繋いだものを見てみたい、関わりたいと思いました。」
これらは嘘ではなく、本当の気持ちに変わりないので堂々と答えました♡
③実際の派遣国:タンザニア
面接の際には、「そろばんできる?トンガはどう?」と聞かれました。「あ、あ...いいですね、トンガ!(どこどこ?でも海きれいそ~)適正見て、選んでいただけるのであればありがたいです。」と答えました。
そんなやり取りもありましたが、第一希望のタンザニアで通っていました。
同じタンザニア国内でも気候や都市の雰囲気、事務所までのアクセスが違います。要請内容で決めるべきとは聞きますが、同じ国を並べて希望するのであれば、そのあたりも考えると良いと思います。
今は、誰とどこでも繋がることのできる時代。希望国のOVを辿って話を聞くことをおすすめします。
④面接エピソード
(県教委での選考‐4月上~中旬‐)
私は、2回受験しています。1回目は、見事言葉に詰まって選考から漏れました。職場に戻って泣いたことを覚えています。
このときは会場に40名いて、うち10名がJICAの選考に進むという発表がありました。
悔しかったので、面接でアピールすべく翌年までにピアノとレゲエダンスを始めました。
2回目は「絶対に決めたい」という崖っぷち状況から、面接途中でなぜか涙がほろりほろり。「す、すみません…思いが強すぎて涙出てきちゃいました。」なんて笑いながら弁明しました。自分が面接官だったら、この人大丈夫かなって思うけど、このときは面接官から温かい言葉を掛けていただき、気持ちが和みました。
※ 2017年(受験時)の現職教員特別参加制度なので、現在の条件と異なる場合があります。また、自治体によって事前の面接がある、ないなど選考も違うと聞いています。
⑤面接エピソード
(JICAでの選考‐夏休み中‐)
面接は人物面接と技術面接があります。
それぞれ10分ほど、面接官は各2人の個人面接でした。
【人物面接】
・志望動機
・卒業研究アボリジナルアートの魅力
・先住民が抱える問題に触れた機会は
・「臨機応変」具体的にどんな場面で
・「個性を大切にする」具体的には
・発展途上国に行ったことがあるか
・そのとき貧しさ感じたことはあったか
・暑さは大丈夫か
【技術面接】
・志望動機と自己PR1分
・「全体の奉仕者」何に書いてある文言か
・「奉仕」とは
・これまでの担当学年
・そろばんの指導経験
・派遣先が希望通りではなくても大丈夫か
・言語はフランス語でもスペイン語でもいいか
事前に提出していた応募用紙の記述内容に沿った質問がされました。
自己PRは、踊りました。
このためにダンスのお月謝を払っていたのだと、自分を奮い立たせてお尻ふりふり。
本当は、自分が指導者という設定のもと面接官も一緒に踊らせたかったのですが、そこまでの図太さはなく手拍子をお願いしました。面接官からは、「はい…○○さんね、覚えました。」と言っていただけたので、踊った意味はあったと思います。
中には、技術面接で十進法の良さなど知識を問われていた人もいました。私は、専門教科がないこともあってか具体的に深くは突っ込まれませんでした。印象としては、「分からないことは知ったかぶりをせずに、素直に聞く姿勢」がベターだと受験者同士で話をして意見が一致しました。
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以上、タンザニアからでした!
JICA海外協力隊を考えている方の参考になれば幸いです。