青年海外協力隊 算数・数学ブログ

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ボツワナ共和国〜私がボツワナに来た理由〜

みなさんこんにちは。木曜担当エリーです。

 

 さて今回は、ブログ内協同企画第2弾!

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ボツワナ…道に象が現れます!キリンやダチョウ、シマウマも現れます!

 

『私がそんなボツワナに来るまで』のことを少し書いてみたいと思います。

 

まず、私は『現職参加制度』というものを利用して、現在、青年海外協力隊に参加しています。(会社員でも公務員でも利用可能)

 

この制度は、教員であれば、満3年(一部満5年)の実務経験後、利用することができます。(私が応募した時から、現在は制度や優遇に変更があると思うので、それは確認してくださいね。)

 

私は、この制度のおかげで、教員を辞めずに参加しているので、帰国後は、即職場復帰することができます。

これは本当にありがたいことです!

 

ただし、職場を離れることができるのは、2年間と決められているので、訓練期間➕派遣期間が2年間となります。

このような縛りがない場合は、派遣期間が2年間となります。

 

派遣国に着いてからも、すぐに活動が始められるわけではなく、語学訓練や様々な研修を受けているとあっという間に1ヶ月が過ぎ、活動が始まっても、学校関係はお休みが多く、実際に学校で活動できるのは何ヶ月なのだろう.…

 

と考えると、1日1日が本当に貴重に思えてきます。

 

私は、『現職参加制度』を利用することを決意し、約2年前に応募しました。実は、締め切りの直前まで悩みに悩んでいたため、応募書類の作成がギリギリになってしまい、校長先生には多大なるご迷惑をかけてしまったことを今でも反省しています。と同時に、そのような私の推薦を快くしていただき、大変感謝しております。

 

現職参加の場合、まずは書類審査があります。それには、各学校、各教育委員会、各都道府県の許可や推薦が必要になってくるので、所属先により希望が通るか通らないか、かなりの違いがあると聞いています。

この1次試験をパスすると、2次試験(面接、健康診断)があります。

結果は、夏休み中だったかと。

 

教員であれば、3月まで仕事を行い、4月から1次隊訓練(70日間)に参加、その後、国ごとに6〜8月の間には派遣され、翌々年の3月に帰国し、4月から職場復帰、という流れになります。(詳しくは、JICAのHPで調べることができますので、ご興味のある方は是非!!)

 

◯派遣国について

 

なぜボツワナだったのか…

 

う〜ん。全く分かりません。。。

 

応募の際に、第3希望まで国を書くことができます。

確かにアフリカを希望していましたが、第3希望までにボツワナは書いていなかったことは、はっきり記憶しています。

 

アフリカに派遣されたので、健康状態は良かったようです。

 

そう!この健康状態が本当に重要!!!

 

◯面接について(記憶が曖昧になってきていますが)

 

人物面接…意欲や希望国、希望言語などについて聞かれます。

 

技術面接圧迫面接(?!)に近いものを感じました。

     私が聞かれたのは、小学校3年生で習う

 

「割り算の『包含除』『等分除』の違いを説明してください。」

    

私なりに説明できたつもりだったけれど、面接官の顔は怖いまま(笑)

「もっと勉強してくださいね」

と言い渡されて終わっていった…

 

そのほかの人は、「円周率について説明してください」という質問もあったそう。

 

◯その他

2次面接の会場で、他にも確認をされたことがあったのを覚えています。

自動二輪車を乗ることになっても良いですか。

 (今は無くなったと思いますが)

ご家族には話をしていますか?

 反対されていませんか?

 

この二番目の家族についての質問がとても印象的でした。

 

家族の反対のために、本人には問題がなくても、合格後に辞退となるケースがあると聞きました。

 

協力隊に来ている当の本人たちは、海外、特に発展途上国に住むことに対して、緊張や不安は大小あるにせよ、前向きに考えられる人が多いのではないかと。

 

しかしながら、日本に残る家族にとっては、とても突然のことだったり、本人たちが想像するよりも、もっともっと不安に感じたり、心配が大きいのかもしれません。

 

特に、海外に来てしまうと、周りにいる日本人も既に日本を離れて生活している人ばかりです。

日本にいる時と、いつの間にか意識や感覚が少しずつずれてしまってくるように感じます。

 

それらのことを自分でいかに理解し、家族に理解してもらったり、活動や現地での生活を報告できたら、家族とのいい関係が築けるのかなと。

 

ちょっと話がまとまりなくなってしまいましたが、

 

健康に産んで育ててくれた家族に感謝

 

送り出してくれた家族や職場に感謝

 

帰る場所(国)があることに感謝