青年海外協力隊 算数・数学ブログ

協力隊員が任地・任国の算数・数学~生活・旅行事情まで、幅広く紹介するブログです

突撃! お宅の台所!! ~カオル編(南アフリカ共和国)~  #食事#青年海外協力隊#小学校教育

 

どうも~ 月曜日担当のカオルです!

 

現在南アフリカ共和国で、青年海外協力隊員として、小学校で働いています

 

自己紹介を見たい方は、過去の記事をどうぞ

 

 

kyouryokutaimath.hatenablog.com

 

 

 

今日から1週間、ブログ内共同企画である、

 

「突撃! お宅の台所!!」 をやっていきます

 

 

ブログ内共同企画とは、テーマを統一化して全員が同じテーマに関して書いていく企画で、目的としては、読者の人が興味ありそうなことをテーマとしてそれぞれが書くことで、見やすい&一気に情報集めに使ってほしい

 

ということで今月から、月1程度で始めていきます!!

 

 

今回の「突撃! お宅の台所!!」では、

 

隊員がそれぞれの任地の食糧事情、普段作っているもの等々

 

をご紹介していけたらなと思います

 

 

 

それでは月曜日の私から♪

 

 

今日の内容構成は

 

①任地の食糧事情
食糧へのアクセス。よく買ってるもの。冷蔵庫の中など


②食べ物の物価
物価は安いの高いの?


③これが私のディナー
とある1週間を切り取って、夜ご飯を

 

④私がシェフになった日

一番手の好んだ料理 や 特異な料理紹介を

 

⑤まとめ

 

で送らせていただきます><

 

 

 

①任地の食糧事情

 

私の任地では、ほとんど物が買えません

 

というのも、一番近くのスーパーマーケットまで、コンビタクシーを使って最低2時間はかかるからです・・

 

コンビタクシーに関しては依然、ボツワナのエリーさんが紹介されてましたね

 

 

kyouryokutaimath.hatenablog.com

 

 

市民の足として、日本で言うミニバンみたいなやつが、途上国ではスモールバス として使われています

 

 

私の任地は、日本で言えば、田舎の村に車なしで済んでる感じです

 

しかもかなり僻地の方なので、交通手段と言えばバスかタクシーしかありません

 

 

街に出る行きの交通手段は

 

朝5時15分に出るバス

 

朝6時と7時に1本ずつのみのコンビタクシー

 

 

これを逃すと大変です

 

一番近くのコンビタクシーが良く出ている村まで歩いて行かなければいけません

 

その村まで徒歩で1時間近く

 

途中運よく通りがかりの車にピックアップしてもらえれば、20分ほどで行けます

 

 

また食糧購入に関していうと、村も大規模ではないので、道路に露天等もありません

 

f:id:kyouryokutaimath:20190325235749j:plain

アジアでよく見る露天。アフリカはもっとボロイです ><

*Google画像検索引用*

 

 

アフリカとか聞くと、道路に掘立小屋みたいのを立てて、ものを売ってるようなイメージありませんか?

 

ああいった市場も、そこそこ人が集まる場所にしか、建ちません

 

人がいない場所には商人も来ない。。

 

 

もし何かを村で揃えたかったら、タックショップと呼ばれる雑貨屋に行きます

 

f:id:kyouryokutaimath:20190326001703j:plain

通称「タックショップ」

*Google画像検索引用*

 

 

ここでは日持ちする食料品「パスタ・魚の缶詰・長期保存用ミルク」は手に入ります

 

 

※ここでちょっと用語説明※

 

長期保存用ミルク(ロングライフミルク)

 

f:id:kyouryokutaimath:20190325235802j:plain

南アでよく見る「ロングライフミルク」

*Google画像検索引用*

 

について説明させてもらうと、

 

南アには、フレッシュミルク と ロングライフミルク の2種類のミルクがあります

 

フレッシュミルクは日本でも売られているいわゆる普通の牛乳。賞味期限は2週間ほどしかありません

 

反対にロングライフミルクは賞味期限が、4・5か月ほどあるミルクです

 

 

 

え?? 保存料とか大丈夫なの?? って思うでしょ

 

これについて私も気になって調べたのですが、賞味期限の違いは加熱時間から来るそうです

 

殺菌のための加熱時間が長くなればなるほど、長期保存できるが、その代わり味は落ちる とのこと

 

これは聞いた話なのですが、如何に短い時間で率よく加熱して殺菌できるかが重要

 

となってるみたいです

 

またヨーロッパでもロングライフミルクの方が主流らしいですよ

Wiki情報)

 

私的には、フレッシュミルク(日本の牛乳と同じ過熱方法)の方がおいしいです

 

 

て話をタックショップに戻して、

 

その他に食べれるものは卵・パン・スナック ぐらいです

 

つまり 食のバラエティー はほとんどありません・・

 

たまねぎ・じゃがいも といった保存が効くものも売られていません

 

つまり、買い出しのためだけに、2時間近く離れた街に行くことが前提なのです

 

幸いにも私の任地では電気を使える(停電はしますが)ので、買ってきた食料を冷蔵庫で保存することはできます

 

でも結構月2回は停電したりするので、冷凍肉を買ってくるのは恐いですね

 

また買い出しに行った際も、それらの食料を担いで歩く可能性が高いです

 

村まで行くバスも1日1便あるのですが、それに乗れない場合は最寄りの村から1時間弱歩いて自分の村へ向かいます(2度目ですが)

 

買い物をしょったまま、山道を1時間歩かなければいけない状況が起きるんです

 

なので大量にも買えません・・

 

なのでいつも買うものは

 

じゃがいも・にんじん・たまねぎ

 

これすらあれば何とか生活していけることが、自分の中で発見できました

 

また、ジャガイモ と 玉ねぎ は 常温保存&日持ちもしますし、素晴らしい

 

 

私の冷蔵庫の中はこんな感じ

 

 

 

f:id:kyouryokutaimath:20190304161306j:plain

 

 

めっちゃシンプル

 

普段からこんな感じです

 

調味料と、ニンジン・チーズ・牛乳・水 が中

 

じゃがいも と 玉ねぎ は常温保存です

 

最近暑いので、沸騰させた水を冷蔵庫で冷やして飲んでいます 

 

冷蔵庫の容量にも限りがあるので、そんな大量に買えないんですよね

 

 

②食べ物の物価

 

南アの物価は皆さんどう思うのでしょうか?

 

日本と比べて、高い? 安い?

 

アフリカだから安いと思うのですかね

 

食料品の物価に限って言えば、日本と同じくらいです

 

私は日本にいたとき実家暮らしで自炊をしていなかったので、日本の物価についてはよくわかりませんが、

 

別の協力隊員に聞いたところ、同じくらいだと答えていました

 

車など、輸入されている工業製品の価格は高いです

 

というのも南アは  Made in South Africa 製品が、工業製品等でものすごく少ない

 

質もよくない

 

そのかわり、大量に安い中華製の工業製品が入ってきます

 

しかしこれが壊れやすい><

 

 

日本の100均の中華製と比べても、壊れやすい(値段は高いけど)

 

この裏話は知っている方もいると思いますが、

 

同じ中華製でも輸出される国によって品質は違うという話

 

つまり日本の消費者が求めているレベルは高いので、良い中華製が輸入されて、悪い中華製品は発展途上国・中進国に輸出されるという

 

だから南アで良いものを買おうと思ったら、ほぼ輸入製品になるので、日本以上にお金を出さなければ買えません

 

 

 

③これが私のディナー

 

1週間全部の写真を撮るのは難しいので、大体こんな感じと紹介したいと思います

 

 

f:id:kyouryokutaimath:20190304163130j:plain

トマト缶ソーススパゲッティ

 

 

 

 

 

 

f:id:kyouryokutaimath:20190304163105j:plain

野菜炒め。(ニンジン・たまねぎ・ウインナー)

 

 

 

 

肉の代わりになってくれるのが、ウィンナー 

 

 

 

 

f:id:kyouryokutaimath:20190304163129j:plain

袋めん(もらいもの)ラーメン

 

 

 

 

 

 

料理を1日やったら、2日分作るので、次の日は作り置きを食べます

 

日本にいたころは、2日連続で同じものが出てくると文句を言っていた私(実家暮らし)ですが、料理を作る側になって初めて面倒さがわかりました・・

 

特に仕事して帰ってきて、料理を作るとなるとめちゃめちゃしんどいですよね

 

自分の家は共働きだったので、いつも作り置きをレンジでチンをして食べていたのですが

 

仕事から帰ってきて、作って、洗い物して 

 

ってなったら相当しんどいですよね・・

 

今だからこそわかったことでした

 

 

料理をするのがめんどくさい、疲れている日には

 

 

 

f:id:kyouryokutaimath:20190304163058j:plain

ご飯に、マヨネーズ・ソース・醤油をかけたものを食べます

 

 

 

めっちゃ健康に悪そうですし、悪いんですが、

 

それでもめんどくさい日はある・・

 

こんな食生活をしてたら、30代ぐらいでまじめにガタがきそう

 

協力隊の2年間だけと割り切るか・・

 

でも日々の手間には勝てない

 

 

の任地では水も蛇口をひねれば出てくるというものではありません

 

近くに貯水タンク(ジョジョタンク)があって、そこからバケツで汲んでくるというもの

 

つまり料理を作れば洗い物も、限られている水をつかってやらなければいけない

 

そう考えると、料理をすること・お皿をつかうこと

 

これらが全て、後々の労働 と繋がってくる

 

そういったことも料理をしない要因になってきてしまうのです><

 

 

でも根本は、めんどく・・ (  )

 

というダメ男です 

 

 

 

④私がシェフになった日

 

このコーナーでは、自分が一番得意とする料理や、自分が豪華に作れた日をご紹介します

 

私の場合は、得意料理の方で・・

 

得意? とくい? よく作る料理という事で

 

 

f:id:kyouryokutaimath:20190304184131j:plain

カレー

 

 

 

やっぱりカレーが一番ですね!

 

具材も、にんじん・じゃがいも・玉ねぎ・ルー

 

さえあれば作れますし、調理している間も、煮込み料理なので放置で大丈夫です

 

カレーのルーは、南アでは首都のプレトリアで、高めですが日本の輸入物を買うことが出来ます

 

カレーは1日作れば3日ほど持つのも魅力的

 

周りの協力隊員に聞いてみても、

 

カレーをよく作る人は多いと思います

 

まさにカレーこそ協力隊飯 なのかもしれませんね

 

 

 

 ⑤まとめ

 

結局振り返ってみて、今回写真に挙げた料理が良く作る料理でした

 

自分で料理を作ってみると、実家暮らし時代には気が付かなかったことも、たくさんありました

 

例えば煮込みやシチュー等の料理は、ずっと見ていなくて放置していられるから楽だったりとか

 

1度作ったら、何日分かもつ料理は便利だったり

 

結構、水場(シンク)が家の中にあるかないかで、洗い物の難易度が違ってきたりだったり

 

田舎は本当に車がないと死活問題と感じたり

 

米をしょって歩くのはかなりしんどいので、米はJICAの職員さんが来てくださるときに、持ってきていただいたりして過ごしています

 

街へのアクセス というのは、協力隊的にも大事かなと

 

マラウイなどでは電化製品が使えない隊員もいるそうですが、そういった街には必ず地元のマーケットがあって日々物を買える 仕組みになっていると思います

 

 

冷蔵庫がないならないなりに、そこで暮らしていける環境になっている と私は思っています

 

反対に中途半端に文明化された場所の方が、停電が頻繁に起きて冷蔵庫が使えないのに、地元にマーケットがなかったり、

 

断水が頻繁に起きるのに、水洗トイレだったり

 

 

南アにいると 「ちぐはぐ」 な街がいくつもあります

 

中途半端に文明化されるよりは、昔のスタイルのまま暮らしている場所の方が、暮らしやすいんじゃないかな

 

と思う今日この頃でした