タンザニア~倍数のもよう~
-毎週土曜日はSaayaの日―
先週の投稿では、「日本から持ってきてよかったもの《学校編》」の中でカラーペンを挙げました。
kyouryokutaimath.hatenablog.com
このカラーペン、授業で使うというよりも自分自身が使っています。その使い道が、月1で掲示している日本文化紹介の新聞。子ども向けと教員向けを分けて書いています。教員向けは、主に日本の学校についての内容(時間割り、行事、教員の仕事など、後々は抱える問題等にも触れる予定)になっています。
《子ども向け》日本の食事について書きました。⇨⇨⇨日本人は、お米と魚が好き(タンザニアでもよく食べられています)、新鮮な魚が獲れるのは海に囲まれているから、日本人にとって大豆は欠かせない(タンザニアでは大豆も馴染みのある食材です)、食べる前と後の「いただきます」「ごちそうさま」、箸を使って食べること、日本では世界各国の料理が親しまれている、帰国したらタンザニアの食文化を紹介したいあらら、一部スワヒリ語間違ってます。
この新聞によって、
伝えたいことが伝えられないという語学面でのストレスがフォローされています。
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さて、今回は倍数、約数のところで行った算数的活動を紹介します!
倍数のもよう
配属先の小学校には、パソコン、プリンターがありません。枠と、数字の最初と最後を書いておいたものを用意しました。写真は、「Vigawe vya 9(9の倍数)」
2の倍数、3の倍数、4の倍数…それぞれ1~100の中から見つけて、色を塗ります。
ただ、個人でやるには、紙がない。色がない。今回は、グループで割り振りました。
いきなりのグループワークは難しいので、ひとりひとりに仕事が回るようにします。
最初にルールを確認►►►
・ひとり一つ、倍数を見つけて色を塗ったら次の人に交代。
・友達が順番のときには、答えを言わない。(分からなくて困っていたら、ヒントは教えても答えは言わない。)
・机の上は、作業がしやすいように紙の下に敷くためのノート1冊以外片付ける。
・できたグループは挙手。
倍数がつくるもようのきれいさ、不思議さに気付けたらよし。「倍数=等間隔に増えている」感覚が分かったらなおさらよし。算数の時間、数字とにらめっこばかりでは疲れちゃう!
終わったグループのところへ行って、「Kazi yenu nzuri!(あなたたちの仕事は素晴らしいね!)」と声掛けると、笑顔で拍手~☆全部のグループ分が、前の黒板にそろったときには、なんだか一体感が生まれていました。
「今日の授業は終わり、挨拶するよ」
「歌、歌おうよ!コロコロ、ピヨピヨ~」
最後にこの前、教えた歌のリクエストいただきました。
子どもたちのノリの良さに、この日の私はどこまでも救われたのでした♡
色々な学年の子ども、先生に見てもらえるように、教室外の壁を掲示板として使っています。