青年海外協力隊 算数・数学ブログ

協力隊員が任地・任国の算数・数学~生活・旅行事情まで、幅広く紹介するブログです

南アフリカ共和国 ~昔ながらの民族 ヒンバ族(ナミビア)~

どうも~ 月曜日担当のカオルです

 

現在(2019年4月)青年海外協力隊員として、南アフリカ共和国の小学校で働いています

 

 

タイトルがややこしくなってしまいましたね・・

 

 

 今日は、ヒンバ族 についてお話ししようと思います

 

 

ヒンバ族はナミビア北部からアンゴラ南部にかけて住んでいる民族で、女性の上半身丸見えの衣装が有名です

 

現在では、ヒンバ族の村がいくつか観光地化されていて、多くの観光客が訪れています

 

 

そのため昔ながらの牧畜と農耕で自給自足の生活をしていたヒンバ族も、次第に西洋文明の影響を受け初め、あと数年で昔ながらの生活をするヒンバ族は見ることが出来なくなるかもしれない(地球の歩き方参照)

 

との情報もあります

 

 

クレイジージャーニー という番組でも、写真家のヨシダナギさんが、ヒンバ族と写真を取ったりしていたそうですね^^

 

 

今日はそんなヒンバ族の風習について、私の知っている限りの情報を書いていきたいと思います

 

この情報は、現地のナミビア隊員が現地ガイドから聞いたり、実際に村を訪れて見た・聞いた情報をもとに、私がまとめて書いています

 

 

 

①どこから来たの?

 

ともとアンゴラ東部にいた原住民が、水とより良い環境を求め次第に南下してきて、現在のナミビア北部に住み着いたようです

 

そのため現在でもヒンバ族はアンゴラ南部とナミビア北部、2つの国に渡って居住しています

 

ヒンバ族と一括りにしても、実際にはその中にいくつかの部族があるようです

 

例えばヘレロ族

 

 

 

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ヘレロ族の女性

https://tabijo-bp.com/?p=1102 引用)

 

 

 

元々はヘレロ族とヒンバ族は同一の民族だったのですが、ドイツの植民地支配の時に西洋的な暮らしを選んだのがヘレロ族、そして伝統的な暮らしを選んだのがヒンバ族。(地球の歩き方参照)

 

 

特徴的な帽子を被っていて、ヒンバ族とは違いカラフルな洋服を着ています

 

ちなみに帽子の角のような部分の中には新聞紙を丸めて細長くして、あの形を作っているそう

 

もちろん普段からあの恰好ではなく、民族衣装をするのは街に買い物に行ったりする時です

 

外見からじゃ、同じ民族だとは到底思えませんよね・・

 

しかし同じヘレロ語を話します

 

 

 

②どうやって生計を立てているの?

 

ンバ族の生活は、牧畜と農耕の2本柱です

 

牧畜では、ヤギからミルクを取ったり、ミルクから取れる油を使って様々な用途に使ったり、肉を摂取したりします

 

主にヤギはミルク&肉用、牛は肉用ですね

 

ヒンバ族に限らず、南ア・ナミビアの田舎の村で牛をミルク用として飼っている所を、私は見たことがありません

 

もしかしたら、田舎において牛は肉専門なのかな??

 

でもそんな南ア人も、牛乳は飲みます^^

 

また、ヒンバ族内で、牛は豊かさを示す最大のバロメーターでもあるので、とても貴重な家畜です

 

隊員によると、

 

村に滞在していた際、ちょうど親を亡くした子牛に、哺乳瓶のようなものでミルクらしきものを与えている子どもがいたそうです

 

何を与えているのか聞いたところ

 

「パップとヤギの乳を混ぜたもの」

 

だったそう・・

 

まあツッコミ所としては、

 

牛にヤギの乳??

 

パップ って離乳食になりうるの??

 

でもヒンバの人が昔からそうしていた来たという事は、それできちんと育つのでしょう

 

人間の子も、オオカミの乳で育つ

 

良く物語ではありますが、実際ありうる話なんですかね 

 

是非、実験してみてほしいものです (笑)

 

 

 

少し脱線してしまったので、話を戻して

 

ヒンバの人は牧畜と農耕によって生計を立ててると言いましたよね

 

農業では、トウモロコシ・ほうれん草 等を収穫するそうです

 

トウモロコシの粉(メイズ)は、彼らにとって主食となるパップを作るのにつかわれます

 

食生活はいたって質素ですね

 

 

本来牧畜は男の仕事、農耕は女性の仕事 だったらしいのですが、

 

現在ではほとんどの男が街にお金を稼ぐため働きに出ており、村に残っているのは子どもと女性ばかりです

 

というのも、ナミビアでは頻繁に水不足に見舞われるため 牧畜&農耕 のみだと収入が安定しなさすぎる

 

ため、男は町に出稼ぎに行っていることが、今では当たり前

 

そのためほとんどの男性は、伝統的な格好をしていません

 

言われてみると、

 

 

 

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良く写真で見るのは、女性の写真じゃありませんか?

 

 

また牧畜の件ですが、

 

初めはヤギの世話から始まり、ヤギの世話を十分にできると認められれば、牛の世話を任されるそうです

 

これには理由があり、ヤギの方がまとまって行動する&遠くまで行かない、反対に牛は遠くまで自由にえさを食べに行ってしまうために管理が難しい

 

との理由があるそうです

 

興味深いですね・・

 

 

③ヒンバ族の住居

 

 

集落は、1人の村長と、その血族で構成されていることが多いです

 

そのため、隊員が訪れた集落は5家族ほどで構成されていたそうです

 

村長の第1夫人宅・第2夫人宅・第3夫人宅・村長の妹夫婦・村長の長男家族

 

 

集落の周りは、長さ2メートルほどの木の柵によっておおわれています

 

 

これは外敵の侵入を防ぐ目的があるのでしょう

 

掘り(いわゆる内堀・外堀)はないのですが、もしあれば、日本の弥生時代と同じですね

 

集落規模は縄文時代ですが

 

 

住居の作り方はいたって簡単

 

 

 

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家づくりは男の仕事

 

まず初めに上の写真のように木を組んで型作ります

 

使われる気は、モパニツリー と呼ばれる木

 

ナミビアの乾燥地帯でもあちこちに見られる、ナミビアを象徴する木です

 

水が豊富でない環境に強いのでしょうね

 

枠組みが完成したら、その周りに土を塗っていきます

 

塗り終わったら完成

 

屋根にビニールをかぶせている家も所々あります

 

恐らく雨が降った時、土壁が解けることを予防するためなのかな?

 

ナミビアにも雨季はあるので・・

 

 

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土壁で作られた住居。上にはビニールが被せてあります

 

 

先ほども、男性と女性で服装が違う事をお話ししましたが、写真右側の男性と女性は夫婦なのですが、全く恰好が違うことがわかりますね

 

ちなみに男性は村長の長男、女性は外部の集落から嫁入りしてきた人 らしいです

 

また、各家に貯蔵庫もあります

 

 

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貯蔵庫

 

この中に大切なものを入れて置いたり、穀物を保存したりして使うそう

 

1家に1つあります

 

 

続いて・・

 

 

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休憩所

 

普通の家とは別に、木で作られた簡易的な建築物も見られます

 

 

この建物は住居として使われるわけではなく、日中暑い時に避暑のために使われるそう

 

ヒンバ族の住居は上で見たように土で作られており、浸水を防ぐためか屋根に通気のための穴がありません

 

なのでめちゃくちゃ中が暑いです・・

 

ナミビアの夏はとても暑いので、それはもう室内なんてうだるような暑さ

 

とても寝られません

 

しかし反対に砂漠の冬はとても寒いので、冬になると、この土壁の住居の本領を発揮するのでしょう

 

 

④女性の格好がそれぞれ意味すること

 

 

さて、衣装がとても美しいヒンバ女性ですが、その格好には何かしらを暗示している面もあります

 

ただむやみにアクセサリーを付けているだけではないのです

 

1枚目は手前の足の飾りに注目してみてください

 

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足の飾りに、線が一本入っている

 

 

 

 

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足の飾りに線が2本入っている

 

 

入っている線の数が、1本と2本で違いますよね

 

これは1本であれば子どもがいない、2本であれば1人以上子どもがいるという事を指すそうです

 

1人以上ということは、2・3・4・5人・・ と可能性があるわけです

 

どうして1人につき1本じゃないのか

 

それが文化というものです (笑)

 

 

続いては髪に注目

 

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赤土で塗り固められた髪が垂れています

 

 

この赤い髪が、何本垂れているかが、オシャレ度を決めるそう

 

たくさん垂れていればいるほど、Good!!

 

ちなみに先っぽの黒いふさふさは髪の毛ではないので誤解なさらず

 

ふさふさはプラスチックで出来ていて、ただのおしゃれです

 

街やタックショップで買うそう

 

まさに近代化ですね^^

 

 

続いては子どもの髪型

 

 

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髪が前の方に向かって2本垂れています


女の子は大人になるまで、こうやって髪を2本前に垂らします

 

大人になったら、今度はそのまま後ろ向きに垂らすそうです

 

つまりあの赤い髪の毛のうちの1房になるということですね

 

 

 

反対に男の子は髪の毛を1本だけちょんまげのようにして伸ばします

 

大人になったら切ってしまうそう

 

男子と女子でこんなところにも風習の違いがあるんですね

 

 

 

いては、ネックレスが意味すること

 

女性の首回りを見ると、必ず誰しもがネックレスらしきものを付けています

 

 

これにもちゃ~んと意味があるそうです

 

 

まず子どものころは、太いネックレス(髪の毛で登場した女の子がつけているネックレスです)をします

 

 

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続いて、大人になると(おそらく初経が来たとかなのだと思います)

 

 

 

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ヤシの木のネックレスをします

 

太いネックレスの他に、小さい別のネックレスをしているのが見えると思います

 

 

このヤシの木のネックレスは大人の証拠でもあるので

 

イコール、結婚する準備が出来たことも指します

 

 

なので子どもがいる女性も、

 

 

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ヤシの木のネックレス

 

 

ヤシの木でできたネックレスをします

 

ちなみに結婚すると(正確にどのタイミング化はあやふや)、あのぶっといネックレスは切り落としてしまうそうです

 

 

また親戚の誰かを失うと、喪に服するという意味で1年間

 

 

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貝殻のネックレス

 

 

貝殻で出来たネックレスをします

 

 

もちろん貝殻のネックレスなんかは、地元じゃ手に入らないので、街で手に入れるそうです

 

 

果たしてそれは風習なのかどうか・・

 

しかし、彼女たちが今どんな状態にあるのかが、ネックレスを見ればわかる

 

非常に興味深いですね^^

 

 

 

 ⑤風呂に入らない民族?

 

 

ヒンバ族は一生の間にお風呂に入らない民族としても有名です

 

しかしそれは、水を使って風呂に入らないというだけで、風呂には入ります

 

オーカという泥を、体に塗りこんで体を清潔に保ちます

 

オーカは、赤い土と脂(ヤギのミルクから取れる)をミックスさせて作るそう

 

隊員の話でも、全然きつい体臭はしなかったそう

 

不思議ですねー

 

オーカについては多くの人が詳しく書いているので、

 

気になる人はぜひ 「ヒンバ族」 で検索を!

 

 

⑥子どもは学校に行くの?

 

 

ヒンバ族は子だくさん

 

一夫多妻が正式に認められている上、1人の女性が5人以上ぐらいの子どもを産みます

 

死産している数も含めると、もっと多くの子どもを産んでいると思われます・・

 

そんなわけで、村には子どもが大量にいるのですが

 

集落の近くに学校はないことがほとんどです

 

広大な砂漠地帯に点在してヒンバ族の小集落があるため

 

ナミビア政府もカバーしきれないというのが実情

 

歩いて5km以上かかるなんて普通にあり得ます(まあ10km行ってもないなんてことも普通にあり得ます)

 

子どもは学校に行っているのか聞いたところ、

 

学校に行こうと思ってたどり着ける日もあれば、途中で行くことをやめちゃう日もある

 

ヒンバ族にとって学校へ行くことは強制ではないし、子どもが行きたくないと思ったら別にいかなくて良い

 

だそうです

 

まあ炎天下の中、歩いて最低5km以上もかかる学校なんて普通行きたくないですよね

 

今まではお金にも頼らない生活をしてきたので、大きい数を数える必要性もない

 

 

かしこれからはそうも行きません

 

もし豊かな暮らしを望めば、学校に行って教育を受けるしか、より良い暮らしをするためのチャンスもありません

 

今までのように自分たちの暮らししか知らなければいいのですが、観光客の訪問等で、自分たちとは違う身なりをし、物を持つ人を見る機会が増えてきています・・

 

そしてそれによってヒンバ族が、急激に影響されていっていることも確かです 

 

現在ここで産まれている子どもの多くは、生まれた時点で大きなハンディキャップを背負っているのかもしれませんね・・

 

 

 

⑦その他興味深い話

 

 

(1)ヒンバの財産の相続方法

 

な財産となるのは牛とヤギです

 

特に牛が重要であることはお話ししました

 

村は村長の血族で構成されているのですが、村長がなくなると、その子供たちによって財産分配が行われます

 

もちろん長男が1番多くを取り、村も長男が次の長となります

 

その他の息子たちは村を出て新たな集落を自分で作るか、そのまま自分の集落に住み続けるか選択肢があります

 

新たな集落は「良い土地」につくることが彼らにとって最低条件で、これは水源から3km以内の土地を意味するそうです

 

昔は川や湧水の近く、等の条件を指したのでしょうが

 

今ではたとえそれらの水源から離れていたとしても

 

下の写真のように機械でくみ上げられます

 

 

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地下からポンプでくみ上げている

 

 

つまり必ずしも水源に近い必要性はないという事ですね

 

ポンプが誰のお金で設置されたのかはわかりませんが、壊れた際にはコミュニティー全体でお金を出し合って直すそうです

 

お金がますます大事になってきてますね・・

 

 

 

(2)浮気をしたらどうする?

 

は血族で構成されているのですが、村長は奥さんを複数人持つことが可能です

 

しかし夫が村にいない時に、奥さんが浮気をすることもあるそう

 

もちろん、男はそこらじゅうで浮気してると思いますよ^^

 

ばれてしまった際、間男は牛三頭を慰謝料として奥さんの旦那さんに払うそうです

 

つまり奥さんがたくさんいて、奥さんに浮気させればあっという間にお金持ちに・・

 

実際にやった人がいるのかは知りません (笑)

 

 

(3)ヒンバ族には年齢がない

 

ンバの人たちには年齢がありません

 

それは歳を取らないというわけではなく、何歳 という概念がないのです

 

おそらく、赤ちゃん・子ども・大人

 

の3段階の区切りのみなのかもしれません

 

ヒンバ族ががパスポートを持っているのかはわかりませんが、たまにアフリカ出身のスポーツ選手が年齢を詐称してる 等の問題が、ニュースになりますよね

 

しかしヒンバの人を見てると納得するでしょう

 

年齢って不思議な概念だなーって・・

 

 

 

(4)髪型のトレンド

 

ンバ族と一括りに言っても、みんながみんな同じ格好をしているわけではありません

 

ヒンバ族内の部族でも格好や風習には違いがありますし、同じ集落内でも違いが明らかにあります

 

 

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ヒンバの子ども達

 

 

洋服を着ている子どもと、そうじゃない子どもがいますよね

 

これは自由らしいです

 

洋服を着てもいいし、着なくてもいい

 

 

お次は、頭部に注目

 

 

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左の女性は頭に トサカ? みたいのがついてますが、右の若いヒンバの女の子の頭は革のバンドで装飾されています

 

 

昔のヒンバ族の価値観では左のような装飾がおしゃれと考えられていたのですが、今の子はそれを古いものとして、右の子のような装飾をおしゃれと考えている そうです

 

 

私が思うに、ヒンバ族は全体的に文化の変容に関して寛容な民族なのかもしれません

 

若い子が好きな格好が出来るという事は、それだけ変容することに対して集落的に抵抗感が少ないという事でもあると思います

 

だからこそ、西洋文化が次第に知られてくることで、今のような伝統的なスタイルで暮らすヒンバ族は近いうちにいなくなるかもしれない

 

 

と言われているわけです

 

なんだか微妙な気持ちになりますね

 

子ども達に学校に行ったり、いろんな考え方を学んでほしいけど、知れば知るほど昔ながらのヒンバ族の人を見られなくなってくるというわけです・・

 

 

 

⑦まとめ

 

いかかでしたでしょうか

 

ナミビアのヒンバ族

 

彼らの風習は、外国人の私たちからするととても興味深いものです

 

これこそまさに、南アに来る前にイメージしていた、「アフリカ」なのかもしれません

 

しかしそんな彼らを見られるのもあと数年かも・・

 

 

是非、今のうちに見ておきたい方は、ナミビアを訪れてみてください!!

 

 

ではまた♪♪

タンザニア北部で振り返り


4月5日、金曜日担当のタツです。

 

ちょうど一年前、NTCに入所して訓練を始めたんですね・・・。

時の流れ、ハヤ!

 

さてさて

4月13日からタンザニアの学校は短期休暇に入ります。
(実質、12日の午後からですが)

 

タンザニアは1月に学校が始まり

開校→短期休暇(2週間)→開校→長期休暇(1か月。6月)→開校→短期休暇(2週間)→開校→長期休暇(1か月。12月)

 

というサイクルになってます。

 

今月の短期休暇は上の赤い部分。

 

ということで、学校は4分の1が終わりました。

 

ついでに今年も4分の1が終わりました。

 

え、冗談抜きで時の流れ、ハヤ....

雑談は置いといて

 

来週自分の学校はテスト週間

ということで今学期(?)は今日で最後の授業。

 

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テスト対策で問題演習を解かせている最中

 

ちょっと振り返りも込めて。

かなり短めにこの3か月の活動内容を

 

 

①数学授業

改めてですが、私の職種は「数学教育」です。

 

要請内容に、「現地の学校で教鞭をとる」と書かれているので、それは第一優先で。

 

やってる内容は通常授業に加えて何回かブログで書いてます。

全部は載せきれないので、過去ログをたどってください

 

②業務改善

これだけ書くと大層なことをやってるように見えますが

そんな大したことはしていません。

 

日本では普通に行っていることを、知識として配布しています。

 

とはいっても、今は自分が手本を見せているだけなので結局マンパワーです。

 

具体的には

・テストの成績管理

・テスト作成

・(今後)生徒の名簿作り


成績管理はExcel、テスト作成はWord・・・ではなくTexというやつを使って作成してます。

 

 

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Excelチラ見せ。(個人情報は一応伏せてます) 

 

テストは、自分でいうのもなんですが、県が作る模試よりもきれいに作れてます(笑)

 

もう一度言いますが、現時点では完全なるマンパワー扱いです。

 

これから先、ちょっとずつ学校側に仕事を分担していきます。

 

③日本文化紹介

・・・はまだちゃんとはできてません( 一一)

 

とりあえず日本から物資提供のお願いを済ませているだけです(*_*;

 

現時点では今年の6月(長期休暇前)に、学校の目の前にある(結構大きな)教会を開催場所に設定する予定です。

 

校長先生には許可をもらっているので、後は県のオフィスに出向くだけ。

多分来月になると思います。

 

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・・・思ったより内容が薄いデス。

 

3か月後にはタンザニアに来て1年が経ち、その成果を報告する機会が設けられています。

 

もう少し活動の幅を広げよっ。

休暇中に色々考えマスか。

 


今年が始まって3か月と少し

良かったことも悪かったこともありました。

 

いや、全体でみると悪い方が圧倒的に多い気がしますが(笑)

 

生徒に、教師に、地域の住民に、そして自分に腹を立てることはしょっちゅう

  

良かったことでいえば

自分の(PC)能力が認められたこと。

学校と、後にも。

 

そのせいで今は仕事がたっっっっっくさん

 

ここ2週間は激務(笑)

 

何で自分お金もらえないんだろう(笑)

 

徐々に振り分けて、最終的に自分の仕事はなしにしたい!

と言うかなしにしないとダメ、協力隊として。

 

あれ、自分何隊員だったっけ(笑)( ̄▽ ̄)

 

ではまた次回デス

南アフリカ共和国 ~2019年1学期 精神崩壊!!(第2章)~

どうも~ 月曜日担当のカオルです

 

 

2019年3月現在、南アフリカ共和国の公立小学校で先生をしています

 

3学期制の国ではそろそろテスト、4月半ばから学期休み といった所でしょうか

 

こちらは学期休みもほぼ終わり、明日(4月2日)から2学期が始まります

 

今回の学期休み(3月16日ー4月1日)では結構エネルギーを充電できたかなと

 

今回は南アをぶらり旅 & ケープタウンにまた滞在 (笑)

 

その後、任国外旅行でナミビア

 

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ケープタウン。ハウト湾(ハウトベイ)

 

 

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シグナルヒルの夜景(ケープタウン

 

今回撮った写真はまだ整理してないので、1月に行った時の写真を使っているので、被ったらすみません(・。・;

 

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残り、5学期分(約10か月)。自分が何を出来るのかしっかりと考えて取り組んでいきたいなと思います

 

 

今回は前回の記事の続きで、

 

③子どもの生活態度の件

④授業外での活動

⑤自分のしんどかった時期 について

⑥まとめ

 

について書いていきたいな

 

と思います

 

前回の記事では1学期にやった単元内容や、期末テストの結果を受けて何人赤点だったのか 等々書いているので、もしよかったらどうぞ

 

kyouryokutaimath.hatenablog.com

 

では、行ってみましょう♪

 

 

 

③子どもの態度の件

 

は頻繁にこの問題に悩まされます

 

生活態度? 授業態度? どちらもです

 

例えば、

 

・授業中にガムを食べたり、お菓子を食べること(禁止の貼り紙は貼ってあります)

 

・トイレ休憩が授業間にないので、子どもは退屈したら「トイレ行きたい」と称して、外に遊びに行くこと(トイレが外にあります)。授業は2時間(30分×4コマ)ぶっ通しです♡

 

・本の読み聞かせの時間を設けても、静かに座ってられない子どもが雰囲気を壊してしまう事

 

・先生と話すときも、ガムを食べながら話してしまう事

 

・ポケットに手を入れて、目上の人と話をすること

 

・教室で自分に与えられた仕事を、遊び優先でこなせないこと(掃除や黒板消しなど)

 

・誰かが怒られている時に、それを見て他の子どもが笑う事

 

・授業に平気で遅れてくること

 

・ありがとう、ごめんなさい、お願いします が言えないこと

 

 

こういった小さなことに、日々ストレスが溜まっていってしまいます><

 

調子がいい時であれば我慢できるのですが、任地にずっといると、こういったこと全てが自分を疲れさせてきました

 

もちろん、文化の違いは大きいと思います

 

日本の文化が厳しすぎる・細かすぎるというのは自分でも思っています

 

しかし任地の「礼儀」の考え方が、私の考えからはあまりにも逸脱しすぎてて、「う~ん」 となってしまう事も多いです

 

しかも日本で生まれ育っているので、そういった文化があると頭ではわかっていても、日々小さな苛立ちに襲われる・・

 

相手の文化をリスペクトしなければならない

 

日本でもこうやって教えられますし、多民族国家の南アでは尚更重要視されてます

 

しかし、本当に全部を尊敬しなければいけないのでしょうか

 

本当に周りの人全員を尊敬できるんでしょうか

 

私は中学生ぐらいから不思議に思い、今でも不思議に思ってます

 

ある部分では尊敬できるけど、ある部分では尊敬できない

 

ある人から見れば尊敬できるところが、別の人から見れば欠点に映る

 

例えば、

 

とてもモテている男性がいたとします

 

彼はとても気配りができ、常に誰かしら女性が周りにいます

 

Aさんはたくさんの女性からモテている彼を、自分には出来ないと尊敬しています

 

Bさんは、常に女性とのうわさが絶えない彼を、女にだらしないとして軽蔑しています

 

彼の「モテている」という部分は、ある人からは尊敬もされていますが、ある人からは嫌われています

 

話が少し低俗になってしまったのですが・・

 

 

 

相手(文化・個人)をリスペクトする(尊敬する)

 

この言葉の意味に悩んだ1学期でした・・

 

どこまで態度を改めるよう子どもに言って、どこまで文化の違いだと割り切り言わないか

 

 

例えば、机の上に座ること

 

日本だとやってはいけないことですよね?

 

でも任地の先生は、机の上に座ってパンを食べたり、子どもに指示を出したりします

 

南アでは当たり前なのかもしれません

 

同僚のアメリカンピースコーも、机の上に座ってパンを食べたりします

 

さすがに授業中にはやらないですけどね

 

アメリカでも当たり前なのかもしれません

 

 

さて、ここで疑問がわきます

 

果たして、子どもが机の上に座っていることを注意すべきなのか、そうではないのか

 

教師として、子どもの人生にとってマイナスになる事なら言うべきでしょう

 

しかしもしかしたら、南アではマイナスとして受け取られないのかもしれません

 

アメリカでも、マイナスの事ではないのかもしれません

 

こういった文化の違いからくる、グレーな問題が数多くあります

 

 

結局、協力隊員の考え方・いる国・いる場所の違い 次第なんですかね

 

この境界をどこに持ってくるかに悩み続けています・・

 

 

 

 

④授業外の活動

 

 

今学期は活動を始めて半年が経ち、周り(先生、村人)との兼ね合い、アフリカンペースもだんだんとわかってきて、少しずつプロジェクトを始めようと思ってきた時期でした

 

今年の1月には活動計画表も立て、改めて何をここで行うのか、考える機会もありました

 

でも振り返れば、行動に移せたことは少なかったかも・・

 

 

(1)図書館建設

 

ずっとやりたいと思っていたことですが、目の前の忙しさに追われてなかなか着手できませんでした

 

でも結局は言い訳。1学期は全体的に気持ちも沈んでいたので、子どものために何かしようという気持ちがかなり低かったです・・

 

JICAの補助金制度(現地業務費)を使って作ろうと思ったのですが、

 

見積もり→見積書を送る→本部の承認→実物を買う(作る)

 

という工程になっているため、時間がかかります

 

見積もりを取りに行くのも、街に出なければいけないため、手間がかなりかかります

 

日本だったら、家具屋に行って、本棚を見て、見積もりとって

 

それほど難しくないですけど、任地は交通の便が不便&街に出ても店があまりない

 

とにかく、時間がかかります><

 

また見積もりを取ってもらいに街に行ったところ、本棚を売ってる店がない(笑)

 

私が思うに、黒人の多くはおそらく本を読む習慣がないので、本棚は白人が多くいる街にしか売ってないんでしょうね・・(首都とか)

 

冗談に思うでしょ??

 

南アでは寄付で本をもらっても、本を読まない人が多いので、結局ホコリをかぶっているだけの場所がたくさんあります

 

寄付の理想と現実の差ですね・・

 

本棚づくりは地元の大工さんに協力を仰ぐことになりそうです

 

 

 

(2)私立と公立学校の交流

 

以前、私立学校を訪れたことは記事内で紹介しました

 

 

kyouryokutaimath.hatenablog.com

 

 

簡単に言うとこの私立学校は、協力隊員が個人で雇っている英語の先生の、勤務している学校です

 

そこで協力隊員の知り合いである私も、2回ほどこの学校を訪問させていただいた というわけです

 

私立のレベルは公立と比べると全く違います

 

子どもたちも、そして先生方も

 

結局本人たちがやる気にならないと、公立の先生方もほとんど変わりません・・

 

私やピースコーを見ていても、やっぱり違う人・発展している国から来た人・若造

 

と思い、完全に自分に置き換えてはなかなか見られないのかなと

 

でも同じ国で、似たような環境で育って、同じ肌の色で

 

そういった人がハードワークしているところを見るのは、また違った良い面があると思います

 

なので私の任地の先生方に、私立の学校を訪れてもらい、刺激を受けてもらう事を企画しました

 

しかし結局、私立と公立の学期休みがぴったしで被ってしまったので、訪れることはできず・・

 

これは来学期に是非とも行いたいです(全職員ではなくても)

 

 

さて、1学期内では上記のように計画はしたものの、なかなか完遂するまで至りませんでした

 

2学期は是非とも実行&完遂させたいなと思ってます

 

 

 

 

⑤自分のしんどかった時期について

 

 

自分なりに要約すると1学期は

 

現実にぶつかり、それを乗り越える良案が思い浮かばず、自暴自棄になった

 

時期でした

 

 

(1)子どもの学力の現実

 

私が来た当初、任地の子どもの学力は非常に低かったです

 

そりゃもう4・5年生で日本の小1・2レベル

 

でも何とか頑張って、四則計算ぐらいはここ9か月で出来るようにさせました

 

しかし新たに出てきた「文章題」の壁

 

それ以外にも、時間を求める問題や、考えて答えることを要求される問題

 

計算が出来るだけではなくて、しっかりと考えて答えることが要求されます

 

しかし任地の子どもは、こういった問題を解く訓練をきちんと受けていないため、こういったちょっとした応用問題にも弱い・・

 

今まで習ったことを使えば解けるのに、解き方がわからない

 

文章題を読む&式を立てる という能力は、英語の能力も大きくかかわってきます

 

文章から式がイメージが出来ないんですね

 

例えばおつり計算なんかもできません。式がわからないんです

 

 

もうね・・ 自分のカバーできる範囲を超えてきたんです

 

加えて、どんなにやっても教科書の範囲をカバーするなんて、かなり不可能に近いんです

 

だって範囲の量多いのに、時間全然ないんだもの(笑)

 

 こんな感じで、理想(教科書の内容を網羅すること)に追いつくのが不可能だと思ってしまい、やる気が一切なくなってしまいました・・

 

 

 

(2)体調不良 (グロ注意)苦手な方は飛ばしてください(・。・;

 

(1)の精神面のキツさに加え、あったのが病気の問題

 

蕁麻疹(?)を発症しました

 

写真は一番ひどかった右ももの写真です

 

 

 

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この写真では、若干終わりに近づいていて、色素沈着が始まってますが・・ 

 

最初は小さな発疹から始まって徐々に全身に

 

夜はもうかゆいかゆい

 

ちょうど病院行こうと思っていた週に、雨で橋が流されたりして病院に行けず・・

 

病院に行ったのは、症状が出始めてから3週間後ぐらいでした (笑)

 

原因は心当たりあり過ぎて不明w

 

ストレス? 衛生状態? 水?

 

全部当てはまります!

 

このせいで夜にあまり眠れず、このことが精神面にもかなり影響したと思います

 

僕の持論では、

 

精神面と肉体面

 

どちらかがきつい時には、まだ大丈夫

 

どちらもきつい時は、ダメになってしまう

 

そういう時は、ただひたすら休養して回復を待つしかない

 

そんなわけで肉体面もしんどかったんです・・

 

これですべてのことに対するやる気が低下

 

子どもに対して、かなりひどく当たった時期も1週間ほどありました・・

 

健康管理、とても大事です

 

協力隊のほとんどは健康診査で落ちることを依然お話ししましたが、理由としては今回の自分のように、「いつ医者に行けるかわからない」というのも大きくあると思います

 

自分の場合は蕁麻疹を発症しましたが、体が頑張ってくれて大事には至らなかったのですが、日本で収まっていた持病が再発して、任期を短縮して帰国せざるを得なかった人の話もちょいちょい聞きます

 

例えば喘息とか・・

 

任地の衛生環境は、日本に比べて悪いことがほとんどだと思います

 

応募する際は、最悪の場合に備えておくこと(例えば薬を持っていくとか)をお勧めします 

 

 

 

⑥まとめ

 

 

とまあ上記のように、1学期は先生としてあるまじきことを、いろいろとしてしまったなと自分でも思います

 

南アに来てから9か月が経ちましたが、今思うとあっという間でした

 

2019年1学期、初めて来た頃のように熱心に取り組んでいるかというと、そうではなかったと思います

 

あと5学期分しか私に、目の前の子どもと接する時間はありません

 

正直に言うと、学力面を伸ばすことには限界があると感じ始めています

 

あきらめてはいけませんが、私の能力・与えられた時間では、この子たちを教科書レベルが完璧にできるようにさせられるだろうか 

 

と思うと、厳しいと思います

 

不可能とはもちろん言いたくないですが・・

 

ですが、子どもには子どもの能力・容量があって、私が多くを求めすぎてもついて来られず、逆に悪い方向に行ってしまう事も、これまでで何度かありました

 

相手に期待しすぎて、相手がその期待に応えられないと苛立ってしまったり・・

 

 

自分の物差しで人がどれだけできるかを測ってはいけない

 

 

自分がこれだけ出来ると思っても、その子にはその子のペース・時期・能力 

 

があるのだと、教師を始めて、初めて気づかされました

 

 

机上では、九九は授業中に何分与えて、1日何回やれば覚えられる!

 

 

と作戦を立てても、子どもが実際にやる&覚えられる とは限りません (笑)

 

 

自分基準で物事を組み立てるのではなく、子どもの能力を基に授業・計画を組み立てなければと、痛感しました

 

何度もその間違いをわからされて後悔しているのに、つい自分基準で考えてしまいますね・・ 

 

子どもにもっと上のレベルに行ってほしいという思いが、あるからというのもあるんですがね・・

 

勉強だけではない何か、子どもが勉強以外に財産として使える習慣のようなものを、子どもたちに残してあげられたらな

 

と思う反省でした

 

 

こんな感じで1学期の反省終わりです

 

こうやって改めて振り返ると、見えてくることもありますね(笑)

 

 

それではまた!!

突撃! お宅の台所!! ~マユミ編~

今週は食糧事情企画ということで久々の登場、マユミです。

 

ワタシの任国はボスニアとよく間違われる南部アフリカの国なのですが、

国土のほとんどを砂漠が占めており、年間を通して降水量も少ないです。

通貨単位が『PULA』=『恵みの雨』ってくらい水が貴重です。

なので、土地柄農業に適していなく、

大半の食糧を隣国の南ア様に頼って輸入している現状です。

ありがたやありがたや

 

しかーーし!!

ワタシの任地ではもちろんスーパーなどはありません。

バスで1時間半かかる県庁所在地の村まで出て、土日にまとめて1週間分の食料を調達してきます。(本当はもっと2週間分とか買いたいんですけど、荷物を持てる手の限界がどんなに頑張っても1週間分だという結論に達しました。)

 

そして、

①料理が得意ではない

②電気コンロなので停電時に使えない

③断水

という状況のため、日々の食事はパンやシリアル、果物に頼っています。

(①の理由が99%なんですけどね)

 

そんな粗食を載せても味気ないので、学校での食事情を載せたいと思います。

 

 

・先生たちが休み時間に食べているもの 

一応給食も存在するのですが、先生たちはあまり好きではないようです。

そこで、30分の休み時間のあいだに、先生の昼食を求めて児童がお使いに行ってきます。えらい!

歩いて10分ほどの所にタックショップ(トタン張りの小さなお店)があり、

 

写真左)『カウ・ヒール』  

写真右)『セロベ』 

 

が売っています。

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タックショップで売っている品々

『カウ・ヒール』はその名の通り、牛の足を煮込んだもの、

『セロベ』は牛の内臓を煮込んだものです。

 

味付けは多分塩だけだと思うのですが、これがまた、おいしい!!

ので、「美味しそうだなぁ...」という眼で眺めて、先生方からおすそ分けを恵んでもらっています。

ありがたやー

 

総合評価

『カウ・ヒール』 ★★★★☆:皮が厚いので顎強化に最適

『セロベ』 ★★★☆☆:味にクセがあるので個人差あり

 

 

・伝統料理

ワタシたちが外国人に日本料理をふるまうように、やはり同僚も任国の伝統料理を作って持ってきてくれます。

写真左)名称不詳『鳥の足を焼いて味付けしたよ』 

写真中央)『サワーパリッジ』&『モローホ』 

写真右)名称不詳『ヤギ肉焼いてみた』 

 

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同僚が作った品々

 

 『鳥の足を焼いて味付けしたよ』は、ピリッと辛くて病みつきになります。

おかげさまで鳥の足の爪を、歯と口を駆使してうまく剥がせるようになりました。

『サワー・パリッジ』は酸っぱいとうもろこし粉と水を練って混ぜたもの。

『モローホ』はほうれん草とトマトを炒めたものです。

『ヤギ肉焼いてみた』は、牛肉よりも引き締まった、噛めば噛むほど味の出るスルメのようなヤギ肉の魅力を十分に堪能できる一品です。

 

総合評価

『鳥の足を焼いて味付けしたよ』 ★★★☆☆:爪が凶器

『サワーパリッジ』&『モローホ』 ★★☆☆☆:独特の酸っぱさに個人差あり

『ヤギ肉焼いてみた』 ★★★★☆:硬い肉好きにオススメ 

 

また、任国では『ブライ』と言って、日本でいうバーベキューのようなものがよく開かれます。

 

写真左)『チャカラカ』

写真右)『牛肉の網焼き』

 

が定番です。

 

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『チャカラカ』は、野菜のスパイシートマト煮で元は南アの伝統料理だそうです。

一枚一枚が手の大きさくらいある牛肉をひたすら網で焼く牛肉の網焼き』は、任国の人々が愛してやまない逸品です。ステーキのようにレアで食べることはありません。しっかりと火を通してから食します。

同僚曰はく、『チャカラカ』を作るのが女性の仕事、牛肉の網焼き』を作るのが男性の仕事、という慣例があるとのことでした。

 

総合評価

チャカラカ』 ★★★★★:誰もが納得の美味しさ

牛肉の網焼き』 ★★★★☆:ベリー・ウェルダン

 

 

このように、食に関して同僚の先生方に本当に助けてもらっています。

ありがたやありがたや

 

感謝の心を忘れずに、また次回!!

 

 

 

突撃!お宅の台所!!~Saaya編(タンザニア)~

―毎週土曜日はSaayaの日―

 

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隣に住んでいたジャイおばあちゃんが食べさせてくれたウガリ、野菜と小魚

 

まずは、タンザニアの食事事情を

 Nimeshangaaaaa(驚いた)

トップ3

 で紹介します。

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3位 食事の時間が遅い

朝食10:30►►►昼食14:30►►►夕食20:00

ひとこと♥私のお腹の時計とは、完全にずれています。

 

2位 まな板を使わない「空中切り」

ひとこと♥野菜も、肉もまな板は使わずに切ります。理由はないみたい。節水という意味で、理にかなっていると感じます。

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1位 油と塩を入れてお米を炊く

ひとこと♥結構な油の量。他に、ココナッツを絞って炊いたご飯もあります。ちなみに、タンザニアのお米は日本のお米と似ていて食べやすいのが嬉しい!

ということで、ここからは

Blog内企画

《突撃!お宅の台所!!》

 私の食事事情を紹介します►►►

 

①②任地の食糧事情&物価

で売られている野菜は小ぶり。トマト(5個25円)が主力、次いでオクラ(10本10円)!時々、村の人が学校に野菜を売りに来てくれます。

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徒歩30分の隣村マディジーには、商店が並ぶ通りと市場があります。お目当ては、大きめサイズの玉ねぎ(500g35円)、じゃがいも(500g30円)にんじん(15円)、キャベツ(25円~50円)。お肉屋さんでは、フィレ肉(250g175円)を指定!常温で吊るされたハエたかる牛肉は、火を通せば問題なし。

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村にスーパーはないので、ヨーグルト(50円)、スライスチーズ(10枚425円)、バター(500g900円)など要冷蔵の乳製品や冷凍のベーコン(400g1250円)は乗り合いバス(片道250円)で2時間のモロゴロの街まで出て購入します。ねぎ、白菜、大根、きのこ、いちごも買うことができます。2、3週間に1回、保冷バッグ抱えて買い出しに行きます☀

 

豚肉は、イスラム教徒も多いので、ひっそりと売られています。牛肉同様、常温で吊るされているのですが、何となく躊躇してしまい…食費の大部分を占める高級冷凍ベーコンを豚バラとして使っています。

鶏肉は、近所のママにお願いして捌いてもらいます。もも肉、胸肉等一部位100円。卵は3個50円で買えます。捌きたてのお肉は硬いので、半日ほど時間置いて調理します。

 

③これが私のディナー

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簡単なパスタ(1袋75円)が主食。お米(1㎏70円)は、フライパンで炊きます。

 

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我が家の台所。水は、井戸から汲んできます。冷蔵庫は、2代前の方からのものを使わせてもらっています。停電時は水浸しですが、土間スタイルなので、気にしません。招かざるお客様「ネズミ」の対策は、プラケースと不織布の袋で。

 

 

④私がシェフになった日

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ツァ風 蒸し魚

内陸にある村ですが、魚を買うことができます。すぐに油で揚げられてしまうので、「揚げないで」とお願いして買います。でも、水使うし、ハエたかるし、身が少ない!魚は海に面したダルエスサラームに上がったときに食べようと決めました。

 

⑤まとめ

日本からの荷物では、シャンプーや、歯磨き粉などこちらでも手に入る物を無駄に持ってきて重量オーバーしていました。(優しい同期が荷物入れさせてくれたので助かりました♡)「食べ物の好き嫌いないし、現地のものに慣れればいい!」と日本食は少なめでしたが、やはりあればあるだけいいのが日本食!!

 

最後に、

日本から持ってきてよかったもの《食材編》☞☞☞

1位 ほんだし

…万能

2位 鍋の素(個包装)

…キムチ鍋の素は、豚キムチ

3位 パスタソース

…たらこがおすすめ

4位 わかめ、とろろ

…ミネラル不足解消

5位 お菓子(個包装)

…ちょっとしたお礼、挨拶代わりにも

 

こちらに来てから、教えてもらった商品では、桃屋ごはんですよ!」とナガノトマト「なめたけうす塩味」のミニパック。お豆腐が作れる、ハウス食品「ほんとうふ」!調べてみてください~☆

突撃! お宅の台所!! ~タツ編(タンザニア北部)~

 

金曜日担当のタツです。

 

カオルに唆されて、食事の一風景を紹介します。

 

とは言っても、ワタクシ、自炊は相当手を抜いてます(笑)。

 

特に夜

 

「ま、一食抜いて死ぬわけではないし、面倒くさいし、食べなくていいか」

 

が週4ペースになってます。

 

ということで載せるものが少ないです・・・。

 

さて本題

 

 

(1)任地の食糧事情。

 

私のいる村サンヤジュウでは毎週水・土曜日に市場が開かれます。

 

基本土曜日、学校に顔を出して数時間滞在したのちに行きます。

 

家からだと徒歩40分

 

学校から行こうとすると1時間歩いてます。

 

何のプライドが働いているかはわかりませんが、

今まで「行き」は乗り物を使っていません( ・´ー・`)

 

結構いい運動( ̄∇ ̄;)

 

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普段は閑散としていますが

 

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こんな感じになります。

 

撮る角度が悪かったですが

結構人が集まるんです。

 

たまに学校の生徒や先生方に会います。

 

客としても、売り手としても。

 

基本的に買うものは

 

・ジャガイモ

・サツマイモ

・卵

・果物(主にバナナ。理由はすぐ食せるから笑)

・(気が向いたら)野菜を少々

 

因みに卵は10個以下と決めています。

 

何故かって?

 

冷蔵庫がないから!

 

不便っちゃ不便です。

まぁ買うつもりもないです・・・。

 

未だに買った食材を1割位腐らせてダメにしてます。

 

 

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後、この辺で一番大きな「お店」

 

基本ここで暮らすだけなら

ほとんどが手に入ります。

 

 

(2)食べ物の物価

 

・芋類。

 

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これ1缶で2週間は持ちます。(私の胃の大きさでの話です。)

これで100円程。

 

サツマイモも同じくこの量で100円。

 

・バナナ。

 

日本みたいにひと房〇〇円ではなく、1本5円。

 

安いし、料理しなくていいし(←これ一番重要)

 

多分なかったら相当困っていました(笑)。

 

因みに私の住んでいる家にも生えています。

 

・鶏肉

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買った状態がこれ

めったに買いません。

 

理由は、ここまで読んでくださった方は予想ができると思いますが

 

調理が面倒。

 

値段は250円。

 


(3).これが私のディナー

 

質素ですよ(笑)

 

①焼き芋

 

それはジャガイモ・薩摩芋を半分に切ってフライパンにおいて熱するだけ!

何と簡単なことか。

熱してる時間は自分の仕事に集中できる。

 

常にコンロの前に立たなくていい!

 

写真は割愛(笑)。

 

②チップシマヤイ

 

マヤイは卵の意。

要は芋を熱して卵でとじる料理です。

 

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写真はこんな感じ。

 

芋は揚げないで炒めてます。

 

大量の油を使うのが何か嫌で・・・。

 

本当はこの上に野菜(葉物類)をのせたらいいんですが、

それを作るのも面倒・・・。

 

横のソースをかけるとちょうどいい辛さになっておいしいです。

 


1か月のうち①と②が9割を占めます。

 

野菜?

学校の昼ごはん(給食)で食べてますから問題なし←

 

ちょっと頑張って作ったものでは

 

③鶏肉と芋とトマトを混ぜたもの

 

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こんな感じ

うん、そっけない(笑)

 

④チャーハンもどき&オムライスもどき

 

何か月か周期で食べたくなります。

 

が、1日で飽きるので、

 

半年いて結局今まで作ったのは計5回ほど。

 

 

(4).私がシェフになった日

 

はないと言ってもいいです(笑)。

 

一生懸命写真を探した結果・・・

 

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見た目は質素ですが、これが一番おいしかったです。

 

ジャガイモに小麦粉を付けて揚げる&鶏肉も同様に揚げる。

 

確か作った理由が

どこかのホームパーティーで食してから

 

「これなら作れるかな。ってか作りたいな」

 

と思ったから。


以上で料理紹介を終わります。

他の曜日担当の方と比べると

そーとー手を抜いている状態です(;^ω^)。

 

 

最後に

私の台所、ではないですが

 


土曜日の朝

 

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市場で買い物をする前寄る場所

 

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チャパティ

 

見た目は全くインスタ映えしなさそうで、

味も絶品とまではいきませんが

 

何気に一番のお気に入りです。

 

2枚&チャイ付きで45円。

 

一週間頑張ったご褒美と

次週のやる気スイッチとして。

 

去年は毎週食べに行ってましたが

今年は土曜授業等で月1レベルのペース。

 

何故かというと、授業して行くと売り切れ状態(´;ω;`)

 

もうしばらくは行けそうにないかな。

 

ではではまた今度です。

突撃! お宅の台所! 〜エリー編(ボツワナ)〜

みなさんこんにちは。

 

木曜日担当エリーです。

 

さて、今回は〜突撃!お宅の台所!〜企画

 

南部アフリカにある「ボツワナ」ですが、みなさんのイメージはどんな感じでしょう。

 

何を食べているのか。。。

 

私もボツワナに来る前から調べてきていたのですが、有名なのは牛!!!

 

肉牛ですね。これは、EUへ輸出ができるほど育てられています。

 

「ケトルポスト」と呼ばれる牛を飼っている場所もあるのですが、街の中にも道路にも牛はゴロゴロ(笑)朝方だと、道路の真ん中に寝ている牛たちも。。。

昼間は、草を食べながら移動するので、交通量の多い道路を渡ることも。

すごいですね。まさに自由です。

 

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そんな牛たちは、田舎やイベントでは、その場で絞められ調理されることもありますが、多くはスーパーやブッチャーと呼ばれる肉屋さんで手に入れることができます。

値段は、日本に比べると安い!!!

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そして量も種類も豊富!現地の人たちは、内臓も好んで食します。

 

牛は、結婚の時にも送られるほど大切なもので、牛をたくさん飼っていると裕福であるとされています。

 

続いては、物価について。。。

 

そうですね〜お安くは、ないです!

 

先ほど書いたように、牛は安い。

でも、豚や鳥はそれほど変わらない。

 

牛乳1L 12プラ(約120円)

卵18個 34プラ(約340円)

水500ml 4プラ(約40円)

 

基本的には、お隣の国南アフリカからの輸入品です。

 

都市部には、スーパーが数件あります。

 

さて、そんな何でも手に入るボツワナ

 

私の任地も首都から近いので、だいたいのものは手に入ります!

 

アフリカというと、水は井戸から汲んで、電気はソーラーで、火起こしからして…

(このような生活をしている隊員も実際いるのは事実です)

 

と想像されていた皆さん、ごめんなさい。。。

 

でも、これも今のアフリカです!

 

だだし、これは本当に幸せなことで、プラス、私の家は、停電・断水がほとんどない!

電化製品も冷蔵庫と電気オーブンあり!

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先月からは、先輩隊員から譲り受けた「タイガーの炊飯器」「日本のほんだし

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そして、無くてはならないのが「中華食材店」

 

これは本当に素晴らしいお店です。

 

普段、「チャイナ」「ニーハオ」を言われ続けるのは、それだけ中国から来た人たちがボツワナに根付いている証拠ですよね。

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日本米に近い品種のものが手に入ります。

 彼らは、彼らのコミュニティーを作り、輸入ルートを持っており、日本の商品も仕入れることができるのです!本当にありがとう!

 

キューピーマヨネーズ!味噌!亀甲マン醤油!みりん!出前一丁!などなど。。。

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 すばらしいです!本当にありがとう!

 

さて、こんなにも食材や調味料が揃う中で料理をしない手はないですよね。

 

ということで、任地での料理を少し紹介したいと思います。

 

日本を離れて約8ヶ月。。。日本食が恋しくなります。

 

そんな時に「お味噌汁」

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そして、便利なのはパスタ類ですね。

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そして、ちょっと頑張った日のごはん紹介!!!

 

任地で作ったものとドミトリー(隊員宿泊施設、連絡室)で作ったものを紹介したいと思います。

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任地で作った、郷土料理「セスワ&モロホ」

 

今年に入り、送別会と歓迎会が企画されたので、その時に頑張ったものたち!

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豚の角煮&チンジャオロース&青菜炒め

と以上、「突撃!お宅の台所!」でした〜! 

 

日本を離れて、約9ヶ月…

いかに日本食が美味しかを思い返さずにはいられない日々です(≧▽≦)