青年海外協力隊 算数・数学ブログ

協力隊員が任地・任国の算数・数学~生活・旅行事情まで、幅広く紹介するブログです

海外の私立小学校 どんな雰囲気なの?? ~リッジウェイインディペンデンススクール 視察~

どーも月曜日担当のカオルで~す

 

今日はお題にもある通り、海外の私立学校ってどんなかんじなの??

 

って疑問に思ってる人に、こんな感じの雰囲気だよ~ とだけ伝えられたらなと

 

ちなみに 学費は? 進学先は? とかそういうお話しじゃなくて、

 

 

先日、私立学校の視察を兼ねて行ってきたので、雰囲気を紹介するよー という流れの記事なので、あしからず・・

 

 

ちなみに私の任地のゴゴゴ小学校(公立)はとっても田舎の小学校で、今回行ってきたLidgeway Independence School は、マカド っていう地方都市

(日本で言ったら埼玉県の川越市みたいな感覚?にある)にある私立小学校です

 

すみません・・ 埼玉県民なので・・

 

東京で言ったら、八王子市みたいな感じかなー(すみません。。

 

協力隊のシニアボランティアさん(年齢が40以上の協力隊員をシニアボランティアと呼びます)が、このマカドに住んでいて、彼が個人的に家庭教師をお願いしている先生が、この学校の教師をやっている

 

という伝手です。 え? 説明わかりにくい? 

 

本題に関係ないから見逃して><

 

ちなみに今回二回目!! 

 

前回行ったときは、算数の授業レベルとか見てて(ゴゴゴ小学校で算数を教えているので、私立小学校のレベルが気になっていました)、あんまり他のクラスを周る余裕がなかったから、今回の方がゆっくりと見られましたー

 

話がこんがらがってもあれなので、

 

 

①どんな子供が通っているの?

②ざっとした雰囲気を知りたい

③自分の任地との違い

 

に分けて紹介したいなと思います

 

 

 

 

 

 

 

            ~~①どんな子供が通っているの~~

 

 

 

ここに通っている生徒の大多数80%以上は黒人です!!

 

その他15%インド系 5%白人 といった内訳

 

ちなみに黒人の子どもでも、ベンダを母語とする子と、セペディ(別の南アの言語)を母語とする2パターンがあります 

 

 

南アでは少しでも大きな街に出ると、大体黒人の言語が数個まじりあっているのが当たり前で、逆に私の任地のゴゴゴのように1言語オンリーというのは珍しい部類に入ります

 

さてここで私自身意外だったのが、私立小学校って白人の子どもたちがたくさんいるんじゃないんだ!? という点です

 

何となくイメージとして、

 

白人=ある程度豊か→親が子どもを黒人の学校(公立)にやりたがらない→私立に行かせる

 

の流れがあったからです

 

 

この話は的を射てると言えばそうで、私立でも白人が過半数の私立もたくさんあります。例えば元が白人専用学校の私立だったところとか

 

つまりこの私立は、裕福な黒人のための私立学校 と言ってもよいでしょう

 

同じマカド市内に、白人が過半数を占める私立もあります

 

なので結局、住み分けがなされているんですね

 

 

 

さてさて、続いてどんな家庭状況なのか

 

やはり黒人の中でも裕福な子たちが通っています

 

私もここの学校の話ではないのですが、別の私立小学校(田舎村の)は月3000ランド(日本円で25000円)かかると聞いたことがあります。

 

おそらくこの学校はより都会部にありますし、もっと高いと思われる・・

 

それとは別に送り迎えのトランスポートフィー(交通費)も取られます。皆遠くから来ていることも多いので、親が毎日送り迎えできる子も限られています

 

 

南アの給与水準は正直言って私もよく知らず、先生にも訪ねにくいのが現状・・

 

アメリカンピースコープスの友人曰く、校長(50歳)で300万ほどだとか

 

南アの公立学校はすべて無料なので、子どもをわざわざ私立に入れるのは、ある程度お金に余裕がないとできません

 

結論として、黒人の中では比較的裕福な子たちが来ていますね

 

 

 

 

                         ~~~②ざっとした雰囲気を知りたい~~~

 

 

それではまず講堂付近の写真を一枚

 

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遠くに見える建物が講堂

 

講堂は、全校生徒・職員合わせて400人ほどなのですが、余裕で入れる広さです

 

 

中にはバスケットボール用のゴールとかもあったので、日本で言う体育館的なポジションです。確かに自分が子どもの頃も、中学校は講堂と体育館が別でしたが、小学校に講堂は無く、体育館で行事等は全部行われていました

 

 

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子どもは椅子に座りながら、月曜日は全校朝礼を行います

 

前の方から1年生・2年生・・・7年生 といった感じ

 

朝礼中は七年生がぐるっと席全体を囲むように立っていて、ふざけてる子がいないか監視していました

 

朝礼内容は、

 

校長のスピーチ(今日は遅刻してくんじゃねえ!朝礼の時間守れ! の巻)

 

→国歌斉唱

 

→校歌斉唱

 

→校長のスピーチ

 

→表彰

 

でした。前回行った時もこの流れだったので、いつもこんな感じ

 

大体30分いかないくらいかなー

 

 

また、行動の外観の写真を見てくれればわかると思うんですけど、地面が芝生ですよね

 

 

この学校は、本来はゴゴゴと同じ赤土なのですが、どこも芝生で舗装?? されていました

 

 

グラウンドも

 

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これでグラウンドの半分で、反対側にはもう一つサッカーゴールがあります

 

 

小っちゃく見える子ども達は、ボールゲーム(体育みたいなもの)の時間

 

この人数でこれだけの広さのグラウンドを使えるなんてほんとに羨ましい!

 

 

やっぱり私立学校なだけあって、お金は持ってるなー という印象

 

クラス編成は1学年2クラス(1クラス25人ほど)×Grade7までなので、それほど規模は大きくないですよね(この計算でも全校生徒はざっと350人)

 

 

でも敷地は結構広い ・・

 

まあ南アは土地は広い国ですし、この小学校は町の中でもはずれの方に立てられているおかげで、地価もかなり安いのだと思われます

 

 

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6年生の英語の授業。教科書の物語について文法をおさらいしながら習っています

 

奥に見える先生はインド系? ですよね。おそらく

 

 

よくみてください、子どもは人差し指を挙げて返事をします

 

これマジ不思議。ゴゴゴの子ども達は日本の子どもと一緒で手はパーです

 

 

さてさて、何となくお分かりいただけたでしょうか?

 

そしたら最後は一番大事なトピック

 

 

 

③私立と公立(Gogogo)で具体的に違うの!!!??? 

 

 

(1)設備面

 

当たり前ですが、私立とここの差は大きいです。

 

この学校内にはオフィス(事務受付)のほか、職員の休憩ルーム、トイレも数か所(水洗・手洗い所つき)、PCルーム、印刷機数台、各クラスに先生専用の部屋(先生の備品を置いておける部屋)、全敷地が芝生、音楽の授業用の楽器(リコーダー等)等々

 

がきちんとあります。教室内でも、机が1人に1つ

 

 

日本の公立学校だと、全部当たり前の設備ですね

 

特にGogogoでトイレの後に手をすぐに洗える場所がない ことは、そのままの手でお菓子を食べる子供たちにとって病気を誘発する原因になっているかもしれません

 

また、机が1人に1つあるのも、日本だと当たり前ですが、南アでは私立ならではのしっかりとした仕様ですね

 

Gogogoでは長机に2人がけが基本です(椅子は1人1つで、机とは分離しています)

 

また教科は低学年(1・2・3年生)は学級担任制(担任の先生が全教科教える)

 

それ以上(4・5・6・7年生)は学科担任制(各教科で先生がバラバラ。教室は移動してその先生のクラスへ行く)

 

 

また、現地の白人の言語であるアフリカーンス語(南アの白人層が話している言語で、支配者の言語とも言われ、最近大学の講義をアフリカーンス語を使ってやることに対する学生デモ等も起きている)の授業もあります

 

南アの白人には2通りありまして・・

 

オランダ・ベルギー等ヨーロッパの貧しい移民が17世紀ごろに渡ってきて現地の言葉と混ざり合って出来たのがアフリカーンス語

 

20世紀ごろからイギリスが支配していた時に使った言語が 英語 です

 

この2種類の白人の間では権力を争って過去に戦争も起きてますので、全く別の民族です。今でも同じ白人ではあっても、全く別の白人という意識です

(日本人と韓国人が、同じ黄色人種であっても全く別の民族意識 であることに近い)

 

現在南アの公立学校でアフリカーンス語の授業はありません

アパルトヘイト時代はありましたが、アパルトヘイト廃止後行われていません)

 

だから黒人がほとんどのこの私立小学校でアフリカーンスの授業があるというのは、かなり奇妙に感じます・・

 

なんでだろ???

 

まだアフリカーンスを母語とする子どもが多く通う私立小学校だったらわかるんですけどね・・

 

 

(2)時間感覚

 

私立小学校では、授業が始まる五分前にきちんとベルが鳴って、先生たちもそのベルに従って移動していました

 

なのできちんと授業開始のベルで始めることが出来ますね

 

教頭先生が、全校朝礼の際に少し遅れてきたクラスがあったことで、時間を守るようにと長く話していましたし、その感覚は徹底して子どもに教えているよう

 

もちろん全教室に時計があります

(南アでは、田舎の公立学校に時計が職員室にさえないことが当たり前に起こり得ます。どうやって時間を知ってるかって? どうやって知ってるんですかねw)

 

 

この時間感覚はGogogoの先生方に一番わかってもらいたい感覚

 

ふつー に遅刻してきて、ふつー に休み時間後もだらだら話して、

 

そういうところが本当に変わってほしい(日本人感覚だと (笑) )

 

 

(3)先生のやる気

 

これは私立の先生方の間でもまちまちに見えました

 

教室の飾りつけとか、イラストとか見ていても、

先生によって全然教室の味付けが違いますね

 

いろいろ工夫を凝らしているような教室づくりの先生もいれば、結構殺風景の先生もいたり・・

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これはシールを貼っていって、たまったら賞品がもらえるもの(1年生)

 

 

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机の上に数字の感覚をつかむための道具が・・(1年生)

 

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身長測定? 単位の概念に親しむための身長測定器(3年生)

 

でも、それぞれの教室にアイデアがたくさんあって、見ていて楽しかったです^^

 

おそらく、自分の教室はずっと自分の教室(学年が変わっても、生徒の持ちあがりはしない)からアレンジしやすいのかも

 

 

とまあ、先生のやる気なんてのは、長くそこに滞在してコミュニケーション取らないと分からないものなので、深くは触れないでいようと思います

 

 

(4)授業の質

 

これも関心ごとの一つです

 

ピースコープス(アメリカの協力隊版ボランティア)のアレックスとも話したのですが、

 

 

あっ  言い忘れてましたが、今回の視察には彼もいっしょに行きました

 

アレックスはGogogo小学校で英語と算数を教えてます

 

話を戻して、

 

授業の質ははっきり言って並です(日本人・米人感覚だと)

 

日本の公立学校の先生の方がよっぽどうまく教えていると思います

(考えさせる授業?)

 

でも南アの公立のレベルがひどすぎるので、相対的に私立の方が(良い)という評価になるのだと思います

 

もっと言えば、私立の子どもの方が授業をしっかり聞く準備ができている

(長い時間座っていられる・人の話は聞くものという感覚が少しでもある)

 

ので、授業は工夫しなくてもやりやすいというか、生徒が聞いてくれる感じです

 

 

これが公立のGogogoになると、4・5年生でも授業中にうろついてないと気が済まない多動の子(ADHD)や、10分も集中力が持たない子、学習障害が重すぎて全く理解できていない子

 

等々いるので、もうChaos(カオス)だと、ピースコーと話していました (笑)

 

だって4年生の半分が留年を経験している(1-3年生までで)学校ですから、年齢も様々ですし、もうカオス

 

私立の子どもの方がある程度家庭環境も豊かなので、やっぱりある程度上のレベルの子があつまっていますね

 

 

(5)子どもの学習理解度

 

これも重要なポイント

 

なぜなら教科書の内容がどこまで進んでいるかと、子どもがどれだけ理解できているかは全く別物だと、Gogogoで思い知らされたからです

 

南アの教科書はとっても立派で、本当に全部理解しているならみんな天才が育つ設計の教科書なんですよ^^

 

なお現実は1桁の引き算で間違える子が多発するこの国・・

 

私立はというと・・

 

 

やっぱり進んでいますね

 

きちんと教科書通りに授業を進められていました

 

クラス内に理解の遅い子はいるものの、まあ数人

 

あのぐらいだったら先生がカバーできる人数だと思います

 

また、重度の学習障害 なんて子はいないので、進みが遅い と言える範疇

 

上と下の子どもの差がGogogoと比べて小さいなー って思いました

 

 

最後にGogogoに帰ってきたときの写真を一枚

 

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子どもが廃タイヤで遊んでます

おんなじ国でも環境が全然違いますね・・・

 

 

そんな感じでどうだったでしょうか?

 

質問等あればコメント欄にお願いします!

 

それではーーー Bye!

タンザニア北部で授業見学

どうもどうもどうも。金曜日担当のタツです。
この記事を書いている途中(学校での休憩時間)、ちょっとびっくりした出来事がありました。
いや日本だと普通(?)なんですがね・・「あ、タンザニアでもあるんだ」と思ってしまいました。

 

何回か後にこの話(出来事と自分が思ったこと)を書こうと思います。

(最近告知で更新回数のハードル上げてないか?)

 

さて、前回告知した通り

 

kyouryokutaimath.hatenablog.com

 

        「突撃!隣の〇〇〇」

晩御飯じゃないですよ(´ー`)
正解は・・小学校!!

 

はい、というわけで隣の小学校(歩いて15分)へ見学してきました。

 

理由としては
前回書いた「小学校の確認テスト」で、受け持っている生徒の計算力を大体把握しました。
実はこの生徒たち、結構物分かりがいい子が多いです。
例えば連立方程式
たった1回の説明で理解できる子がクラスに2割程います。(だいぶ優秀な方ですよ!)
但し、分数や正負の計算ができないので結局間違った答えにたどり着いてしまいます。
「ここさえできてればだいぶ違うんだけどな・・・小学校でどんな教え方してんだ?(←ちょっと失礼)」

 

と思い、いざ出発

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           (あるある? 看板から校舎までが遠い(*_*))

 

見せてもらったのは6年生。
なんと奇遇なことに、単元がまさに自分が中等学校で教えている部分と同じでした。

(但し言語の違いはあり)


その名も「座標幾何」(なんかかっこよく) 

 

先生が説明して

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グループワークをやって

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黒板に答えを書かせて

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途中、座標計算をするため、正負の計算もちょこっとやっていました。
(何回か間違えたとはいえ)結構正答率が高かったです。

 

ここで疑問

 

「なんでこの子達は座標がよめる・正負の計算ができるのに、うちの学校の生徒たちは座標がよめないんだ?」
因みに、その小学校の生徒全てが自分がいるFuka中等学校に来るわけではなく、またFuka中等学校の生徒全てがそこの小学校の児童とは限りません。
必要でも十分でもないですね(←)

 

考えて出た結果が
1. (よく言われますが)小学校から中等学校で使用言語が変わり、混乱する
2. 1年以上使っていないから忘れる
3. たまたま見学したクラスが優秀だった
4. そもそも「数字の意味・概念」を理解してなく、今回は先生の真似をして回答にたどり着いた

 

とまあ、おそらくちょっと考えたら誰にでも出せるような結果ばかりになってしまいました(;´д`)

 

かっこよく4を書きましたが、結局(3以外)どれもありそうなので、実家ならぬ実校で全部の対策を考え始めることにしました。( ̄∇ ̄;)

 

授業後、小学校の校長先生とも話をして、ひとまず数学をどうにかしたい熱意だけは伝えられました。

校長先生もかなり真摯に受け止めてくれたみたいで、時間はかかるけど少しずつ児童生徒の能力を向上させる手伝いをする、と約束をくれ、大きな収穫となりました。

 

4番目の結果の話ですが、ちょっと次回以降書きたいと思います。

また、これ以降もう一度同じ小学校にお邪魔しているので、その時の話もまた今度に。

ボツワナ〜協力隊員の生活〜

みなさんこんにちは!木曜日担当エリーです。

 

三週間ぶりの更新です…

 

今回は、私の任地(活動先)について紹介したいと思います。

 

一回目の時にも紹介させてもらったのですが、私の任地はボツワナの首都Gaborone

(ハボローネ)から車だと約20〜30分の場所にあります。

 

ただし、青年海外協力隊員は車に乗ることを許されていません!!

(シニア隊員は運転可能!)

 

そうすると、私たちの移動手段は『公共交通機関ということになります。

 

ボツワナの『公共交通機関』:コンビ、バス、タクシー、夜行列車…

              (またの機会に詳しく紹介したいです)

 

この中で、隊員の利用頻度も高く、主要な都市や村で人々の足として利用されているのが『コンビ(Combi)』と呼ばれる乗り物です。

 

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料金:一回4プラ(約40円)

定員:最大18人!?

乗り心地:悪くはないですが…とにかくお隣さんとの距離が近い!!

     当然クーラー無しなので、今の時期(雨季)は汗がタラタラ…

 

首都のバスランク(バスやタクシーが集まっている場所)から、一回コンビに乗ると任地まで行くことができます。出発までの待ち時間を含めて40〜60分ぐらい。

 

任地のMetsimotlhabe(メチモターベ)は、首都からの幹線道路に面しており、小型スーパー、パン屋、肉屋、ガソリンスタンド、タックショップ(道端の小さなお店)などがあり、基本的な生活には困らない場所です。

 

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通勤路の様子

側道は基本的には、赤土です。現地の人は、よく裸足で歩いでいますが、アカシアなどの棘のある植物が多く生えているため私には出来そうにないですね。

歩いた後、靴の裏には、必ず棘が刺さっているので…

 

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自宅周辺の様子

基本、自然に囲まれています。

ただ、電気が通っている地域なので、星が思ったよりも見えないのが残念。

(アフリカでは贅沢な悩みかもしれません…)

 

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家の周りには、牛・ロバ・ヤギ・羊・鶏たちがウロウロ(笑)しています。

道端の草を食べたり、水場に向かったり。

牛は大きくて、近くに来るとさすがに怖い…

ロバは木陰でじっとしている姿が可愛らしい…

 

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星は思っていたよりも見えないけれど、この広い空がお気に入りです。

 

電気・水道などのインフラがかなり整っている(首都近く)国なので、「ここアフリカなのかな?」と思うこともありますが、この自然を見ると日本との違いを感じます。

 

ということで、少〜し任地の様子をお届けすることができたでしょうか。

 

次回は…ボツワナの様子・配属先の様子などをお伝えしたいと思います。

 

海外の公立小学校  ~どんな感じの雰囲気~  ゴゴゴ小学校

お久しぶりです! 月曜日担当のカオルで~す

 

今日は自分の任地であるゴゴゴ小学校の概略? 雰囲気的な写真を見せられたらなーと思います

 

ちなみに、こっちの人にもGogogo? 冗談でしょ? 日本の人からも、ゴゴゴ? 冗談でしょ?

 

と聞かれるのですが、本当にGogogo村のGogogo小学校です

 

任地の生活編Part1では、任地の地図(Google Map)を紹介しているので、正確にどこらへんかを知りたい方は、そちらをどうぞ

 

kyouryokutaimath.hatenablog.com

 

まあ大ざっぱにいうと、南アフリカ共和国の北東、ジンバブエとの国境付近です

 

南アでは地方都市でも、言語が混ざっている(おんなじ学校に違う言語が母語の生徒がいる)のですが、

 

自分の任地はベンダ語(Tshivenda)という言葉のみしか話されていません(田舎なので)

 

またジンバブエとの国境に近いことから、ちらほらジンバブエ人もいたりします

 

村人曰く、ジンバブエ人は働き者で、同じ南ア人は怠けてるから信用ならんそうです・・

 

ジンバブエの方が経済状況が深刻なので、生きるために必死に働くからなんですかね

 

言語も、ジンバブエ(南アの北側にある国)の南の方と、ベンダの言語は似ているらしく、共通性があるよう

 

南アは公用語だけで11もあるような国なので、もうわけわからん・・

 

 

さて、話を戻して学校のこと

 

ゴゴゴ小学校にはGradeR(年長さん)+Grade1(小1)~Grade7(中1)まで8学年、約240人の生徒が在籍しています

 

先生も各学年1人の計8人(1人年長さんのためのクラスの先生はボランティアなので、学校の組織図には7人の先生の写真しかありません)

 

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学校の組織図

組織図の下の部分に、Striving For Better(より良くなるため、励もう!)

 

とかいてますが、全然ストライブしてないです (笑)

 

基本的にアフリカンタイムでみんなのんびりー

 

今何時とかを時間で知るのではなく、にわとりが鳴いているから起きる・何となくすごく暑いから昼だなー・日が落ちたから寝ようか

 

こんな感覚

 

距離の感覚とかも全然なかったりして、

 

あの村まで何Kmくらいなの?

 

「遠い」「車で行っても少しかかる」

 

みたいな感じで、距離とか時間の感覚が全くありません・・

 

 

話を学校の概要に戻して・・

 

先生方8人の他に、ボランティアとしてJICAボランティアの自分と、アメリカンピースコープスが1人入っています

 

アメリカンピースコープスは協力隊のアメリカ版だと思ってくれれば大丈夫です

 

彼は名前をアレックスと言い、7年生 英語・算数 6年生 英語 5年生 ライフスキル 4年生 ライフスキル を教えています

 (まあライフスキルは体育みたいな遊び用の科目です。日本だときちんと体育にも目的とかあるんですけどね)

 

Gogogo小学校では、近くに幼稚園(クレイシェ)も併設されており、子どもはとにかくたくさん

 

このあたりの村では大きい方の村なのです(人口2000人くらいですかねー。子どもと老人しかいませんが・・ 村に産業がないので働ける若者は歳へ出稼ぎに行っているのが当たり前で、村にいる若者にろくな奴はいません・・)

 

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校舎の外観

教室のすぐ外が、外(日本語が変ですが)になっており、休み時間はここを走り回ったりしています

 

日本と違って常に土足です(体育館はありません)

 

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奥の方に見えるのがグラウンド(コンクリ舗装) 

グラウンドなのに、山の斜面に建てられているので傾いているため、ボールは勝手に転がっていきます・・

 

もうちょっと考えてつくればいいのにな・

 

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去年の6年生の教室。この学年は人数が少ないです

一応、床にはタイルが敷かれてますが、メンテナンスをしないので、すでにタイルが傷んでいるクラスもたくさんあります

 

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学校の調理場。まきで炊事をします。

炊事は数名の母親ボランティアによって、子どもの分も教職員の分も食事が作られます

 

ボランティアなのか、少しお金をもらっているのかはいまだに知りません><

 

ええ、もちろん火でつくりますよ!

 

火でつく料理は味に炭味?がすこしついてて、とってもおいしいです^^

 

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授業中の雰囲気。黒板に書かれているのは生徒が書いた落書きです

時計は自腹で買いました 泣(まあ何回か落っことして、この時は壊れてます笑)

 

今は職員室の時計となっているこの時計

 

ここの学校には自分が来るまで時計がなかった(動いてない時計が1つはありました)

ので。ちなみに最近まで職員室に時計はありませんでした

 

→5・6年生+職員室用 は自腹で買いました

 

この話はまた後日

 

子どもは制服で来ないと、校長から叩かれるので基本制服 笑

 

金曜日だけ、お金を2ランド(16円)払って私服でくることができます(というより強制)

 

→おそらく学校の資金となっています。このほかにも子どもに何かを売らせたり、買わせたりして学校の資金とするイベントがたまにあります

 

南アだとどこでもあるのかな??

 

 

 

それではこのくらいで! 近いうちに授業の内容とかも書きたいですねー

 

ではまた!

自己紹介ーマユミ編ー

みなさんこんにちは。

BTSにどハマりしている日曜担当のマユミです。

担当制って、笑ってい○ともみたいですね。レギュラー目指して頑張ります。

 

今週から新規参入しましたがなにしろブログなど初めてなもので、手を震わせながら筆を取っている昭和の残党です。こわいよー

 

自己紹介、簡潔に参ります。うぇーい!

 

名前:マユミ(仮名)(母の名前)

 

派遣国:ボスニアと間違われるところ

 

派遣地域:地方の村(田舎度100) 

 

隊次:2018-1

 

職種:小学校教育

 

担当:Standard 6-7の算数

 

ワタシが派遣されているのは小学校でして、日本で言うところの幼稚園年長から中1までが在籍しております。 そこでワタシは小6-中1の算数を担当。

公用言語は英語‼︎(ラッキー‼︎‼︎)という名目上、授業では英語を使用しております…が、何せ地方の村(田舎度100)です。

はい。御察しの通りです。

日常会話は現地語のツワナ語です。デュメラ。(こんにちは)

 

小生の拙い英語を理解してくれてる子供はほんの僅か。そんな時は、理解できる子供達や気が向いた時だけ先生が通訳してくれます。

ありがとう‼︎‼ 子供達‼︎……先生!

 

 

続いて学校での様子をちらっと

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ある日の給食(超豪華な日)

 

 ⇧ソガムのパリッジ(穀物を粉末状にして水と混ぜたもの)と豆を煮たもの。ダブル主食。どちらも塩っ気があります。炭水化物万歳🙌

 

 

 

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我が校で使われている教科書たち(小学校4年生)

⇧教科書は使いまわしで、学校に保管されてあります。経年変化により、ページが欠損しているものも多々。中には、いつかの誰かが答えを書いたページも。先輩万歳🙌

 

 

ということで、初めてのブログ投稿に持てるパワーを使い果たしたため、今回はこの辺でお暇させていただきます。

限られた時間の中、小生の長文駄文をお読みいただきありがとうございました。

これからも日陰で更新していきたいと思います。よろしくお願いいたしますm(__)m

タンザニア~スワヒリ語の算数から学ぶ~

ー毎週土曜日はSaayaの日ー

1/6

分数で、何と読みますか? 

 

日本語:

六分の一(ろく ぶんの いち

 

スワヒリ語

モジャ ヤ シタ(いち ぶんの ろく

 

分母ではなく、分子から先に読みます。でも、スワヒリ語に限らず英語でも

 

one sixth

 

と読むことを、私はこちらに来て知りました。

 

他にも、百万までの数を読んだり、書いたりする単元では

 

日本語では、4桁の区切り

 

スワヒリ語は英語と同様、3桁の区切りで単位が変わります。

 

日本語:

一億 千万 百万 十万 万 千 百 十 一

 

スワヒリ語(直訳): 

百百万  十百万  百万  百千  十千  千  百 十  一

 

このことから学ぶこと►►►

 

 日本のスタンダードが、
   世界のスタンダードとは限らない

 

そう考えれば、つっこみどころ満載の日々もある程度受容できます♡

 

「日本では、こうだった」は捨てて、

「この国では、こんなことができる」提案したいものです。

 

そんなことを思いながら、授業の合間に同僚とジャックフルーツわけっこ。

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※子どもからのいただきもの

タンザニア北部の可能性

もう3回目が来たのか、もう一年の12分の1が終わったのか・・・と年齢不相応に時の流れを早く感じておりますタツです。
さて、今回は授業について。

2018年は1年生を担当していました。正直、この学年を持てたことは個人的に好結果だったと思います。
理由としては、小学校卒業時の学力がどの程度なのかを知ることができたのと、離任時まで同じ生徒を受け持っていたかった(つまり2018年で3、4年生を持つと自分が離任するより早く生徒が去ってしまうのです)ことです。
2つ目に関しては人それぞれかもしれませんが・・・。

任地で活動を開始したと同時に確認テストを行いました。

 

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(1か所答えがミスっているところは突っ込まないでください(´;ω;`))

希望は平均40点前後。
その結果、正直色々な意味で驚きました。

まず、掛け算の筆算の正答率がやたら高い!(生徒たちごめんなさいm(__)m)
タンザニアには、ノートの裏側に掛け算の早見表みたいなのがあります。
そのせいで掛け算の定着率が低いのでは・・・という話は置いておいて、それを見ることを禁止した(当たり前ですが)にも関わらず、高得点。
正答率が、繰り上がりのない22×31が9割越え、繰り上がりのある95×49でも6割越え。
ちょっと偏見を抱いていたようです。

次に、出来る生徒と出来ない生徒の差が激しすぎる!
いや、前もってちょっとは差があるんだろうなとは思っていました。
ですがそれ以上。
どれくらい差があるかというと・・
できる子は分数や正負の計算をぱぱっと終わらせ、できない子は「13+5ってどうするの?」と質問。因みに両方14歳です。

結果は・・・平均50点!

生徒たち、頑張った方ですかね。

 

実はこの試験、中に4問ほど水曜日担当のいくとから拝借したものがあります。

タンザニアの北部と南部の学力差がどれほどなのか、赴任前も赴任後も何度も耳にしていましたが実際に自分の目で確かめたくこちらでも出題。

その中の1問に分数の計算があり、こちら(Sanya Juu)が2割ほど正答率が上でした。

 

せっかくタンザニアの中でも教育環境が少し恵まれた地域で育っているこの生徒たちに、最低限の計算力(正確さ・速さ)はついてほしいと思っています。

とりあえず今年の目標の一つに、「分数の計算(正負も含める)能力を向上」と設定しました。

彼らならできる。そう確信しています。

 

試験後、とりあえず協力隊お馴染み(?)の百マス計算を開始。
賛否両論あるかもしれませんが、自分の任地はこれを導入して正解だったと思います。
理由はまた今度書こうと思います。

また上記のテストですが、もう一度記事に書く機会があると思います。

 

では今回はこの辺で失礼します。

次回は「突撃!隣の〇〇〇」をお送りします。